「光と影の広場」と言いつつ出てくるバンドは影ばかり
NIGHTMAREのライブでは一度も来たことがない高田馬場AREAに、この3年ばかし頻繁に通うようになった。
4月20日も『光と影の広場』ツアーファイナルを観にAREAへ。当然、目当てはREIGNだが、この前観れなかったSCAPEGOATも観ようと思い最初から参加。
しかしあれだ、いい加減にヴィジュアル系界隈もタイムテーブル公開を当たり前にして欲しい。最近はたまに出してくれる事もあるけど、基本的に出演順を隠すのが通例になっている。タイテを出してしまうとメイン以外の動員が減ってフロアがスカスカになる事が多々あった名残なのだろうが、今の時代はむしろタイムテーブル出して貰った方が「その時間なら行ける、行けない」の判断つくし「仕事、午後休だけすれば行ける」とか「次の日休まなくても行けるから遠征しちゃおう」みたいな都合が付けやすくなって結果的に動員も増えると思う。それにせっかく3000円とか4000円出すんだから普段観ないバンドも観てみようって考える人のが今は多いんじゃないか。タイテ出す事が悪だというのは時代錯誤も甚だしいし、多大なる機会損失をしている事を業界全体で認識して欲しい。以上、提言でした。
観たバンドの感想を少し。
【蘭図】ちゃんと観たの初めて。なんだろ、昔のLaputa辺りみたいな雰囲気だなと思って観てたんだけど、実際に名古屋系を意識しているのね。時代と逆行して独自性を出すのは良いと思う。ただ、ボーカルの声質がなぁ。もっと声量がほしい。演奏にボーカルが埋もれちゃってた。耳栓しているから余計に何言っているのかウニャウニャ聞こえて勿体無いなと。
【SCAPEGOAT】ようやく再始動を観れた。ちょっと雰囲気変わった?気のせいかな。すごく聴きやすかった。王道な音楽性に更に磨きがかかったように感じた。良いバンドですね。
【Leetspeak monsters】曲は聴いていたけど、ライブは初めて。煽りとか振りレクチャーとかキャラクターが明るくて良いですね。ドラムの人(?)狼(?)がずっとニコニコしながら演奏しているのも好感度高い。楽しそうにライブしているバンドは好き。
【甘い暴力】キャッチーな曲、爽やかに煽るボーカル、良いバンドですね。だけど、なぜか、苦手。「俺達は光と影なら影を選ぶ!」って言ってたけど、光属性だと思うんだよなぁ。なんか陽キャのノリっていうか、大学生のサークルノリっていうか、根っこに闇を抱えていないように感じる。オーディエンスみんな楽しませようってのも伝わるし人気あるの分かるから、完全に勝手な苦手意識なだけなんだけど。
【REIGN】緞帳開いたら珍しく板付きで登場。そのままRulerが始まる。甘い暴力が盛り上がってたから、勢い殺さずに畳み掛けようって事だったのかな。間髪を入れず、な感じ良かった。
次の小悪魔ストロベリー、個人的に久しぶりな曲。好き。振りが好き。郁磨さんがお立ち台でニコニコしながら踊ってるの好き。
次に披露された新曲。事前に郁磨さんがRulerみたいなノリの曲って言ってた通り、ライブで勢い付ける系。初披露だし、じっくり観ておこうと思ったけど色々ヘドバンしたりコールしたり飛んだり忙しくて、あっという間に終わってた。もうRulerみたいな曲としか印象がないので、何度かライブで聴いて馴染ませる。
Death partYも今年になって初めて聴いたかな?色んな曲やってくれるのは嬉しい。初めて観た子たちに色んな曲あるんだぞって印象付けられるのは良いし、新旧織り交ぜるのも前に観た事ある対バンギャへのアピールになって良いよね。
この日も郁磨さん含めてメンバーみんな笑顔で楽しそうで、終わった後のフロアもみんな「楽しかった」っていう雰囲気だった。後ろの方で観てた子たちも楽しそうに話してたのが印象的だった。ライブ毎にREIGNの魅力が広がっていく雰囲気作りが出来ている今、なんとか売れんもんかね?と切に思う。
【POIDOL】ごめんなさい。REIGNで疲れて帰っちゃった。