あなたは"まだ"和傘の事を知らない
はじめに
はじめまして、ポテトマトと申します。
24式張替傘を実装当初から使い続け、最近は甲・乙併せて合計4500勝を達成しました。
近頃、スプラ界隈においては「和傘は最弱武器だ!」という風潮が当然のものとなっているように思えます。
武器のtier評価などでも最下位、ないしはそれに準ずる位置にいる事が殆どです。
確かに、色々な意味で難しい判断を求められる武器であり、加えてプレイヤーに求められる技量が非常に高い点は認めざるを得ません。
しかし、ここで改めて問います。
皆さん、本当に和傘の事を100%理解した上で発言をしているのでしょうか?
自分が武器の性能を理解出来ていない事を棚に上げて、「有名な人や周りの人が言っているから、本当に弱いに違いない!」
もし、これを読んでいるあなたがそう考えているのであれば、それは非常に勿体無い事です。
和傘は強くて楽しい所が一杯ある、間違いなく素敵な武器です。
とはいえ、自慢できる程xパワーは高くはなく、自分も和傘の事を理解しきれているとは到底言えません。
そこで本稿では、自分が和傘を使ってて強いなと思う瞬間、気持ちいいなと思う瞬間をツラツラと書き連ね、和傘で取れる行動とは何か?を何となく感じ取ってもらうスタイルを取ろうと考えています。
なお、より有益で正確な情報を提供する為、本稿は以下の2名の監修を受けながら制作しました。
末端冷え性(X:@splasuper)
2024 Sizzles Season
最高xp:3023
ありす(X:@Alice1883610294)
2024 Sizzles Season
最高xp:2857
2024 Drizzle Season
最高xp:2956
和傘乙 エリア・ヤグラ・アサリ武器トップ(10/21時点)
本稿を通じて、和傘の魅力が少しでも伝わること、そして何よりも例えどんな武器であっても強みを見出し、愛を持って使い込んでいるプレイヤーが存在するという事実が、少しでもスプラ界隈の中に広まる事を願っています。
和傘の強みとは?
本題に入る前に、まずは和傘についての自分の見解をお話しします。
和傘の強みを端的に言えば、「無視できない圧力を絶え間なく与え続け、相手を間接的に動かす能力」だと自分は考えています。
和傘の強みを支えているのは、主に以下の点だと思っています。
①「最大90ダメージ」という、何かしらのダメージを与えていたらすぐにキルができる火力
②「長めのパージの塗り(試し撃ちライン5.2本分)」を塗り返しを防ぎながら押し付けたり、メイン射撃の塗りを90ダメージの圧力、傘が装填されている場合はガードという保険と共に押し付けられる、硬度の高い塗り圧力
③「裏側が見えない」という性質を持ちながら、イカ状態に迫る速度を持つパージを短い間隔で何度も流せる事によって生じる、居場所を伏せながら機動する能力
④二秒程度で傘が復活する点を生かしながら、ガードやパージを織り交ぜ、長いスパンでの対面を仕掛ける能力
⑤上記4つの強みを仄めかし、パージを介した読み合いを繰り返し仕掛けることで、相手のヘイトを買い続ける能力
これからはこの五つの強みに沿って、自分が和傘を使って楽しいな〜となるシチュエーションをまとめていきます。
その1:敵の足元を塗りで奪い、動けなくなった瞬間を刈り取る時
前述の通り、パージの塗り射程はライン5.2本分。
ジムワイパーの縦振りの塗り射程(=4.8本)よりも長いといえば、その長さが伝わるでしょうか。
メイン射撃も塗り射程だけで言えばライン3.5本分と、バケットスロッシャーの塗り射程(=3.4本)とほぼ同等です。 (ダメージ射程は当然、バケットスロッシャーよりも大幅に短いですが……)
特に初動において、パージと射撃で相手の行動を牽制しつつ、隙を見て敵陣に突入する……。
上手くハマった瞬間が、凄く気持ちいいです。
その2:パージに乗って敵を掻き乱している時
今回監修をしてくださったお二方の立ち回りが非常に綺麗なので、実際に動画を見せながら話をしていきたいと思います。
2〜3人の敵に見られていても、パージを生かして生存しているのが分かるかと思います。
特に、さんざんヘイトを稼いだ後に味方ジャンプで帰還すると、相手の陣形を崩した上で、もう一度攻め込むことが可能になります。(特にこのお二方は、ジャン短やゾンビを大量に積み、前線で活躍しやすい構成にしています)
逆に、「パージの裏側にいるはずだ!」と相手に思い込ませた後、わざとパージから離れる手もあります。
自分が乗っていないパージと敵が戦っている様を眺めるの、めっちゃ楽しいです。
その3:地形を利用して時間を稼いでいる時
和傘の性質を生かし、地形を使って前線で時間を稼いでいる瞬間も楽しいです。
特に、ブロックを介した行動の択が非常に多い。
まず、和傘はブロックの裏からパージを流す事で、敵が来る方向を絞ることが出来ます。その上、相手視点ではパージの裏が見えない為、射線を一旦切る事も出来ます。
これを生かして、ブロック裏→パージ裏→別のブロック裏と移動を繰り返し、相手を撹乱しながら詰め寄る立ち回りが強力です。
また、和傘はガードをしながら射撃をする事も可能なので、ブロックに乗って射撃をしつつガード→ブロックから降りて、相手の弾を回避→反撃で相手を倒すといった立ち回りも出来ます。
さらには、段差の上にパージを流すテクニック(以下動画参照)もあり、特に段差の多いステージでは強みを発揮しやすいと考えています。
上記のテクニックでも対応できない段差上や、段差裏にいる敵に対する行動に乏しいという欠点はありますが、メイン射撃の射程や曲射を生かす事である程度は補えると思っています。
加えて、甲の場合はラインマーカーで段差上に狙う事は(理論上は)可能ですし、反射させる事で段差裏を狙う事も(ステージ次第ではあるものの)出来ます。
乙の場合は届かない場所にポイズンミストを投げておいたり、段差上に対してはウルトラチャクチの拳をぶつけるなどして補うことが可能です。
また、相手の通り道となりそうな場所にパージを流すと、相手の動きをワンテンポ遅らせる事ができます。
特に上り坂にパージを流す場合、パージの進行が遅くなるという仕様があるため、相手がパージに対応しなくてはならない状況を作りやすいです。
その4:90ダメージで相手を仕留めた時
今まで述べてきた強みを生かして相手の注意を引きていると、味方が動きやすくなり、敵にダメージを与えてくれる機会が増えます。
そうすると、必然的に90ダメージで相手を刈り取れるチャンスが増えてゆき……。
味方が取りこぼした敵をワントリガーで刈り取る瞬間は、言葉に出来ないほどに快感です。
終わりに
ここまで長い文章を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
初めに述べさせて頂いた通り、自分のXPは到底自慢できるレベルではありません。
しかし、「それでも和傘ってまだ開拓の余地が残っているんじゃないの?」と思い、今回のnoteを執筆しました。
本稿を介して、一人でも和傘使いが増えてくれる事を願っています。