獣医になろうとして父親に怒られた話
こんにちは!ほおずきです。
ふと過去の出来事を思い出して、誰かに話したくなることってありませんか? そんな出来事について、noteでお話していこうと思います。今回は、獣医になろうとして父親に怒られたことについて。
高校時代の夢
それは、高校時代の話。私の夢は、獣医になることでした。今思えば、『動物のお医者さん』を読みすぎて影響を受けていたのかもしれません。さて、それは置いておいて。
ある日、学校でこんな宿題が出されました。「希望の職業につくにはどうすればいいか調べてきましょう」。
当時の私はスマホを持っておらず、家には家族共用のパソコンが1台。調べものをするには、家族の許可を取って共用パソコンを使うしかありません。
そこで私は家族に「宿題で獣医になる方法を調べないといけないから、パソコン使っていい?」と聞きました。
予想外の反応
パソコン使用の許可を取るとき、私は当然快諾してもらえるものと思っていました。しかし、なぜかムッとした表情になる父親。
続いて、父親が怒ったような声で「本当にいいの?」と聞いてきます。
私は前から家族に「獣医になりたい」と話していて、みんな賛成してくれていました。それなのに、なぜ今になって父親は私の夢に否定的な態度を取ってくるのでしょうか。
私は混乱しつつも「うん、獣医だよ。獣医になりたい」と返しました。
「それは、先生もいいって言ってるの?」と、相変わらず怪訝そうな父親。
私は「うん、先生もいいって言ってくれてるよ」と返答しました。さて、父親は納得してくれるのか……私だけでなく、その場に居合わせた母親と妹にも緊張が走ります。
"ジュウイ"違い
すると、父親はこう言ったのです。「先生がそれを目指せって? 1位じゃなくて?」
そう、父親は「獣医」を「10位」と勘違いしていたのです。
それが分かった途端、私達のいた部屋は爆笑に包まれました。
父親に否定されたかもという恐怖のあとだったので、恥ずかしさで顔を赤くして小鼻をピクピクさせるいつものシャイな父親の姿を見て、安心したのを覚えています。
その後、結局獣医にはなりませんでしたが学校の成績は1~5位くらいだったので、"10位"になって父親に「1位じゃなくていいの?」と怒られることもありませんでした。めでたしめでたし。