見出し画像

20220627 17歳の女の子の想いに一撃で粉砕されて

げつようび。体調がおわり。

寝たの何時だっけ?4時とか?結局ぜんぜん寝れなかった。ぜんぜん寝れないときってあ‥‥いまきもちぃ‥‥いまめっちゃ心地よい睡眠に入った‥‥ってタイミングでアラームとかがなってタイムアップになりがち。

起きて出勤。いつもどおりにギリギリ。なんかもうギリギリに到着することに対してなんの感情も動かなくなっちゃった。どう考えても劣化している‥‥!

なんかげつようびっていうのも、寝不足っていうのもあるとは思うんだけれど、いつにもまして身体が重たいぞ‥‥?そろそろ本格的に体調とかいろいろ無理なんじゃない?モチベーションの低さを義務感でごまかせる限界が来たんじゃない?

なんか最近、おしごとに関して特に元気がない。いつも元気はないんだけど、いつにも増してっていうか‥‥。なんかおしごとで関わる人間にちゃんと優しくできるか不安‥‥みたいな感覚があるというか。

だから今日は、いつも以上に必要最低限のやりとりしかしていなかったような気がする。なんか人に優しくできる自信がないからつとめて関わりを避けていたような気さえする。いったいどうすればいいんだろうこういう精神状態。そんな1日2日で治るものでもない気がするけれど、かといってずっと治らないとしたらもう生きていけないよね?

なんかもうおしごとのことあんまりおぼえていないぞ?記憶から消した?まぁ消えてもええか‥‥消えてても消えてなくてもあんまりここには書けないし‥‥。

家に帰ってきてから、予定まで時間があったので、だらだらとポケモンユナイトの配信を観ていたんだけど、ちょっと見ない間にアブソルくんがすっかり環境ポケモンになっちゃったのね‥‥。サイコカッターがそんなことになっているのね‥‥。

マフォクシーとかけっこう好きだから使ってみたいんだけどね。なかなかがっちりやる時間も取れないよね。Fall Guysとかも結局まだ手すらつけてないし。そのうち配信でやろうかな。

‥‥ということで21時から"時計じかけの摩天楼"を上映しました。

はーーーーーーーーー!!!!!!神作!!!!!!!!!いや神作でしょ?異論は認めない。ここからネタバレ全開で書いていきますわよ?ご覚悟はよろしくて?スクロールしたら始まりますわよ!自己責任ですわよ!!!









まずは黒川亭での殺人事件。正直殺人事件そのものはまぁ‥どうでもいいとは言わないまでもそんなに重要ではなくて。ただまぁ、名探偵コナンの最初の映画ってこともあって、いろいろ設定とか飲み込ませるための導入としての役割を持っていたんだろうな‥‥と。

もっとも、あとの展開に言及してしまえば今回は"眠りの小五郎"は登場しなかったので、この導入はいらないっちゃいらないとも言えるんだけどね。まぁこの導入があったことによって、のちのおなじみ"オレは高校生探偵工藤新一!"からの説明がスムーズになるからしっかりと役割はあったのかな。

そしてあとの展開にまた触れるけど、ただの導入の事件と見せかけてさらっと本編に混ぜてくるあたりがまぁ見事っていうかね。なんか映画のなかにあるものはすべてが必然として置かれたもので、無駄なところなんて1つもないんだな、って思わされちゃったよね。

舞台は変わって新一と蘭の電話のシーン。もうここから積み上げは始まっている‥‥新一は赤が好き。蘭も赤が好き。ふたりともラッキーカラーは赤。なるほどね、はいはい。ちなみにここはのちの森谷帝二との会話でもリバイバルするので、印象に残る人は多いんじゃないかな。

ちなみに蘭の誕生日は公式設定ではたしか明かされていなかったと思うんだけれど、ラッキーカラーが同じで牡牛座の部分を指差していたことから牡牛座の範囲内、つまり4月20日~5月20日の間なのではないかと予想されるけどどうなんだろうね。

もらった電話で”じゃあ‥”みたいな流れでオールナイトの映画に誘う蘭ちゃん‥‥大胆ッ!!!きゃー!!!!このころはまだ公衆電話からかけていたころだね。原作47巻で新一が蘭にケータイ番号を教えるイベントがあって、それ以降はケータイでしゃべったりしてるんだけどね。

森谷亭にて。森谷帝二登場。今の劇場版ではおなじみになっている阿笠博士のダジャレクイズだけど、阿笠博士が初めて出題したのは第5弾の天国へのカウントダウン、そしてなんと第1弾は森谷帝二の出題だったんですね。作品によったら光彦だったり、灰原だったり、蘭だったり、キッドだったり、いろいろな人が出題してくれるんだけど、完全に敵陣営でクイズを出してきたのは森谷帝二が最初で最後じゃないかな?キッドはもはや敵陣営とも言えないし。

森谷帝二のギャラリーへ。自分のデート計画を、見ず知らずの47歳の建築家のオッサンにべらべらしゃべる蘭。人当たりがいいといえばそうなんだけど、ちょっと心配になっちゃうわよ。悪い人に騙されるよ?

