洗濯狂騒曲(2)
*家電量販店は価格が上下しすぎ問題
6万円台でやっと手が届くかもしれなかったBートウォッシュの7.0kg。しかしJーシンの突然のスーパー大感謝祭の煽りを受けて8万一歩手前になってしまった。
そのタイミングで姉が退院する。
母が気になっていたAクアもあまりに安いので調べてみたら元々は日本の企業であり、今は中国の企業の傘下に入っているが開発や製造も日本国内で行われている、という文言を見て私はすっかりAクア派に傾倒しまい、母もAクアでいいじゃない? と、ほぼAクアで決まっていた。しかし、安くなっていたAクアはインバーターが搭載されておらず、騒音値が少し高い。Whも少し高めだった。
HタチのBートウォッシュは30dB台を洗濯・脱水ともに維持している。Whも安い。
でも値段には変えられぬ! と母とAクア強行の姿勢を見せたが姉がぽろりと一言
「BートウォッシュはWhが安いよ。長い目でみたら今高くても電気代が安いほうがいいんじゃない?」
正論すぎてぐうの音も出ない。
「スーパー大感謝祭が終わるまでとりあえず待ってみて、そのあいだに安いところで買えたら安いとこで買おうね」
という話でまとまった。
はずだった。
5月下旬もあと少し……になってまた毎日のように見ていたJーシン。Bートウォッシュの7.0kgが存在しないページになっていた。物理的に入手ができない。
8.0kgは大きすぎるし高すぎる。腹をくくってもう少し安いところで買おう、と決めた。
しかしなんという運命の力なのでしょう。あらゆる方法を試しても購入ができない。しかも安く買ってもリサイクルや保証諸々込みでものすごく高くなってしまう。
その日も夜半まで購入作業をしていて、でも何度試しても買えなかったのでBートウォッシュは諦めることとなった。
洗濯物はいまだ絞って干している。日光の強さを思い知る。洗濯物はぱりぱりだ。
スーパー大感謝祭が終わるのは諦めた。他店舗での購入も諦めた。
残る手段はJーシンで安くて騒音値の低いモデルを選ぶことだった。
次回へ続く。