語りたがり 「一言で」ができません
こんなに思考回路違っててよく30年以上一緒にいるな。
だんなとわたしだ。
理系脳のだんな まどろっこしいことダメ
どの公式使えば答えが出ると確約されているものが好き
文系脳のわたし ひらめかずまわりくどい
どうとでも解釈ができて答えは1つではないものが好き
「本を読め」
国語と数学の成績があんまりにもかけ離れてただんなが
国語の先生から受けたアドバイスだった。
教科書ガイドの存在を知らなかったというのも一因で、ガイドに添った出題というのもどうなのと思うけどそれは別の話。
結構な冊数読んだんだけど、、と言うだんな。
「あー、それね、行間を読む訓練するんだわ」
「あらすじ追うんじゃなくて文字に書かれていない心情とか背景をさ」
「まぁ、厨二だわさー」
「行間を読むってもう旅なんだよねぇ・・・(うっとり)」
はっ!!!
置いてけぼりのだんなの頭にわたしの言葉はもう入ってってない。
こうなると暴走走り屋ならぬ妄想語り屋になるわたしは
平気でだんなをおきざりにして語ってしまう。
コンパクトに話をまとめられないのはこんなとこにも表れる。
「嫌だヤダヤダ、嫌だったら嫌なの!!」という感情だけで主張してしまう私の一面もあり時々めんどくさいのは許されたい。(そこは語らずヤダの一点張り)
ぴこーん!って納得いく部分が2人して違う。
1つしか答えのない数学だとしても、その答えを導きだすための
方法を脳内で手繰り寄せる必要がある。
だんなはその手繰り寄せる時間が短く「イケル!」とひらめいた瞬間や
イコールで結ばれた瞬間がとても楽しいのだろう。
自分なりに伏線を回収できたときのわたしの高ぶりがそれに近いのかもしれない。
足して2で割らず足したままなら案外オールラウンダーの
生徒になれるかもだけど。大人なわたし達は足されることなく
この相反する感覚と付き合い続ける。