D&D5eリプレイ「お嬢様の恍惚」 第1-18話『クラーグの最期』(未完結)

!注意!
本作はD&Dシナリオ「ファンデルヴァーの失われた鉱山」を基にしたリプレイです。ネタバレを含みます

3ターン目

グラルボははっとした顔になってショートボウを投げ捨てレイピアを抜く
クラーグの懐に潜り込み刃を突き立てる!
「こっちを向きなさい!」
グラルボのレイピア!急所攻撃になる!鎧の隙間から鮮血が噴き出る!もう少しだ!
イヴェルのレイオブフロスト!クラーグは足元から凍り付いていく
「頭蓋骨は残してくれ」決めセリフまで完璧である
「クロクモゴブー!クロクモゴブー!」(黒蜘蛛様ぁぁぁぁ!黒蜘蛛様ぁぁぁ!)
断末魔は頭が凍り付くことで途切れた
黒蜘蛛とはいったい...確かめる術はもうないが、こいつも親玉ではないということだろう
終わったようだ
■戦闘終了

「やったー!やったー!」ノワールが喜んで飛び跳ねている。(チャリンチャリン)カネの音がする
イヴェルは新たなコレクション(もちろんクラーグのガイコツのことだ)を手に入れてご満悦である
「シルダーを探しましょう」全身ズタボロだが、目的を忘れてはいけない
緊張の糸が切れ怒りが失われる。全身に激痛が奔(はし)る。髪の色はブロンドに、ドレスも蒼に戻った

調べてみると、ここにある荷物のほとんどは商人の持ち物のようだ
特徴的なライオンと盾のマークがついている
交易品だろうか
何人かが気づく。「獅子盾商会」だ
ファンダリンの街を中心に活動している
日用品と食料が中心で、変わったものはない

カギのかかった宝箱がある!
ローグのグラルボが前に出る。「ワナはなさそうね」
懐から何やら出して箱をいじるとパカっとひらいた
さぁ、冒険のだいご味!オタカラだ!
・赤いポーションのビン×2
・銅貨×600
・銀貨×110枚
・ヒスイでできたカエルの像
をてにいれた
ノワールは「それちょうだい!それちょうだい!」とさっそく銀貨に興味しんしん
イヴェルがポーションを鑑定してくれる。ありふれたヒーリングポーションだそうだ。イチゴ味
像は黄金の粒の瞳をしている。なかなか価値が高そうだ。かわいい。嫌いじゃない
グラルボが「これ...持ち主がいるんじゃない?」という
「そうね。私たちが持ち主ね」と返すと
「そうよ!アイツを倒したんだから私たちのものだわ!」とノワールがのる
「別に興味がない...」イヴェルは新しいコレクションをなでつぶやく
「ひとまず街へもっていきましょうか?」エンナが妥協案を出してくれる
「金目のものは返してあげましょう」グラルボはやはり持ち主を探すようだ
ノワールがたまらず動いた。みんながみているのに、銀貨をポケットに詰めるだけ詰めようとする(ファンブル)
ジャラジャラジャラ...
........
重い沈黙が流れる...
しかたない...
「みんな、落ちた銀貨はもうどうでもいいわ。それよりノワールのポッケをみて」告発する
「こっちはダンジョンで拾ったものだから!違うでしょ!ね!そうねっていってよ!」せいいっぱい抵抗するノワール
「...私が預かるわ」グラルボがあくまでやさしく諭していく
「おねえちゃんと3人でおいしいもの食べようね...」しぶしぶポケットの品を渡す

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