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退院した日

退院するべき
定められた基準を達成し、熱も下がったため
退院となりました。

初めて隔離病室から出た時、
自分がどこの病室にいたのか
何階の病室にいたのかが
わかりました。
全くわけも分からず防護フィルムに包まれた
車椅子👩‍🦽にて病室を移動してきた為
どこにいるか全くわからなかったのです。

退院するので、病室を出てもいいのに
一瞬病室を出る際に戸惑った自分がいました。

その後退院時の書類など記入するため
病院の事務の方に案内してもらい
書類を記入する際、
事務の方のペンを借りたのですが
今までなら思ったこともないのに
このペンを触っていいですか?
と聞いたわたくしがいました。

人にうつす危険性はほぼない状態のため
退院をしているのに
つい最近まで陽性であり、防護服をきた人にしか接する事がなかったわたくしは

ペンを触って
嫌ではないのか
うつすのではないかと
考えてしまったのです。

事務の方に
「もう大丈夫なんですよ」と
言われてほっとしました。

数枚の退院するための書類なのに
記入するのにとても時間がかかりました。
なぜなら…退院の当日ですら
とてもきつい倦怠感を感じていた為です。


全て記入し、
事務の方が
「よく、1人でがんばりましたね」
と言われた時
胸がぐっと熱くなったのを覚えています。
何気ない言葉かもしれませんが、、

言葉の力って人をこんなにも
気持ちを軽くしてくれるんだとより
感じました。


続きは次回!
拙い文章読んで頂きありがとうございます。
本来ならなりたくなかった
コロナになった貴重な経験を、なにか
役に立てば、なにか伝わればと思い
文章にしてます。

読んで頂きありがとうございます。

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