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一区切りをここで

前日までリンゴンシャンシャンと高らかに響いていた鈴の音がお正月を待つ童謡に変わった12月26日のスーパー。
そこは6の付く日に一定の年齢以上の方+1人まで割引がきく。年金支給後+年末というミラクルコンボだ。
従業員総出でディスプレイやら品揃えを変えまとめ買いに備えたのだろう。
もう一夜城だよな。
そんな所へ例のごとくその晩のメニューも決めずにあわあわと来てしまった。カートを支えに通路で立ち止まる人生の先輩方に何度か行く手を阻まれる。家に帰ってから「足りない物リスト」を見て全てを忘れていることにがっかりだ。次はメモを持っていかなきゃ。

モノカキングダムでは私の作品に3票入れていただいた。
好きな表現だ、とコメントもいただいた。
全ての作品に丁寧なコメントをつけて記事にしている方がいらして、
その方は私が一番こだわった部分を拾い上げてくださった。
結果を見て面白いなと感じたのは圧倒的な1人勝ちにならず票がばらけたことだ。これは1人1票という条件だったとしてもそうなったんじゃないだろうか。

「渾身の記事」にする為どこに力を入れるかは人それぞれだ。
年齢、家族構成、携わる仕事、住んでいる地域はみなバラバラ。
築き上げたい世界だって人の数だけある。
このキングダムを攻略するには心の中にあるダンジョンのもっと深みにまで降りる必要があるんだ。
今言いたいこと、伝えたいこと、ずっと温めていたストーリーとか
逆に蓋をしていた気持ちの落としどころを見つけて帰って来なきゃならない。

普段はしない「審査」も経験した。
スキキライのバイアスを除けて読みこむことの難しさはあったが一貫して「あなたのエピソードよりあなたの世界観を読みたい」それを審査基準にした。

noteの街の賑わいから離れたところに自分の場所はある。
それは常日頃感じているが、こうして書くことは止められずにいる。


モノカキングダムを主催してくださったことばと広告さん、読んで下さった方々、審査し大切な1票を私の創作に投じてくださった3名の方、コメント下さった皆さん、ありがとうございました。

末筆となり失礼この上ないのですが、この場を借りて御礼申し上げます。


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potesakula
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