クソガキよ大志を抱け
スーパーに買い物に行ったときの出来事。
お惣菜見てたら、近くにいた10歳くらいの少年が、家族っぽい人たちと買い物に来てたんだけど、めちゃくちゃつまんない素振り出しまくりで。
わか~る
わかるよ
君の気持ち
子どもの頃って、自分の食べたいお菓子とかアイス買ってもらえたらもうそれでいいんですよね。
お母さんが「今日何にしよ~」とか呟きながらお肉や野菜見ててもさ、「早くしてよ~」くらいにしか思わなかったよね。
たまにお母さんが知り合いとバッタリ会って、立ち話し出すと「あぁぁぁ(💢゚Д゚)」って感じだったし。
そんな感じの少年、ついに痺れを切らしたのか、何やらリズムを刻み始めました。
左足を強く踏みドンッ
そして右足を強く踏みドンッ
最後に一回手拍子してチャッ
これが1セット
ドンッ
ドンッ
チャッ
ドンッ
ドンッ
チャッ
ドンッ
ドンッ
チャッ
ドンッ
ドンッ
チャッ
あれ、このリズムは…
QueenのWe Will Rock You
やないか!
そうか少年、
Queenになりたいのか!
なかなかのセンスだな!
俺は感心しながらお惣菜売り場を離れました。
その数分後、精肉売り場でお肉見てたら、さっきのの少年が。
次はどのクイーンの名曲を奏でるのかと思いきや、彼はいきなり履いてたサンダルの右足だけ脱ぎました。
すると次の瞬間、少年はその右足のサンダルをサッカーボールかのように、ドリブルを始めました。
近くの人たち(客)の間を縫うように、少年は突き進みます。
その姿はエースストライカーそのもの。
おまえ、まさか…
ジーコになりたいのか!
ロックミュージシャンやりながらプロサッカー選手はなかなか大変だとは思うが、少年よ、夢はでっかいほうが良い。俺は応援するぞ。
ただな少年、これだけは言っておく。
場所考えろ。
周りの人の迷惑を考えろ。
人の気持ちを思いやれるようになってこそ一流だ。
そんなことを思いながら、俺は店を後にしました。
あぁ、俺も一流になりたいわ。
それでは皆さん、良いアルシンドライフをお過ごしください!
では!