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BQEYZ Autumn

レビュー第二弾は先日お安く手に入れる事が出来た【BQEYZ Autumn】です!
Autumnの和訳は【秋】です。ちょうど今秋真っ只中で各地で冷え込みがきつくなってきましたね。
冬もあっという間にきてしまうので、秋とかろうじて呼べるうちにレビューをしたいと思っていましたが、結構ぎりぎりになってしまいました(^^;)

さて、このAutumnですがBQEYZの四季シリーズの一つとなります。
四季シリーズ一覧
・春 → Spring1(2020年1月)Spring2(2020年10月)

・夏 → Summer(2021年5月)

・秋 → Autumn(2021年11月)

・冬 → winter (2022年11月)winter ultra (2023年6月)

Spring・Summer・winter 全て構成は違えど多ドラ構成になり、Autumnはこのシリーズ唯一の1DDシングルダイナミックドライバになります。
ただ、このドライバ13mmとイヤホンにしては大口径のドライバ(デュアルキャビティ採用)で非常に高性能の物が積まれてます。

ここで初心者の疑問
デュアルキャビティってなんや!?ってことで軽く調べてみました。

イヤホンの音響技術の一つ
デュアルキャビティは、特性デュアルキャビティダイナミックドライバとコイル式中低域は骨伝導ユニットを採用したハイブリッド構成との事。
恩恵は広い音場とクリアな中高域、また高域に明るさと伸びを豊かにする、らしい。

つまり1DDでありながらハイブリッドの特性を合わせ持つ凄いやつって事です。(多分)

まぁ素人のワイにはこの程度しか理解出来ませんでした・・・。
もっと勉強していきます(^^;)

ベントフィルター交換


Autumnの特徴としてベント穴にハメるフィルターの交換ができます。ノーマル・bass・trebleの三種。ノーマルに加え低域・高域増幅のフィルターが付いています。
これは付属の磁石のついた棒状のもので取り外しが簡単に行えます。
ただ、非常に小さく磁石で付いているだけなので、外出時に落とした際に外れてしまったら・・・、きっと見つからないでしょう。
くれぐれも気を付けて取り扱うか、室内専用とした方がいいかもしれませんね。


万が一なくしてしまった方は、このフィルター3種セットで販売もされているのでそちらを購入するしかないでしょう。(たしか2000円くらい)

さて、前置きはこてくらいでまずは実物を見ていきましょう!

外箱(表)
外箱(裏面)


中身【本体・イヤピ・キャリングケース・磁気チューナーポール(磁石の棒)・フィルターセット】
*ケーブルと掃除用ブラシはキャリングケースの中
なぜかイヤピが一個ありませんでしたが、BQEYZに連絡したら新しいイヤピを送ってくれました!
0.78 2pin(4コア高純度銅と4コア銀メッキ銅の8コアmix線)
今回は福袋で選べず3.5mmでした。

スペック表(簡易版)

Benzo Blue ・Purple ・Ash Green の三色展開
・1DD(13mm大口径デュアルキャビティドライバ)
・46Ω
・7~40KHz
・110㏈
・0.78 2pin (2.5 3.5 4.4)mm


イヤホン本体(正面)Benzo Blue
イヤホン本体(裏)真ん中の丸い金属がベントフィルター
イヤホン本体(差し込み口)

イヤホン本体は5軸CNC切削加工されたアルミ合金製でフェイスプレートはAutumnと言う名にふさわしい落ち着きのある上品なデザインです。ぱっと見winterと同じ形でしょうか?
スベスベしていて手触りは良いです。
ノズルも金属製で開口部は太くなっており、イヤーピースは一度ハメてしまえばズレたりすることはないと思いますが、軸が固めの物だと付けるのが少し苦労します。

また、ベント穴の横にも小さい穴が開いています。
この部分については調べてみましたが、詳細な記事や解説が見つからず用途不明です・・・。
知っている人がいれば教えてほしいです!

