my『硯づくり』
現代社会で、こんなに硯と墨の機能を喜んでくれる子がいるでしょうか?😀https://youtube.com/shorts/OvyMdulOY9I
彼のコメントを受けて、、、、
👩🦱 はい。
あなたが、、『こんな、、、高級。。。。な方。。。』なのですよ。🩷🥰
子ども達の、
初めての、硯と墨下ろしの感動を
シェアさせてくださいませ。
=========================
自分の価値に見合う物と出会う
子ども達が触れるもの
==========================
イタリア在住50年以上の彫刻家、画家であり、
東北大震災鎮魂と追悼モニュメント制作彫刻家
武藤順九先生ご指導の元、
日本有数の硯石産地、
雄勝町で最終加工していただいた、
子ども達自身がデザインした硯と、
「ただ煤を固めた墨」が届きました。
=========================
雄勝町 復興のために
日本の硯石で硯を作る
========================
海外在住50年だから知る、
日本文化の素晴らしさを次世代に伝えるご活動と、
東北震災後、
未だ復旧途中の日本有数の硯石産地、
雄勝町の硯の普及活動を合わせた、
武藤順九先生ご創案の、
『my 硯を作る会』
を2024年5月5日、
札幌で開催しました。
数万年かけて創造された自然石に、
子ども達が、
その形を生かして、
思いのままに彫刻刀で彫り、
半年以上かけて雄勝町の職人さんに仕上げていただいた、
自分のオリジナルデザインの硯に、
狂喜乱舞の子ども達。
初硯、、、の様子をお伝えした
順九先生からも嬉しいお言葉をいただきました。
私共『茅の輪会』子どもの集いのために、
この『my硯づくり』の準備には、
地層について、
石の種類、
人類が、石を道具として使い始めた、
石器の種類に触れることから、
人類の記憶、
人類の歴史と、
書、墨、硯石について、
中国との違い、
各国の筆記用具、
日本の硯石の産地、
石を扱う、その道具、
石の硬さ、、の体験、
水に流れを学び、
硯石の模型を粘土で製作。
そんなことを数ヶ月下準備として、
していました。
硯の水を貯める『海』の形づくりのために、
水の流れは、
普段感じる水流から、
洗面台が水流の流れを
どのようにコントロールしているか?
そこから派生して、
河川の流れ、その侵食、
水の威力など、
そんな話を子ども達としておりました。
当日は、
硯職人さんへの手紙も添えて、
雄勝町にお届けいたしました。
========
世界と子ども達
子ども達の自尊心を築くもの
========
イタリア、海外生活50年、
ご自身の芸術活動のみならず、
ご家族、子ども達も異国で育て暮らした順九先生から、
これからますますグローバル化される世界で、
日本の子ども達に、
子ども達が自己確立のために、
必要なこと、
身につけて欲しいことなどを
学び、
札幌の子ども達に伝えたいとも思っておりました。
しかし、この度子供達の硯下ろしを間近で観て、
順九先生が、子ども達に伝えたかったのは、
『雄勝町からの、
大地のかけら、
硯石の原石を、
自分で削り、
プロの手で硯に仕上げられた硯、
素朴な形、鮮烈な香りの墨が、
こんなにも子ども達に
素直に入り込む』
ことだった、、のだ、、、
と
衝撃を受けました。
重量感、硬度、 食感、香り、、、、と、
感覚が刺激され、
興奮状態の子ども達が、
それは愛おしかったです。🥰
質の良い物に自分が出会い、
手にすると、
身体がその物と、
一体化
してしまいます。
一瞬で、
自然、大地の力で、
子どもの質、
自分の質を底上げする、、、、
でも、実は、
『元来の身体の機能に戻す、
リセットする』、
そんな貴重な経験を、
今後も、
硯と墨に触れる度に、
記憶と共に、
子ども達の『自意識』が、確認されることでしょう。
私は、こんなふうに、
子ども達の、そして大人の、
『元来の自分の質に気がつくとき』
が、
スリルを覚えるほど、
好きです。
子ども時代から、
そして大人になっても、
『質が良い』
自分を、
どんどんと生かして欲しいと思っています。
刀鍛冶の話、
「刀の良し悪しは、ただひたすら、、
『目を養う』」
ことにある。
質の良いものに囲まれ、
質の良い人間になる。
たとえ国際社会といえども、
たとえどんな国でも、実は日本にいても、
『自分と同類の人間としか巡り会わず、
自分に合う環境に居ることになる』
この鉄則を、
私は子ども達に、
言葉でない方法で、
伝えてくこと、
順九先生から教えていただきました。
感謝ばかりの硯づくりでした。
東北大震災により、この硯の会が催されていることに、
感謝とご冥福をお祈り申し上げます。
そして、この貴重な会をご紹介いただきました、
札幌市西区浄国寺の高橋ご住職様、奥様に御礼申し上げます。