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リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのモバイルバッテリー 商品一覧


この記事は「パワーバンクス:ポータブル電源ブログ」に掲載した「リン酸鉄リチウムイオン電池のモバイルバッテリー:寒い季節の充電問題を解決」のダイジェスト版です。noteには防災意識の高い方が多いと感じており、ブログとは別にこちらでも要点をまとめることで、より多くの方にお役立ていただければと思います。


記事を読んで頂きありがとうございます!パワーバンクス( @powerbanks51 )です。

「なぜ冬はスマホのバッテリーが無くなるのが早いのか?」について調べていて、初めてリン酸鉄のモバイルバッテリーがほとんどないことに気づきました。

世の中には、星の数ほどモバイルバッテリーがあります。しかし、バッテリー部分に「リン酸鉄リチウムイオン電池」を使っている製品は以下の数点しかありません。

リン酸鉄リチウムイオン電池のモバイルバッテリー:リスト

最終更新日:2024/11/18

【New!】HIDISC リン酸鉄10000mAhモバイルバッテリー HDMB10000RSTA(1,980円)
エレコム モバイルバッテリー 12000mAh リン酸鉄 DE-C39-12000 (6,980円)
エレコム モバイルバッテリー 30000mAh リン酸鉄 DE-C41-30000(14,900円)
Anker 548 Power Bank 60000mAh モバイルバッテリー (24,990円)
Anker Solix C300 DC(24,990円)
UGREEN Nexode モバイルバッテリー(29,980円)
Anler Giga Power Battery 15000:snow peakコラボ A1385011(21,780円)
Anler Giga Power Battery 30000:snow peakコラボ A1386011(31,900円)
BLUETTI X20 ポータブルパワーバンク(29,990円)

なぜ、リン酸鉄のモバイルバッテリーが少ないのか?

同じ容量のバッテリーを作ると、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの方がリチウムイオンより重く、大きくなる傾向があります。

その結果、特に携帯性を重視するモバイル用途には向いていません。そんなわけで、リン酸鉄のモバイルバッテリーが少ないわけなのです。

しかし、リチウムイオンバッテリーのモバイルバッテリーが発火事故を頻発しているので、安全性を求めてリン酸鉄製を求める方も増えているようです。

車の停車中にいたずらなどの監視のために、ドラレコや監視カメラを動かしたい。そんな時にモバイルバッテリーを使う方がいるそうです。

車内に置くわけですから、暑さなどに強いバッテリーが望まれる。そこで、「NECESPOW N90」という製品が人気だそうです。いろんな使い方があるものですね。

上記の「NECESPOW N90」は、欠品が続いているので「HIDISC 長寿命高安全性 リン酸鉄10000mAhモバイルバッテリー HDMB10000RSTA」が代替品に近いと思います。

普段から持ち歩く場合も、いつの間にか膨らんできてビクビクするよりは、ちょっと高くて重いけど、そういった心配のないリン酸鉄のモバイルバッテリーの方が安心。

モバイルバッテリー選びで一番大事なのは、容量でも価格でもなく安全性です。

販売されているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのモバイルバッテリー

一応、見つけられたのが5製品。Ankerから出てるかな?と思ったけど、従来の形のモバイルバッテリーは出ていませんでした。当然、日本製もありません。

そのうち、純粋なモバイルバッテリーはエレコム製のリン酸鉄モバイルバッテリーかな。他のは、コンセントがないのでモバイルバッテリーと呼んでいますが、持ち運ぶには少し大きい。

エレコム リン酸鉄 モバイルバッテリー DE-C39-12000WH

エレコムさんの動画がわかりやすかったので、ぜひご覧ください。

リチウムイオンバッテリーと比較した安全性テストの様子も含まれます。発火しにくいこと、充放電サイクルが多いことがわかります。

USB-C ポートの5V出力が 5V/2.4A となっている点で、これは USB-PD 規格のパワールールに準拠しないものとなります。

[レビュー]エレコムのリン酸鉄リチウム電池採用モバイルバッテリーをチェック 従来製品との違いは?

