留学を決断した2つの理由
大学2年生の時に、英語留学をすると決めたわたし。
決めた理由は、大きく2つあった。
1つは、自分の出来ないことにちゃんと向き合おうと思ったからだ。
というのも、ボランティアとして英語キャンプに参加した経験から、そんな気持ちが生まれた。夏の1カ月だけ、泊まり込みで英語キャンプの運営などに携わり、英語という壁にぶち当たった。
1年目。日本に来た外国人留学生とまったくコミュニケーションなんてとれなかった。
「Hello」や「How are you?」といったフレーズしか覚えておらず、悔しい思いをした。
2年目。英語が話せなくても、すこーしリスニング力があがり、どんな質問を聞いているのかが分かってきた。しかし、会話まではもっていけなかった。また悔しい思いをした。
3年目。軽い会話をするくらいまで出来てきたが、なかなか踏み込んだ会話ができない。むしろ自分の発音や文法が変じゃないかが気になって、あまり英語を話さなかった。
これでは、何年たっても英語は話せない!克服したい!と思い、留学という手段を取ることに決めた。
英語留学を決めた2つ目の理由は、自立。
これまで親のすねをかじって生きていたわたしにとって、自分で生きる力がなかった。
東京生まれで、東京にある大学を選んだため、上京する必要も、一人暮らしする必要もなかった。
料理も家事も自分から進んでしなかったため、なんの知識もなかった。
東京の大学となると、上京してくる友だちが多くいた。自分でお金のやりくりをしたり、バイトをしつつ部活に励む友だちをみて、自分は恵まれすぎていると感じた。家賃のことも、奨学金のことも、ありがたいことに心配することなく、大学まで進学させてもらった。
そんな時に思ったのが、「このまま日本にいても、きっと何も変わらない。環境を180度変える必要がある」と。
地方に行く手段もきっとあったが、わたしの場合、まだ心のどこかで頼れる存在が近くにいる、と思ってしまい何も変わらないだろうと思った。
そんな2つの理由から、わたしは海外に目を向けた。
中学の同級生には、「大学卒業後、新卒を捨てて留学するなんて、お前底辺レベルだな」と言われ、心が病んだ。しかし今はそんな経験さえもバネにして、見返してやるとしか思っていない。あの時、そんなことを言ってくれて感謝してるよ!ほんと見とけ!見なくていいけど!
結果論だが、本当にカナダ留学をしてよかったと思う。ハッピーなことばかりではないが、そんなことを数えても仕方がないので、ハッピーだったことを数えるようにしている。
英語が話せるようになったこと。
英語を学んだからこそ、さまざまな本・映画・人に出会えたこと。
職業の幅が広がったこと。
旦那と結婚できたこと。
自立できたこと。
留学が大きくわたしの人生を変えた。それは、自分の中に強い野望があったからだと思う。
またこんな自分語りをしてしまいましたが、誰かのお役に立てたら嬉しいです。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
Vol.11
こり
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