箱だし付属ケーブルで聴いてみた


(イヤピはAZLA crystalに変更)

さて、さっそく聴いてみた第一印象はクリア!すごく澄んでる!
正直付属のケーブルは今まで低価格帯ばかり購入していた事もあり期待していませんでしたが、質は高いです。
3.5mmのシングルで聴くなら特にリケーブルは必要としないと思います。
もちろんシングルでもより良いケーブルに変えれば良い音、もしくは好みの音に変えられると思いますが、特別必要ではないでしょう。
今回は付属が3.5mmでしたが、4.4㎜のバランスなら手持ちが豊富な方も多いでしょうからリケーブルで遊んでみてもいいかもしれません。

音場は横に広く、立体感も感じられます。*すごく広いわけではない。
全体的にニュートラルですが、粒立ちは細かく細部の音まで分かりますし、定位もかなり良いです。モニターライクな音ではなくリスニング寄りですね。
寒色サウンドですが、どこか温かみも感じられとてもリラックスして聴いてられます。
低音の圧はあまりなく、高音が刺さる事もなく、非常に聴き取りやすいサウンドです。
アタック感はそこそこにキレがあります。
ボーカルも適度に前にあり、サブボーカルもしっかりと聴き取れます。
男性・女性問わずボーカルは艶や張りがあり、私の中では高評価です。
Autumnと言う名の通り、秋の肌寒い時期にひと肌に包まれているような、そんな優しい音だと感じました。

BASSに変更

チューナーをbassに変更してみました。
全体的なバランスを損なう事なく、低域~中低域の厚みが増しました。
ノーマルでは若干聴き取りずらかったベース音が埋もれずに上がってきて、音に迫力が乗ります。
live音源との相性が一番良かったです。特に大きめのステージのものは臨場感が感じられます。
低音の圧が若干出てきましたが、低音ホンが好きな人には物足りないかもしれません。

TREBLENIに変更

高音域の伸びが出てきました。また、ピアノやバイオリンなどの高音がよりキラキラと輝きを帯びてきました。
また、ちょっとだけ低音の響きが少なくなったかな?くらいの微妙な差しか私の耳では感じられませんでした。

リケーブルしてみた

・Nicehck Snow Wings OFC 4.4mm
これはケーブルの特性が強いですが、低域が豊かになり厚みが一気にましました。全体的に音が太くなりましたが、同時にAutumnの繊細な部分がなくなったように感じられ個人的には相性はあまり良くありませんでした。

・Nicehck 5A⁺ 4.4mm
こちらはAutumnの繊細さを欠く事なく、全体的に音の質を一段上げてくれました。クリアさや空間表現はそのままに、音に厚みと弾みが足されこのイヤホンに合っていると感じられました。
あと、5A⁺のプラグの色がAutumnの色とほぼ同色!見た目の組み合わせも最高です。

AutumnとNicehck 5A⁺
(光の当たり方で色が違うように見えますが、肉眼ではほぼ同色)

・Yongse ALPINE 4.4mm
今回の3本の中では、このイヤホンに一番あっているかもしれません。空間の表現が一番秀逸でした。全体的に重心が下がるため、高音域が少し落ち着き耳に馴染みやすい音になりました。個人的にはnormalとこのケーブルの組み合わせが一番好みでした!

全体的な印象の数値化(1~10評価)

・音場の広さ  : 7
・解像度    : 8
・アタック感  : 4
・ボーカル   : 7
・低音     : 5
・中音     : 9
・高音     : 7
・分離感    : 8
・定位     : 8
・寒暖     : 寒色
・明暗     : 明るめ
・響き     : 6
・本体クオリティー  : 8
・ケーブル   : 7
・イヤピ    : 3

今回も色んな曲で聴きましたが、特に相性の悪い曲というものがないように思えました。強いて言うならどうしても美音系のイヤホンなので、低音が醍醐味の曲とかだとちょっと物足りない?くらいです。 
現在BQEYZのラッキーバックで15kを切る価格で購入できますので、非常におすすめのイヤホンです!Amazonでも販売されてるので、アリエクが使えない、使いたくない方でも購入しやすいと思います!

私は今回、アリエクで購入しましたが、Amazonから発送され翌日にAmazonの袋に包まれて届きました(笑)

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