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東南アジア進出を本格化、ベトナム市場とカンボジア市場への進出を加速




初めまして、株式会社プルソワンの俵と申します。
2/21-3/2の日程でベトナムのホーチミンとカンボジアに出張に行きましたので、そこで感じた事やリアル情報を共有したいと思います。今後、東南アジアへ進出を考えている方もいらっしゃるかと思いますので、参考になれば幸いです。

1.ベトナム(ホーチミン)

ベトナムのホーチミン市のタンソンニャット国際空港到着すると
多くの国からの旅行者が入国手続きをしており、大変混雑していました。COVID-19の影響を受けた国々の中でも、ベトナムは比較的早い段階で対策を講じ、感染拡大を抑え込んできました。最近では、感染拡大を抑え込むための施策が効果を発揮し、ベトナムではCOVID-19が終息したかのような雰囲気が漂っています。

タンソンニャット空港

タンソンニャット空港のイミグレーションには、今まで見たことがないほど長い行列ができており、抜けるまでに40分程かかりました。空港に人が戻ってきたと言うことは、観光やビジネスの復活の兆しを感じさせます。

ベトナム統計総局によると、2022年の海外からベトナムへの訪問者数(推定)は前年比24.3倍の366万1,200人だった。2022年3月に新型コロナウイルス対策の入国後の隔離措置が撤廃されて以降、訪問者数は急増したが、政府が定めた500万人という目標には届かなかった。
訪問者数の内訳を国別にみると、上位3カ国は韓国96万5,400人、米国31万8,200人、タイ20万2,200人だった。日本は17万4,700人で6位だった。
月別にみると、3月は4万1,740人だったが、その後右肩上がりに増加し、12月には70万7,071人に達した(添付資料図参照)。しかし、新型コロナウイルス流行前と比較すると、2019年は年間1,800万人の訪問者があったのに対し、2022年の実績はその5分の1程度にとどまる。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/01/a57c8d90375943ab.html)
海外からの訪問者数の推移

2.ホーチミン市の美容クリニックの状況

2023年1月にStPaulクリニックの理事長が再生医療や人幹細胞の視察をしに来日し、今回は、私がホーチミン市3区に新しくオープンした美容クリニックのStPaulクリニックを訪れました。同クリニックは、8階建ての建物になっています。現在、医師は5名在籍していますが、将来的には10名に増やす予定です。

クリニックの受付

同クリニックでは、主に美容治療や再生医療(ヒト幹細胞)を提供しています。また、日本の再生医療に興味を持っているお客さんが日本で再生医療の治療を行うことも計画しています。

日本と同じように、美容クリニック業界は様々な治療を提供していますが、国は違っても求めることは同じです。美しく若々しい肌を手に入れたいという願いは、国や文化を超えて共通の願いと言えます。

今回のクリニック視察で感じたのは、ベトナムの美容クリニックのスタッフや医師たちは、アメリカから最新情報を入手し、知識や技術は高いが即効性を求めるお客さんが多く、美容クリニックで治療を受けても、長期的に美しい肌を保ち続ける方は少ないケースが多いです。
その為、日々のお肌のケアが重要であると再度認識しました。お肌のお手入れには、クリームや化粧水などのスキンケア製品だけでなく、適度な睡眠や栄養バランスの良い食事、ストレスを減らすことも大切です。美容クリニックでの治療を受けることも重要ですが、日々のお手入れを怠らずに、健康的で美しい肌を保つことが大切です。

StPaulクリニックには弊社のリモアシリーズとyfosで製造した商品群をクリニックの棚に陳列し、商品詳細や使い方などをテキストやオンラインでスタッフに伝えて、お客さんに案内できるようにします。弊社はStpaulクリニックに日本でのお肌のお手入れ方法などの情報共有を行い、将来的には、クリニックとの協業を進め、お客様により良いサービスを提供できるようにしていきます。

3.新商品ローンチイベント実施

弊社はベトナム進出支援を行なっています。
今回はベトナムで新商品”T's ナイアシンアミドエッセンス”  ローンチイベントを実施しました。
T'sは日本で初めてナイアシンアミドを25%高配合した美容液です。
元産婦人科医の相澤先生が株式会社ネイチャーラボ取締役兼株式会社パネス 代表 加藤社長と約10年間にわたり患者さんを治療し、それで得た知見を反映させて初のエステサロン商品を開発しました。

ベトナムでは主成分、原料であるナイアシンアミドがどの様な成分か認知されてきましたが、25%の高濃度配合商品はまだベトナムマーケットには存在していません。

2023年2月24日に商品発表をしたホテルは、3区に3年前に出来たホテルでローカルの富裕層に人気で、ホーチミン市の色々な場所からアクセスができます。

(イベント場所は3区に3年前に出来たホテルで
ローカルの富裕層に流行っている)
モック類も高いレベルで再現されていた
(ゲストが続々と到着してきた)