5月3日、デート当日。蘭はほのぼの、コナンたちと途中から小五郎や目暮たちも加えた男どもは緊迫‥‥って感じでキレイに対比されている感じ。でもここがちゃんと最後には結びつくんだもんなぁ‥ほんとにキレイにできてるよね。

爆撃機→ねこ爆弾→そして東都環状線の✘✘の✘へ

スケボーパート。なんかこれを見てると映画見てるなぁって感じがする。一般的な感覚で言えば十分めちゃくちゃやってるんだけど、なんか大人しく見えるから不思議よね。映画が進むにつれてだんだんスケボーで空飛んだり、マシンガンで撃ち抜かれたり、雪崩起こしたりするようになるからね‥‥。

木の下→根っこ→ねこ!とか東都環状線の✘✘の✘とか、どことなくクイズ番組みたいな暗号がおおいよね。犯人の好きなTV番組、IQサプリ?もしかして森谷帝二がクイズを出題していたのもヒントの一種だったとか?さすがに考えすぎか‥‥

Watch Partyでも言ったけど、この映画には子ども(コナン)が頑張るところと、大人が頑張るところがあるのが好きなんだよね。推理とか、爆弾の解体とか、そういう花形的なところは作品の性質上、もちろんコナンや蘭がやるわけなんだけど、それ以外のところ。

たとえば東都環状線の電車をしっかり別の線路に移すとか、そのあとに手分けしてしっかりと線路上の爆弾を見つけるとか、時間的に間に合ってなかったとはいえ救助隊としてガレキのなかを助けに来たりとか。そういう大人たちの頑張りがあってこそ、この映画はエンディングを迎えられたんだよね。

森谷亭ふたたび。そして推理パート。森谷帝二が犯人でした!!イヤーヨソウモシナカッタナー‥‥。そして一連の事件の動機が"不完全な自分の作品をこの世から抹殺すること"だよ?これを映画の1作目に持ってくるのホントにすごいよねって思うし、こういうのを最初に持ってくるからこそ名探偵コナンだよねって感じもする。

名探偵コナン、最初の事件ではジェットコースターで首を飛ばして、次は狂言誘拐で、その次は殺人に見せかけての自殺だからね。変化球から始めがちなのよこの作品。

劇場版も同じ。ミステリーってフーダニット(誰がやったか?犯人重視)、ハウダニット(どうやってやったか?トリック重視)、ホワイダニット(なぜやったか?動機重視)って感じで大きく分けられたりするんだけど、この映画は完全にホワイダニットだよね。犯人は‥まぁわかるし、特別なトリックを使っているわけでもない。でも動機はなかなかわからないんじゃないかな。言われてみればいろいろ散りばめてはあるんだけどね。

ホワイダニットって動機重視で、ミステリではどちらかと言えば変化球寄りかなって思う。言ってしまえば動機って個人の感情だから、なかなか論理で導き出すのは難しい部分もあって、ミステリとして苦手な人は苦手なんだよね。ただ、この映画に関しては、まぁ森谷帝二の美学を理解できるかどうかは別として、シンメトリーの情報の見せかたとか、森谷のセリフとか、いろいろうまく配置してあるからそこまでこじつけ感はないんじゃないかな。過去の西多摩市の事件とかもうまくつながってくるからホントに消化不良がなくて無駄がない感じ。

森谷逮捕。ところがこの男、逮捕されてからが本番。‥‥というか本気でセリフの半分くらい、手錠された状態でのセリフじゃない?

史上最大にして最低の作品爆破パート。このパートがないと蘭がただののほほんガールで終わっちゃうのよね。米花シティービルでこの2つの視点が合わさるんだなぁ‥‥。蘭‥ッ!!!!

一番でかい爆弾はここにあった。ホールに閉じ込められた蘭と、扉越しの新一。この扉越しで直接は会えないっていうのが、なんか二人の状況のメタファーなのかな、なんて思っちゃうよね。

爆発時刻は0時3分。”お前のために3分間だけ用意してやった”と言っていた森谷帝二。なんなんだ3分って!!!となりつつも爆弾を着々と解体していく蘭と新一。残り時間は5分ほど。

設計図通りに爆弾のコードを切っていったはずが、タイマーは止まらず、まだ赤と青のコードが残っているという。森谷はわざとこの2本のコードを設計図に書かなかった。赤と青、どちらを切れば‥‥?

