横浜アリに盛大な「ここだよ朋子!」を響かせたい
最近ハロプロの話題は卒業絡みばかりになってしまっている。今日も大きな卒業が発表された。
かなとも。ずっと子宮内膜症という大変な病気を抱えながら活動していて、今年も9月から病状が安定しなくなっていて活動休止状態だった。その間に発表されたJuice=Juiceの横浜アリーナ公演。
正直、この時に「卒業」というのは頭を過っていた。
今年もハロプロ内で大きな卒業が相次いだ。アンジュルム笠原桃奈に続いて、モーニング娘。’21佐藤優樹。桃奈の卒業は早めに発表されていたのだが、まーちゃん卒業は急な発表だった。
そして、それぞれの卒業コンサートの時期と場所がバタバタと発表されて、ヲタクはかなりザワついてしまった。とても配慮に欠けるような発表の仕方だった為、一部ではヲタクがアップフロントに対して不信感を持つようになってしまった。
でも、長年ハロプロを見てきた人間として、今回のバタついた発表はアップフロント自体も混乱しているように思えてならなかった。どういう順番に、何を発表していけばいいのか、それがギリギリまで調整つかない状態で決まったところからしか発表できないように僕には見えた。
「なぜ、まーちゃん卒業が横アリじゃないのか?」
そんな声が多かったが、たぶん、これも想像でしかないけれど、Juice=Juiceの横浜アリーナは早い段階で決まっていたんだと思う。箱の規模的にも夏くらいとかには決まっていたはずだ。
その段階ではアンジュルム笠原桃奈の卒業は発表されていた。桃奈の卒コンは11月か12月を予定していたんだろう。そこに9月になって金澤朋子の持病による活動休止が決まった。そして、同時進行で佐藤優樹の体調の不安定なことも相談が出ていたのだろう。
金澤朋子の活動休止と前後して、佐藤優樹サイドから卒業の話が出てきてしまい、急遽、12月をもってモーニング娘。からの卒業を調整する必要に迫られた。そうすると桃奈卒業を何時にする?いや、その前に発表してしまったハロコンの日程もあるぞ。
そんな混乱のなか、金澤朋子サイドからも「卒業」という話が出てきたように想像できる。もう、こうなると綺麗なタイミングで適切な発表なんて無理だろう。完全に時系列的にも混乱を招く大本営発表になってしまったことが理解できる。
ヲタクは脊髄反射で目の前の事象にだけ反応して事務所を批判していたが、裏の事情に思いを馳せてみれば、とても繊細な調整を大人たちが行ってきていたことは想像できると思う。
ヲタクは辛抱強くなったほうがいい。
アイドルも人間である。そして、多感で様々な身体の変化が出る時期をアスリートのように生き抜いている彼女たちに寄り添ってあげて欲しい。令和のヲタクは意識改革していくべきだ。
竹中夏海さんの『アイドル保健体育』は、アイドルヲタクに対しても必読書になって欲しい。
かなとも、本当に長年、大変な持病と共にギリギリのなかで活動をしてきたんだと思う。25歳を過ぎる頃というのは女性の身体に10代の頃とはまた違う変化が出てくる時期だ。激しい運動に対応できなくなる度合いが一気に跳ね上がってしまったのかもしれない。
自分の気持ちとは裏腹に言うことを聞いてくれない身体に、彼女自身が一番戸惑っていることだろう。それは、まーちゃんも同じかもしれない。
コロナ禍という不安定な情勢も、輪をかけてメンタル含めてバランスを保つことが難しい状況にしてしまったと思う。本当に、コロナなんかが無かったら、またもう少し違う世界線になっていたんじゃないか。本当にコロナが憎い。悔しい。
卒業を発表したブログの内容でも、まだ彼女は悩んでいるように見える。本当に、本当に苦悩して苦渋の決断をしたんだろう。
だからこそ、僕らヲタクは「大丈夫だよ」「心配いらないよ」「気にする必要なんてないよ」と優しく寄り添っていくべきだ。もう、これでアップフロントに対する不信感もないでしょう。ベストではなかったけれど、事務所はベターな選択を常にしてきた。それもこれも、全てはハロプロに所属するメンバーを第一に考えてのことなんだから。ヲタクはその次でいいんだから。僕らヲタクもハロメンの幸せが第一だろ。みんなそう考えているだろ。
だったらさ、僕らが叫ぶ言葉は
「ここだよ朋子!」
ただひとつだろ。
横浜アリーナで、今も苦しんでるJuice=Juiceの偉大なリーダーに「ここだよ朋子」って、彼女の幸せを願っている人間がこんなに沢山いるんだということを伝えることが一番のことじゃないか。
だから、そのためにもアップフロント様。まだ声出しは難しい状況だと思うから、ヲタクのコールを曲に合わせて流してはくれないだろうか。全ての曲だと大変だろうから、せめて『Magic of love』だけでも最後に大きな声援を金澤朋子さんに贈ってあげたい。
いちヲタクの僕の声が届くかどうか分からないけど、素敵な卒業コンサートになるように、僕は願わずにはいられない。
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