![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31098288/rectangle_large_type_2_00232c8d79223065b015c084a9fb1baf.jpg?width=1200)
ハリポタ呪文から学ぶ英単語①
目指せ12owl!
これであなたもつっかえずに無言呪文習得!
※これから行う授業はowlレベルを越え、newtレベルまで届く可能性があります。
今回は1巻に出てくる3つの呪文です。
お陽さま雛菊溶ろけたバターデブで間抜けなネズミを黄色に変えよ...は省略...
①アロホモラ(p235)
Alohomora 開け
ハワイ語のAloha(さようなら)とラテン語のmora(障害)の造語です。
Alohaは、ハワイ語ですが英語でもしばし使われますね。aloha shirt等で馴染みがあるでしょうか。
おはよう、愛してる、さよなら等多くの意味があります。
moraはラテン語由来ですが、英語だと詩の1音節という意味があります。
ex)He excelled in waka (classic Japanese poetry, often 31 mora) and calligraphy.
他にも遅滞という意味があり、こちらの方が近いですね!
障害に近いmoraがつく単語として
remoraコバンザメ
があります。船底に着いて船の進行を妨げるとされたそうです。
Alohomora
≒aloha(さよなら)+mora(遅滞)
②ウィン・ガー・ディアム レヴィ・オー・サ(p250)
Wingardium Leviosa
ビューン、ヒョイの呪文です。映画でも大きく取り上げられて有名な呪文の1つだと思います。
Ron: Wingardium LeviosAA!
Hermione: Stop! Stop! Stop! You're going to take someone's eye out! Besides, you're saying it wrong. It's LeviOsa,not LevioSA.
Ron: You do it then if you're so clever. Go on, go on.
Hermione: Wingardium Leviosa!
英語のwing(翼)、ラテン語arduus(高い)、ラテン語levio(軽くする、持ち上げる)の合成語です。umはラテン語の名詞の語尾につくものです。元素等で馴染みがありますね。
ラテン語のarduus(高い)もしくはarduum(急勾配)から派生して
英語のarduousは辛い、困難なという意味があります。
因みにラテン語でもardusは辛いです。
levioに関する単語は、
levitateが、浮遊するという意味です。
Wingardium Leviosaはlevitation charm(浮遊呪文)と言われます。
他には
elevatorエレベーター
gravitate引きつけられる
gravity重力をかける・魅了する
等が関係しています。
Wingardium Leviosa
≒wing(翼)+arduous(急勾配→辛い)+levitation(浮遊)
③ペトリフィカストタルス(p400)
石になれ
Petrificus totalus
英語のPetrify(石にする) ラテン語のtotalis(全体)
total全てのとそのままの語源ですね。
petrifyを覚えれば使いこなせそうです。
ちなみにこれは
Full Body-Bind Curse(curseの表記だが闇の魔術ではない)と呼ばれ、ゲーム版ではこの上位互換にPetrificus Totalus DuoやPetrificus Totalus Triaがあります。
Petrificus totalus
≒petrify(石にする)+ total(全て)
さて、本に出てくるのはここまでですので呪文のまとめと英単語のおさらいをしておきます。
Alohomora
≒aloha(さよなら)+mora(遅滞)
mora 詩の1音節
remora コバンザメ
Wingardium Leviosa
≒wing(翼)+arduous(急勾配→辛い)+levitation(浮遊)
elevator エレベーター
gravitate 引きつけられる
gravity 重力をかける・魅了する
Petrificus totalus
≒petrify(石にする)+ total(全て)
どうでしょうか。これらの単語を覚えれば、言葉の羅列で覚えにくい呪文も覚えやすくなるのではないでしょうか?(逆かな?)
ここからは番外編です。
本には出てきませんでしたが、映画で触れられた1巻の呪文についてです。
④Incendio 燃えよ
incendioがラテン語で燃やすという意味です。
incarcerate投獄する、はこれが語源です。
incendiaryは「放火の」という意味になり、incendiary device(発火装置)としても使われます。
⑤Homenum Revelio 人現れよ
Homoはラテン語で人Revelioは明らかにするです。
ホモサピエンス等で親しみがありますね。
英語でもhomoは人属、同一の、同性愛者のという意味です。
revnlioはreveal(明らかにする)で馴染みがありますね。
⑥Locomotor mortis 足縛り
Locoはラテン語で置くmotusは移動、Mortisは死ぬことです。
英語だとlocomotionで動きという意味があります。
rigor mortisで死後硬直を表したりもします。
immortal(不滅)等の単語にも死の概念が残ってますね。
⑦Oculus Reparo 眼鏡直れ
本だとReparoだけですが、英語版だとOculus Reparoとなります。
ラテン語でOculusが眼、Reparoが修理するです。
OculusはVRで有名でしょうか。英語だとocularが眼球、目の、repairが直すですね。