著名なMsツーリズム2022年度準優勝者TRAN NGUYEN PHUONG THANHさんもゲストで来場してくれました。

TRAN NGUYEN PHUONG THANHさん
(TRAN NGUYEN PHUONG THANHさんはBeauty of Coconut 2019年度の準優勝者として知られ、Msツーリズム2022年度の準優勝者にも選ばれました。現在、観光の促進やコミュニティプロジェクトへの参加に加えて、ファッションショーにも参加しています)
(日本とベトナムをオンラインliveで繋いでの商品発表会がスタート)
(商品発表会場からは色々な質問が出た)

ベトナムゲストの方々は、この商品に高い期待を寄せており、多くの人々が興味を持っていました。

また、パートナーシップ契約のサインも壇上で行われ、正式にベトナムでの取り扱いが決定しました。

商品の価格帯が日本円で約20,000円と高価であったにも関わらず、多くのゲストが商品に強い興味を示し、商品発表は成功に終わりました。
多くのゲストにも来場して頂き無事商品発表を終える事が出来ました。

4.カンボジア市場について

カンボジアのプノンペンにあるコーナンでの商品導入の打ち合わせをするために、ホーチミン市から早朝バスでカンボジア行きバスに乗りました。陸路で国境越えをしました。

(初めての陸路国境越え)

約6時間ほどで、カンボジアの首都プノンペンに到着します。ベトナムとの国境の町ベトナム側(モクバイ)カンボジア側(パペット)までは2時間半で到着しました。
中国語表記が至る所にあり、中国資本の強さを感じました。田舎風景が続きプノンペンに到着しました。

ベトナムーカンボジア国境にあるイミグレーション

プノンペンに到着後、今回のカンボジア出張の目的であったカンボジアのコーナンでの商品導入打ち合わせに向かいました。

カンボジアコーナン

カンボジアのコーナンは現在2店舗がイオン内にあります。
現在、カンボジアのコーナンでは1万2000種類の商品を取り扱っています。この数は今後、3万種類に拡大する予定との事です。一方、日本のコーナンは約6万-8万種類の商品を取り扱っています。

また、カンボジアのコーナンの陳列棚を見てみると、全ての商品の値札にはアメリカドルが表示されていることに驚きました。さらに、平均月収が250ドルから300ドル程度であるのにも関わらず、フェイスパック1枚が約1ドルという価格は日本と同じかそれ以上に高価であることが分かりました。

プノンペンはベトナムよりも衣食住が高いため、価格設定も高めになっていると考えられます。プノンペンでは初乗り料金がベトナムの2倍という高額なタクシー料金も印象的です。

今後は、弊社の商品を含め、カンボジアのコーナンでのテスト販売を進めていく予定です。カンボジアの市場における需要と供給を把握し、地域に合った販売戦略を展開していくことが目的となります。弊社は、カンボジア市場においても高品質で信頼性の高い商品を提供し、お客様に満足していただけるよう取り組んでまいります。今後もカンボジア市場でのビジネス展開を進め、地域の経済発展に貢献していくことを目指します。

(店舗で棚に弊社の商品陳列をしてくれました)


カンボジアの文化やビジネスについて学ぶことができる貴重な機会を得たと今回の出張で感じました。

プノンペン市は、その歴史的な建造物や、美しい王宮、そして人々の親切さで有名な街です。市内の様々な場所を訪れ、多くの興味深い文化的な情報を知ることができました。また、プノンペンには多くのビジネスチャンスがあり、この地域で活躍する多くの企業と出会い、ビジネスの取り組みについて多くの知見を得ることができました。

また、カンボジアとホーチミンという二つの文化を比較することで、異なる文化に対する理解が深まったことも非常に価値あるものでした。

5 ベトナム,カンボジア出張の総括

今回、ホーチミンとカンボジア出張をしたが、ベトナムとカンボジアは隣接している国ではあるがビジネス上の共通点などは全く感じなかったです。
ベトナムは大きく経済発展をしているが化粧品マーケットに新規参入するハードルやライバル企業が増えた印象を受けました。
又、カンボジアは化粧品マーケットに新規参入するハードルはまだ低いですが、化粧品マーケットはこれから大きくなって行く感じを受けたました。
化粧品の価格帯はカンボジアの方がベトナムより高く日本の化粧品でカンボジアで流通している物は数少ないポテンシャルを感じました。
両方の国で感じる事は日本製品の現地ローカライズ化が今後の日本製化粧品マーケットの勝機を握っていると感じました。
弊社はベトナムにパートナーもオフライン店舗も有り日本のオフィスからオンラインで情報を現地に発信出来るので現地で安心感のあるローカライズ戦略を進めて参ります。















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