非公式フォーマット"Emperor"の遊び方
§1.はじめに
どうも。MTG老会の私です。
深夜にTwitterを徘徊していたら、MTG沼のフォーマットリストが目につき、十数年ぶりに"Emperor"というワードを見て、思い出した次第です。
私がMTGを始めた20年くらい前に、当時遊んでいたコミュニティで、人数が集まった時にちょいちょいやっていた遊びが、まさかちゃんとフォーマットとして存在していた事に驚きつつ、遊び方を書き残しておこうかと思います。
※注意
このルールに関しては、当時私たちが行っていた内容になります。
なので、本来のものと齟齬がある可能性がありますので、予めご了承ください。
§2.すげー簡単なルール概略
【勝利条件】相手チームの皇帝を倒した方が勝ちです。
デッキは60枚。ライフは20点です。同名のカードは4枚まで入れる事ができます。
チーム内での相談は可能ですが、隣のプレイヤーを跨いでの相談はできません。手札を見せ合う事もできます。
① プレイ人数は6人です。6人ピッタリでなければいけません。
② 6人プレイヤーが集まったら、以下の通りに座ります。座席位置にも意味がありますので、適当という訳にはいきません。
③ ①~③、④~⑥がそれぞれチームになります。今後、①~③をAチーム、④~⑥をBチームと呼称します。
④ 各座席には役割がありまして、②と⑤に座るプレイヤーは"皇帝"、その他のプレイヤーは"将軍(ジェネラル)"となります。
⑤ ターン進行については、皇帝同士がチームの先手後手を決めます。(今回は仮にAチームが先手を取ったとして話を進めます)
ターン進行については、①→④→②→⑤→③→⑥というようにジグザグに進みます。
§3.戦闘について
いくつかルールがあります。
① 戦闘フェイズによる攻撃は目の前の相手にしか行えません。
→皇帝を攻撃したい場合は、先に目の前のジェネラルを倒していていなければ行えません。
② 左右に将軍が残っている場合、皇帝は戦闘ステップがありません。(攻撃できない)しかし、片方の将軍が敗退した場合は、その正面のプレイヤーに対して攻撃を行う事ができます。
§4.効果範囲
① スペルの対象範囲及び全体に対しての効果範囲は、左右及び正面までが有効範囲となります。(うろ覚え)
対象を取るスペルをプレイした場合、その対象範囲内で対象を決定する必要があります。
② 皇帝については、自チーム及び相手チームの将軍を全て対象に取る事ができますが、将軍が1人でも残っている状態では、相手の皇帝を対象に取る事はできません。
③ カードテキスト内に"全て"と書かれている場合でも、効果範囲内にしか影響は及ぼしません。
(例:①のプレイヤーが"神の怒り"をプレイしても、③、⑤、⑥のプレイヤーへは効果が適用されません)
④ 将軍が敗退した場合は、相手の皇帝を効果範囲内に入れる事ができます。
§5.皇帝のみの保有能力
皇帝となったプレイヤーのコントロールするクリーチャーは永続的に以下の能力を得ます。
この能力はあらゆる効果の影響を受けず、また失われる事はありません。例:真髄の針、謙虚など能力を失わせる効果の影響は受けない。
『T:対象のチームメイトはこのクリーチャーのコントロールを得る』
シンプルに言うと、皇帝は自分のコントロールするクリーチャーを召喚酔いが解けた後にタップする事で、左右のプレイヤーに渡すことができます。
移動はタップ状態で行われますが、移動による召喚酔いの影響は受けません。(なので、仮に何かの方法でアンタップをした場合は、そのターンに攻撃する事ができます(うろ覚え))
§6.まとめ
以上が簡単なルール解説となります。不足点や間違えている所がありましたらご了承ください。
基本的に、皇帝が将軍をバックアップしつつ、将軍で相手に勝つようなゲーム展開が多くなります。
フォーマットと言われている通り、座席(立場)によって有効に使えるカードがかなり変わってきます。なので、皇帝用のデッキ、将軍用のデッキとそれぞれの構築が必要になってくる訳ですね。
禁止カードなどは、タイプ1.5(現レガシー)準拠だった気がします。
6人戦なので、比較的長いゲーム時間になりますが、人数が集まった時などにプレイされてみては如何でしょうか?