レビューブログがあったのですが、上記の点が気になりますね。

市場で最も安いリン酸鉄のモバイルバッテリーです。薄型なので電熱ベストにはとても適していると思います。

空調服にもリン酸鉄のバッテリーが使えるようになるといいですね。空調服は真夏の暑い中、体の近い部分にリチウムイオンバッテリーを装備するわけです。暑さに弱く、発火事故の起きやすいリチウムイオンバッテリーは怖いと思ってしまいます。

ファンを回すので電圧が高くないとダメみたい。そこがネックですね。

少し価格が上がり、重量も増してしまいますが、リン酸鉄の方がいいのではないでしょうか。

エレコム モバイルバッテリー リン酸鉄 30000mAh DE-C41-30000

ちょっと高額ですね。あとで紹介するJackery Explorer 100 Plusと同価格帯、同容量です。こちらの方がコンパクト。

NECESPOW N90

車内に設置するリン酸鉄のモバイルバッテリーとして大人気。欠品のことが多いので、Jackery Explorer 100 Plusが代替品になります

iKeep iCell B6A

ドライブレコーダー専用ということで販売されています。韓国メーカーと書かれていますね。

バッテリー容量が153Whで49,800円なので、相場から考えるとかなり高額。ドライヤーが使えるポータブル電源が買えちゃいますね。

画像参照:iCELL公式サイト

入出力ポートが車載に特化しているので、高くなっているのかな。

Ankerからは複数製品が出ています

モバイルバッテリーというには少し大きいかな。Anker自身がモバイルバッテリーを謳っているのでピックアップしました。


Jackery Explorer 100 Plus

Jackery Explorer 100 Plus

Jackery Explorer 100 Plusもモバイルバッテリーのセグメントに含まれると思います。バッテリー容量が99Whなので、飛行機への持ち込みに対応しています。

UGREEN Nexode モバイルバッテリー (48000mAh/153.6Wh・300W) PB770

主な特徴

  1. 容量:48000mAh/153.6Wh大容量

  2. 充電能力:最大300W出力、入出力とも最大USB PD3.1 140W対応

  3. ポート:USB-C 3個、USB-A 2個の計5ポート搭載

  4. バッテリー:リン酸鉄(LiFePO4)採用、3000回充放電サイクル後80%以上容量維持

  5. 特殊機能:パススルー充電、LEDライト付き

  6. 安全性:多重保護機能、独自NTC温調技術

  7. デザイン:ハンドル付き、縦置き型

  8. ディスプレイ:大型デジタル表示

  9. 付属品:240W充電ケーブル

長所

  • 大容量で長時間使用可能

  • 高速充電と多様な充電規格対応

  • パススルー機能搭載で同時充電可能

  • 耐久性の高いリン酸鉄バッテリー採用

  • 多機能(LEDライト、デジタル表示など)

短所

  • 重量:約1637gと携帯性に難あり

特筆すべき点

入出力ともに最大USB PD3.1 140Wの急速充電対応は、同クラスの製品では珍しい特徴です。また、パススルー機能により本体充電中でも他のデバイスを急速充電できる点も大きな利点です。

BLUETTI X20

2024年10月28日発売の製品。

バッテリー性能
容量:153.6Wh(48,000mAh)
*航空機内持ち込み制限(160Wh)をクリア

バッテリー種類:LiFePO4(リン酸鉄リチウム)
充放電サイクル:2,500回以上
*一般的なリチウムイオン電池の3〜5倍の長寿命

充電時間
・100W USB-C充電器使用時:約2時間
・65W充電器使用時:約3時間

■ 出力スペック
DC出力:最大160W(20V/8A)
USB-C:最大100W(PD3.0対応)
USB-A:18W(QC3.0+)&10.5W

■ サイズ・重量
サイズ:205×205×77mm
重量:約2.3kg



2024/10現在のリストです。また、見つけ次第追加していきます。本当に発火は怖いので、もう少しリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのモバイルバッテリーが増えて欲しいですね。

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