やまいだれ病の話

 どこまで書いたっけ。
 順を追って書きますので長くなります。長いの読むの好きじゃないよ、という方はここらでUターンされることをお勧めします。

 それで、ええと痩せました。6kg。1kg増えたから5kgか。
ダイエットではありません。忘れもしない今年の残暑もまだ厳しい8月26日。
 お昼ご飯に蒸した鶏胸肉を食べていて、それはやってきました。
 鈍器で鳩尾と背中をすり潰されるような痛さ。少し経ったらよくなると思っていて、でも肩で息をするほど痛くて色々調べて日曜日の救急搬送もやっている病院へ。
そこの当直の外科の先生に「痛みを1から10で表すとどのくらい?」と突然訊かれて「え、私にとっては9くらい痛いけどほかの人だったらもっと痛くないのかしら。私が痛がりなだけ?」と咄嗟に痛みの位がわからなくなり、「4.5くらいでしょうか」と言ったら「じゃあ問題ないよ。でも吐きグセがあるみたいだから胃カメラとエコー受けておいて」と言われ、エコーは翌日に、胃カメラはその週の木曜日に受けることになった。
 エコーの結果は胃カメラの検査を受けた日に両方の結果を聞くことに。
 胃カメラで見たところでは軽い胃炎とのこと。エコーの結果は「大きめの胆石があるのとカゲが見えるから大学付属病院で見てもらって」と紹介状を書いてもらいました。
 影の代名詞は概ねがんです。そこからは生きた心地がしなくて自暴自棄にもなりました。体重が落ち始めたのもここら辺だったかと思います。
 紹介された病院で長い長い検査を受けたあとに分かったのは薬で溶けないほど大きな胆石があることと、がんらしきものは見当たらない、ということでした。
 手術を受けるかどうかは決めかねているので経過観察となりました。
 それから食事の記録をつけるようにしました。腹痛があったらその都度メモをとり、食べたものも記録しています。
 胆石になりやすい主な原因は脂っこいものを好むこと、運動不足、ストレスをためやすい生活を続けていること。私の生活、性格、数え役満が揃っていますナ。
 食生活はかなり変わりました。バター、チーズ、クリーム系は摂りません。胆のうが収縮して痛くなるから。油が必要なときはオリーブオイルかコメ油を使っています。
 青魚も基本的にはだめだけどこの前鯖のみりん干しを食べたら大丈夫でした。
 あんなに好きだったカレーライスも一ヶ月以上食べていません。
 けれど好きなものをこれからずっと食べない食事もつらくて、毎月九十食のうち一食でも好きなものを食べてはいけないのか、と思い家族に相談してみました。
 なにも脂っこいものを毎食食べたいわけではないのです。
 でもお肉の脂身には幸せを感じる成分が含まれているそうです。極端に野菜に偏った食事を摂ると鬱状態になりやすいと報告がされているとも聞きます。
 実際、食に潤いのない生活をしていて家族間でも関係がガサガサするようになりました。そこで「月に一食は支障がない程度に油脂を含んだ食事を摂ろう」ということにしました。
 月に一食、楽しみです。
 上手く言えないけれど皆様もお気をつけください。食べたいものを食べられない毎日というのはかなり精神的に参ります。

サポートをいただけたら食費の足しにさせていただきます。