マチアプ放浪記03 Y(33)
こんにちは。
あっという間に6月に突入。正月からもう半年経とうとしてる、、? 毎年毎年この上半期の早さには驚かされる。
さてさて、前回の続き。33歳とのマッチングの夜完結編。
会って5分、初対面の私に心開きすぎ問題
池袋駅20:00集合ということで、定時退社の鬼こと私だと 池袋に18:30過ぎには着いてしまうため 迷った末一度帰宅して着替えて池袋へ向かった。
19:55くらいに池袋に着き、東口のパルコ前という
ありがちな集合場所へ向かう。
すみません20:15頃になってしまいます
という連絡を受け、一度パルコのトイレに向かう。
前髪、アイラインのヨレをチェック。
チェックしたところで、化粧品もヘアアイロンも持ち歩かない私はどうすることもできないが及第点であることを確認して地上に戻る。
20:15過ぎ、登場。
33歳大手企業勤めということで、ヒールをチョイスしたものの いざ歩き出したところ あれ??目線ほぼ一緒??となる。
マッチングアプリ内の情報だと175cmとあったが
164cm+5cmも無いヒールの私。
あ、、。(お察し)
ジム通いということで、体格のいい人を期待していたが現れたのはむしろ小柄?な細メンズ。
お店は予約してくれているとのことで、
p'パルコの方へ抜けて歩いていく。
金曜の夜の池袋。繁華街。
人も多いし、20時すぎでも既に夜のお店の勧誘が始まっている。
道ゆく露出の多い(ミニスカートの)お姉さんを見て、
『あれ絶対デリヘルだよねw』
文面じゃ無いのに、語尾にwを感じる話し方だった。
私は、文面でもwを使う人が得意ではないのだが
出会って5分。初対面なのにすごくこの人気を許しちゃってない!?という焦り。本能的に、ん??合わないな?それ面白い?という気持ちになったがお店にも付いていないので流石に帰るというチョイスは私にはできない。
そろそろ空腹もピーク(20:20過ぎ)となり、
お店この辺りですか?、と当たり障りのない会話を始める私。
角を曲がると、居酒屋がちらほらあって
こんなど真ん中に?( 笑 )という立地に佇む、突然のラブホテル。
『あ、ここ予約してる(指を刺した先はラブホテルっていうのは冗談で〜こっちね。(ホテル向かいのやきとん屋))』
うおおおきっつ!!出会って15分でその冗談おもろくないて〜〜
33歳、大人な人かと思いきや
つまらない小ボケ?が多く私は不安になる。
あ、この人 亭主関白目指してない?
私の育った家庭には、
亭主関白の文字も、尻に敷くという表現も無かった。両親どちらも自立した人?だと思うし、お互いを尊重している。
到着したお店は、焼きトン屋さん。
堅苦しい様子はなくて、むしろ 大衆居酒屋という感じ。会社終わりのサラリーマンたちも華金ということで賑わっていた。
予約なしでは入れないほどの大盛況ぶり。
焼き鳥、焼き豚、こういった店は気遣いが必要な店だと感じる。
まずは飲み物。『何飲む?』とY。
私はとりあえず一杯目は生ビールで!の人間のため、いつものごとく ビールをチョイス。
モバイルオーダー制のため、Yが携帯を操作してオーダーをしてくれる。
先ほど、焼き鳥・焼き豚こそ気遣いが必要だと思う理由は 好き嫌いが割と分かれる。という点。
レバー、まさにそれです。
私は好き嫌いが少ないが、人によっては苦手だよね。
内臓系だったり、希少部位は 確認が必要。
だが、Y。私にメニューを見せない。
(え、なぜ。見してや〜〜)
モバイルオーダーで、なんの相談もなくどんどん頼んでいる。それも2本ずつ。
『レバー食べれる?』
その一言でいい。
あれ、嫌な予感がすると思った矢先、飲み物が到着。
なぜが卓に置かれたメガビール
???な私。
ぬるくなるし、泡も消える、2杯目以降はビールをあまり飲まない。メガビールにするメリット私には無い。一つもない。皆無。
隣には、メガハイボールを頼むY。
事前に相談という概念が全てにおいて欠如しているようだ。
そしてリクエストしたものなんてものはなく
勝手に選ばれた串焼きがやってきた。(美味しいし、食べ物に罪はない)
※ちなみに、お店のチョイスも
何か食べたいものある?などの事前確認は勿論ない。言うまでも無くYチョイスのこのお店。
私のビールがとんでもない速さで消える
↑どういうことかお分かりいただけるだろうか。
はい。相手の話があまりにも私のツボに合わない。
合わなさすぎる。
私の性格上、割と人に興味を持つタイプなので
初対面は得意のはず(相手の引き出しを開けていくタイプ)なのに。全然開く気が起きない。
社会経験も私以上にある。仕事も私の分野とは違うのでそういう話を聞きたいと思っていたし アプリ内で サンフランシスコに住んでたという文言もあったのですごく引き出しがある人のはずだったのだが。
座っていたカウンター席の横で、推定 不倫かな?と思わせる男性(40代後半?)と、女性(20代前半?)がいらっしゃった。
男性は結婚指輪をしており、女性は可愛らしい洋服を着ていて 上司と部下にしては曖昧な空気感と近すぎる距離感。
Y側の隣であったのだが、突然Yが
