9/18㈬ FOMC ・9/20㈮ 日銀金融政策決定会合

🇺🇸FOMC政策金利
結果:4.75~5.00%

予想:5.00~5.25%
前回:5.25~5.50%

【FOMC声明】
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」

「委員会はインフレが持続的に2%に向かっているという確信を深めており、雇用とインフレの目標達成に対するリスクはほぼ均衡していると判断」
「経済の見通しは不確実で、委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視している」
「最近の指標は経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している」
「雇用の増加は鈍化し、失業率は上昇しているが依然として低い」
「インフレ率は委員会の目標である2%に向けてさらに進展しているが、依然としてやや高い水準にある」
「金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する」
「委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合には、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
「委員会の評価は労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する」
「反対票を投じたのはボウマン氏で0.25%の利下げを支持」
「インフレの進展とリスクのバランスを考慮し、委員会はFF金利の目標レンジを0.50%引き下げ、4.75−5.00%にすることを決定」
「FF金利の目標レンジの追加調整を検討するにあたり、委員会は今後入手するデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」
「委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける」
「委員会は、雇用の最大化を支援し、インフレ率を2%の目標に戻すことに強くコミット」



パウエル議長
「0.50%の利下げを新たなペースと見なすべきではない」
「利下げは後手に回らないという決意のサイン」
「FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない」
「適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりする」
「雇用とインフレのリスクはほぼ均衡している」
「FRBは事前に決められた道をたどっているわけではない」
「FRBは今後も会合ごとに決定を下していく」
「抑制策の緩和が遅すぎると労働市場や雇用が過度に弱まる可能性がある」
「労働市場はコロナ前よりも逼迫していない」
「長期的なインフレ期待はしっかりと抑制されているようだ」
「インフレ率の上昇が大きな困難をもたらすことを痛感している」
「インフレの上振れリスクは減少、雇用の下振れリスクは増加」
「米国経済は全体的に強い」
「労働市場はかつての過熱状態から冷え込んでいる」
「FOMCは引き続き二つの責務に焦点を合わせている」
「FRBは経済の強さを維持することにコミット」
「FRBは政策調整により労働力の強さを維持できる」
「利下げは労働市場の強さが維持できインフレが低下するという信頼を反映」
「失業率は上昇しているが、依然として低い」


感想
米国経済が全体的に強いと言っているがなんで大幅利下げしたのか?
8月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比2.5%、前月比2.9%。
ピークから徐々に改善しつつあるがFEDのB/Sはコロナショック直前と同等。
市場にドルが溢れかえっている現状でインフレ再燃したらどうするのだろうか


日銀金融政策決定会合
結果:0%~0.25%
(据え置き)
前回:0%~0.25%

植田日銀総裁
現時点での見通し前提なら緩和的な金融環境が当面継続する
「短期金利操作を主たる政策手段として適切に政策運営する」
「賃金と物価の好循環の強まりが確認されている」
「今回の措置で預金金利や貸出金利が大幅に上昇するとは見ていない」
「緩和的な金融環境が、経済や物価を支える方向で作用する」
「政策変更に伴う短期金利の上昇は0.1%程度に留まる」
「金利水準は市場が決めるもの」
「見通しが下方向にずれて追加緩和が必要になれば、これまで使用した手段を含め様々な手段を検討」
「予想物価上昇率は2%まで距離、緩和的な環境を維持しつつ政策運営を行っていく」
「(今後の利上げの進め方で) 物価・経済見通しに従い、適切な金利水準を選んでいく」
「2%物価目標実現の確率はまだ100%ではない」
将来どこかの時点で、国債買い入れ額を減らしていくことを考えたい
「新たな政策枠組みの名称は特に考えてない、短期金利を主たる政策手段とする普通の金融調節になる」
基調的な物価上昇率がもう少し上昇すれば、短期金利の水準引き上げにつながる
「国債買いオペや保有残高の調節、能動的な金融調節の手段としては用いない」
「春闘の動向について、予告した通り大きな判断材料にした」
物価見通しがはっきり上振れる、もしくは上振れリスク高まれば政策変更の理由になる
「基調的な物価見通しが2%を下回っている間は、広い意味で緩和的な環境が続く」
「為替の短期的な動きについてはコメント控えたい」
「ある特定の金利水準か緩和的かは、中立金利がどれくらいかに依存する」
「現状でははっきりと緩和的な環境と言える」
「中小企業の賃上げについて、ある程度以上上がるという自信や根拠があるわけではない」
「異次元の緩和は役割を果たした」
「(為替動向について) 経済や物価の見通しに大きな影響及ぼすなら、金融政策とし ての対応を考える」
「賃上げの動きが広がっていくかは政策を決めるポイントになる」
ETFなど異次元緩和の遺産のようなものは当面残り続ける
バランスシートの縮小をいつから始めるか、現時点で確たることは申し上げられない
「短期金利引き上げとバランスシート縮小のタイミング、どちらが先か考えてない」

感想
前回の威勢は?確か追加利上げもあり得るみたいな発言があった気がするが?その後、日経平均が暴落したから、弱腰になってるようにしか見えない。中央銀行が判断遅れたらそのツケが国民に返ってくるんだが・・・。

日銀総裁は内閣に任命される
自民党は衆議院選挙控えてる
今株価を下げるわけにはいかない
⇒何かしらの圧力あったんじゃない?もしくは忖度(妄想)

話が脱線したから戻すけど、日本のCPIは米国とは対照的に悪化してる。
(8月のCPIは前年同月比3.0%)
この政策金利据え置きの結果を受けたら日銀に失望して円が売られるのは致し方ない


IMMポジション

http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm

第2四半期のFOMC記事と見比べると円売りポジション決済し円を買い始めたのがまるわかり。実際ドル円相場のチャートはHFの円ショートポジ解消時期と連動して反転。HFポジションの動向がいかに重要かわかるねฅ(ㆁωㆁ*)


米大統領選を見据えて

トランプ政権時代(2017年1月20日~2021年1月20日)のドル円は1㌦101.3円~118.59円。

・第4四半期内(11/5)にある今年の特大イベント米大統領選挙
ハリス氏が勝つかトランプ氏が勝つかでドル円の今後の動きが変わってくるだろう。なぜか?大統領はFRB議長を任命、解任できるから。後は察して欲しい。ハリス氏がどんな人物なのか現段階では未知なので考察は控えるが、トランプ氏は大統領時代から『円が安すぎる❢』などの発言を頻繁にしている。現在でもそうした発言をしているのでドル安円高に誘導する傾向がうかがえる。おそらく米国の対日貿易収支が赤字なのが気に障るのだろう。
(対日貿易は、貿易赤字が3年連続で増加し、715億ドルとなっている。)

・選挙が近くなると今期の利益を上げにHFが逆に動かしてきたり(妄想)ボラも拡がってくると思うのでデイトレをやるなら指値注文や逆指値注文はいれておこう。


来週からのトレード(FX)
・次回のFOMCが11/7。
今回の日米それぞれの中銀の政策や総裁発言から円は売り(日銀失望)で良いとして、ドルは難しそう。最悪、指標毎に左右されるかもしれないISM、雇用統計、GDP、新規失業保険件数、製造業PMI、PPI、小売り、特に重要なのがCPIが改善するか悪化するかで利下げストップもあり得る)。

メインはドル円。
1㌦140円~150円のボックス想定してトレードしていこうかな。
(クロス円やるならその通貨の国の政策や中銀総裁の発言考慮してから)


おつぽよ ฅ(ㆁωㆁ*)

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