ここで0時を告げる鐘。どちらを切ればいいか悩むコナン(新一)に”ハッピーバースデー‥新一‥‥だって、もう言えないかもしれないから‥‥”

このセリフでコナンは覚悟を決めるんだよね‥‥。"死ぬときは一緒だぜ"って。そんなに飾りのおおい言葉じゃないけれど、シンプルで、それでいていろいろな思いのこもったいいセリフで、いいシーンだと思う‥‥。

そしてここで青山原画なんですよみなさん!!!蘭の"もう言えないかもしれないから‥‥"あたりから"死ぬときは一緒だぜ‥" "新一‥‥"くらいまで青山原画なんですよたぶん!!!はー!!!こんなん最高以外何も言えないでしょ‥‥。

赤と青を選ぶ。ここで回想シーン。新一は赤と青でどちらが好きと訊かれて赤と答えた。赤は蘭も好きな色。今日の蘭の服も赤で、赤が好きと答えた新一の誕生日プレゼントに赤いポロシャツ。そして二人のラッキーカラーは赤。

決意の表情でハサミを持つ蘭。一方、ラッキーカラーの会話の件を思い出し、森谷の罠に気づくコナン。”らーん!!!赤はダメだ!青を切れ!!”などと叫ぶももう声は届かず、レスキュー隊に連れられていくコナン。

推理?で気づいちゃったんだから仕方ないとは思うけど、死ぬときは一緒だぜ、お前の好きな色を切れ、と言ったのに、サラッと前言撤回してしまっている。まぁ命がかかってたらそれどころじゃないよね。命あっての物種じゃい。

ハサミを持ち、コードにあてがう蘭。ここで画面が白黒演出に。白黒演出になる前は赤のコードにハサミを当てていたんだけど、よく見ると白黒演出になってからもう一度コードにハサミを当てるシーンがあるんだよね。赤を切るならハサミを当てるシーンがもう一度くるわけがないから、よーく見てれば青なんだなってわかるんだね。まぁかなりちゃんと見ないとわからないけど。

蘭が切ったのは青のコード。アゴが外れんばかりに驚愕する森谷帝二。蘭たちも救出され、一件落着。

後にコナンと蘭が合流。なぜ、青を切ったのか理由を尋ねると

"だって‥‥切りたくなかったんだもん‥‥。

赤い糸は‥‥‥‥新一と

繋がってるかもしれないでしょ?"

"へ?"

♪テーテーテテーテーテテーテーテー♪

そしてED‥‥いやホントにこの流れ血反吐を吐くくらい好き。誇張じゃなく200回は観た。時計じかけの摩天楼自体も50回は観たと思うけど、このシーンだけ何回も巻き戻してテープ壊れるまで観たもん。ホントに好きすぎ。このシーン。

ここまでさんざん、赤が好き、赤いポロシャツ、ラッキーカラーは赤、って赤を思わせるような要素をさんざん積み上げておいて、それだけ積み上げて稼いだ”赤を切る”っていう選択肢は、"赤は好きな人と繋がってるかもしれないから切りたくなかった"っていう17歳の女の子の想いに一撃で粉砕されて青を切らせるんだよ?あまりに美しい‥‥。

そして青い線を切られた爆弾には、切られなかった赤いコードが残っていて、タイマーの残りカウントが"2"なんだよね。2人がちゃんと赤い糸でつながってるっていうことなのかなぁ‥なんて思っちゃったりするよね。こういうのって緊迫感を出すために残り1秒とかにしがちなんだけど、あえて"2"秒だったのは、ただ奇を衒ったとかじゃなくて、そういうことなのかなって。

そして僕はコナンの映画‥‥というかいろんな映画においてEDへの入り方ってけっこう意識して観るんだけど、この映画のEDへの入りかた最高すぎない?そして流れる曲が"Happy Birthday"だもの。3分間だけじゃない、きちんと1日続く、Happy Birthday。

はーいっぱい書いちゃった。まだまだ端折った部分もたくさんあるんだけれど、とりあえずザーッと書いた感じはこんなところかな。また見直したりしながら書くともっと細々書けるんだろうけど、一応は日記だし、もう27,000字書くほど若くもないのでこのあたりでいかがでしょうか。今5,000文字くらいですかね。


そういえば、"時計じかけの摩天楼を観ての一句"を詠んでください、なんていう無茶振りをされていたっけ。ほんわかした感じで恐ろしい振りをしてくるの、おっかねぇですわよ!!


ではここで一句。いや短歌にします!

3分が終わりを告げるその刹那あなたが選ぶ真実の色


みんなもポケモン、ゲットじゃぞ~!!!(?)



いや、ホントに観て!!まだ観れるから!!6月30日まで!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?