『不倫ってさあ誰も幸せにならないしバカだよなあ。俺の知り合いにも何人かいたけど全員地獄見てるんだよなあ!!!!』
引いた。
もちろん、不倫の良し悪しなんて言うまでもないのだが 確信があるわけでもなかったし、それを言ったところで私との時間は楽しいものでなくなるし、正義を振りかざして自己満足な33歳男性。
一言の感想で述べるのであれば、ダサい。
(その後、男性の方が吸っていたタバコが全て灰に変わっちゃうんじゃないかと思うほど呆然としており、早急に会計を済まして気まずそうに退店していた。女性の耳に入ったのかはわからないが、え、?もう帰るの?と言う様子だったので確証に変わった。)
そんな話を隣で永遠とされる私。
私に興味のないY。(あるのかもだけど、話すのが下手だから話題が広がらない)
私のメガビールは、ぬるくなることもなく全て胃の中に入った。
次は勝手にメガを頼まれないように、自分で注文。
1年で4つのアプリを駆使しても報われない男
アプリの話になった。過去に何人と会ったの〜?というような。
Yは、どうやら4つのアプリを1年駆使しているようだ。それでも報われないとは大分勝率の低い人だなと思った。
アプリで出会った女の子の話をされた。
以前アプリで知り合った女の子の家にYは行ったらしい。彼氏と別れたばかりの女の子だったらしく、体の関係にもつれ込んだのだろう。
そして、その女の子の家につくやいなや
インターフォンの履歴を確認したんだよ俺。
え、狂気の沙汰なんですけど。友達の家でも誰の家でも、なんならたまに帰る実家ですらインターフォン履歴見ない私。
そこに映っていた男性(何回か映ってたのかな)のことを問いただしたら気まずくなっちゃってさ〜〜
へえ〜、以外の言葉が見当たらない。
へえ〜しか言わなかった、というか言えなかった。
モラハラ気味な人なんだろうな。
ここまでの流れで入店してから1時間と少し。
早急に帰りたい。
メガハイボールをやっと飲み終わったY。
私は2杯目もペースが早く飲み終えている。
自分の飲み物をオーダーした後に、
次の飲み物を伺うと、衝撃発言。
水で。
?????
え、お酒弱いのか?え、でもだとしたら1杯目メガってすごく無理しちゃってない???
理解が追いつかない。謎ムーブすぎる。面白すぎる、次から使おう。1杯目メガからの、2杯目水。
流石に気が引けて、私の分だけオーダーして
これラストにしますね!からの、ほぼ一気。
これで帰れる、、!と。
お酒強いの?と聞かれましたが、
内心、Yさんよりはね♡と。声に出たのは、水はあまり飲まないですw(語尾にwがつく言い方になったと思うまじで。)
他にもちょこちょこ面白い?変な?ところはあった。
でも2時間弱で、こんなにネタを提供してくれてありがとう!!!癖強33歳ニキでした。
Yに伝えたいアドバイス
きっと結婚願望は無いんだろうな。
アプリには、結婚願望があると記載されていたが
そんな風には申し訳ないが見えなかった。
結婚願望がある人間は、1年もダラダラアプリを4つ並行してやらないと思うし 初めて会った女の子に、アプリで出会った他の子の家に行ったことも話さないだろう。
Yがこの先、素敵な女の子と出会って
成就させるために必要なことを私なりに考えた。(なんで)
と思ったが、問題は全てだった。
待ち合わせがそもそも遅い時間、更にはYの最寄駅(池袋駅)集合。正直、すごく面倒だった。
場所の指定も、それ あなたが楽だからだよね??となった。
20:15集合も、急いでスーツ姿で走ってくるかと思いきや、私服。カバンなし。スニーカー。
在宅は無いと言っていたので、おそらく一回帰ってオシャレして香水振り撒いてきてるのだけれど
そんなことしてないで私の腹の虫がずっと泣いているよ。
マイペースなんだろう。
初対面でそこまで気づく自分も大概だが、私はそこでアウトだ。相手への思いやりとか、私のお腹への思いやりが伺えない。
メニューを見せてあげよう(どういう状況)という
常人が複数人でご飯を食べる時、当たり前に持ち合わせている感情の欠如。
相手を困らせるようなつまらない話をした後、
自分でフォローする面白さも持ち合わせていない。
終わってた。結論。
当時の記憶が舞い戻り、多少汚い言葉遣いになってしまったがY、頑張ってくれ。
ちなみに、なぜYがお店のチョイスをしたのかがわかった。
とにかく安価。2人で5000円。1人2500円。
デート代は全て自分が出すとアプリ内に書いてあったが、納得した。彼は4つのアプリを駆使するマッチングアプリ男。スペックの高さや年収の高さから、随分と予定が入っているのだろう。それを捌くには、1人にかけるお金などいくらもないのだ。
もし私に、何か食べたいものがあるか?と聞き、
私が、生牡蠣が食べれるオイスターバーなんて答えたら1人6000円は下らないだろう。そうなる前に、自ら安価なお店を予約して有無を言わせないと言う魂胆だったのだろう。
メガジョッキで頼むところも、コスパ優先男だったのだ恐らく。
少数精鋭で生きてくれ、頼むY。
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