最強で最適な配信やゲームVC用のマイク配置
こんにちはパウブロの運営者、komugipowderです。
この記事では、普段から配信向けマイクのレビューも行っている現役PCゲーマーの筆者が、実用的なマイク配置を紹介します。
前回の記事でマイキングが大事だと言い放ったので、今回はマイキングについてです。
近づけて使う
基本的にマイクは録りたい音の目の前に配置させます。目的の音の目の前にマイキングすることをオンマイクと言います。
配信やゲームでは声を録りたいわけなので、口の前に配置します。口にオンマイクです。
口元に配置させていないマイキングはゲームや配信には不向きです。
一般的な部屋では雑音が多い
静かに整えられたレコーディングブースと異なり、一般的な部屋では声以外の余計な音がたくさん鳴っています。
キーボードのタイピング音やマウスのクリック音だけでなく、PCのファンノイズであったり、線路が近ければ電車の通過した音や踏切の音など、自分の部屋で聞こえる音というものはすべてマイクでも拾ってしまいます。
音響対策を行っていなければ、部屋鳴りをMAX拾うので、録れた音はお風呂場ボイスです。反響音も余計な音ですね。
指一本か拳一個か
なるべく余計な音を拾わせないようにするために、声がいちばん大きく聞こえるようにします。マイクの距離は指一本分から拳一個分が目安です。
配信やゲームでは、周囲のうるささに合わせてマイクの距離を調整するくらいでかまいません。距離で余計な音の入り込み具合を調整します。
録れる質感を距離でどうこうというよりも、雑音が入り込んでしまうのを防ぐことが最優先事項になってきます。
それくらい録音に向いていない環境でマイクを使っているという意識を持つと、音声のクオリティが途端によくなっていきます。
いざマイキング
ざっくり紹介します。理解できると今後のマイク選びが慎重になること間違いなし。
顔が隠れてもいいか
最適なマイキングといっても、結局は用途に合わせる必要があります。顔が隠れてもいいかどうかは大きな問題になってくるところです。
顔が隠れにくいマイキングは、配信サイト等でもかなりの頻度で見かけます。
SM7Bのような、マイクのてっぺんが収音方向になっている『エンドアドレス』のマイクはこのマイキングがやりやすいです。
顔を見せるためにマイクは口元に対して斜めになるので、収音軸から口元が外れやすいかもしれませんが、距離がかなり近いのであれば、そこまで神経質になる必要もありません。意外とイケるんだなと思いました。
録音しながら顔を動かしてみて、音質変化がなるべく少ないポイントや角度を狙うのがおススメです。
また、鼻息や吐息がかかりにくいため、ウィンドスクリーンの性能が十分ではないマイクをイイ感じに使う場合にもおススメなマイキングです。
顔が隠れやすいマイキングもかなりの頻度で見かけます。
カメラアングルを調整してしまえば、横顔を映すことができるので、カメラ側で調整するのもアリかもしれません。
コンデンサーマイクに多い、収音方向が側面になっている『サイドアドレス』のマイクもこのマイキングになると思います。
マイクの収音軸ど真ん中に話しかけられるので、顔の向きが変わっても極端な音量減衰や音質変化が起こりにくいことが最大のポイントです。
しかし、ウィンドスクリーンの性能が十分であっても吹かれることもしばしばあるので、気になるのであれば、息が直撃しないように距離や角度を微調整してください。
スーパーカーディオイドのマイクを使っている場合は、このマイキングがベターかもしれません。とは言っても、スーパーカーディオイドは背面の音も拾いやすいので、状況に合わせて試してみた方がいいです。
まとめ マイクを適当に選ぶと危険
マイクを音質で選んでもいいとは思うんですが、一般的な部屋では音響がそんなに良くありません。それよりも収音方向がどうなっているかを重視した方がマイキングの自由度の幅は広がります。マイキングが良ければ録れた音も良いです。
個人的にはSM7Bのようなエンドアドレスのマイクがおススメです。さらにウィンドスクリーンの性能が十分ではないとマイキングが限定されるので、やっぱりSM7Bのような品質の高いウィンドスクリーンを装備したマイクがおススメです。
そんなことをポストしまくっているので、ぜひ、X ex_Twitterも覗きに来てください。
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