社内外問わず 必ず抑えてほしい「リスペクト」について
仕事をする上で、とにかく大事にしたいのは「リスペクト(信頼)」だと思っています。
どんなに能力が高くても、実績があっても、生産性が高くても、「リスペクト」がなければ僕は一緒に働きたくありませんし、皆さんも同様かと思います。
本ブログは、
ポテンシャライト社内メンバー
今後ポテンシャライトの選考に進んでいただく方
多くの外部企業様
上記の皆さまに向けた内容となっています。ご覧いただければと思います。
1. ポテンシャライトのバリューの一つである「リスペクト」
まずは下記をご覧ください。
ポテンシャライトのバリューの中に「リスペクト」があります。5つあるバリューの中で、最後の5つ目にこの「リスペクト」があります。
前提としてポテンシャライトは、バリューを「ミッション/ビジョンを達成するために必要な行動指針」「理想の状態」と定義しています。一方で「カルチャー」は、バリューとは別に文言化しており、「今のポテンシャライトの姿」と定義しています。
つまり、バリューとカルチャーの違いは、「全メンバーが達成できているか否か」を指します。
ただ、バリューのディスクリプション(説明文)を読んでいただければご理解いただけるかと思いますが、そんなに難しいことを書いているわけではありません。むしろ社会人として、いや人として当たり前のことが記載されています。にもかかわらず、なぜわざわざ「バリュー(理想の状態)」として設定しているのか。
その理由は、社員数が増えたり在籍期間が長くなると、バリューの「リスペクト」に欠ける行為が散見されることがあります。数としては少ないのですが、リスペクトに欠けるアクションに遭遇することがあります。
また「リスペクト観点を持って仕事をすることは当たり前なため、わざわざバリューに入れなくても良いのでは?」という意見もありました。僕もその通りかなと思ったのですが、実際にバリューの入れておいて本当に良かったと感じることが多いです。
2. ポテンシャライトが言う「リスペクト」とは
「リスペクト」について伝えたい内容は3つあります。
2-1. 約束を守ること
本当に当たり前のことですが、組織/チームで決めた約束やルールを守らないメンバーはまれに発生します。約束/ルールを忘れてしまっていたら、それは「運用」に問題があるかと思うのですが「わかっていて守らない」ことが発生してしまうと完全にアウトです。
また、これは僕がキャリアカウンセラーとしてこれまで5000人以上の方々と面談をした経験があるからか、またキャリア全般で100名以上のメンバーの入退職を見てきた経験から、約束を破るときに「あ、わかっててこの人約束を破ったんだな」というのは何となくわかります(もちろん予想ベースですが)。
2-2. 相手に対しての配慮
会社は自分以外のメンバーが集まっている集合体です。特にポテンシャライトは個人プレーではなくチームプレイが多く、且つさまざまなメンバーと共に仕事をすることも多く発生します。独りよがりな態度は良くないですし、仕事で接するメンバーに対して配慮し、相手の気持ちになって動くことが重要です。これは社内においての話のみならず社会の顧客/パートナーの方々にも同じことが言えます。
2-3. 嘘をつかないこと
これも当たり前のことです。これが発生してしまうと、相手のことを信じることができなくなります。1つ目の、約束を守ること と近しい話ではありますが、業務において真実/事実と異なる発信されてしまうと、もはや仕事になりませんし信頼関係は一気に崩壊します。
ただ、皆さんの心に手を当てて過去を振り返ってみていただきたいのですが、上司や同僚、顧客に嘘をついた事はありませんか?小さな事象や大きな事象は問わず、おそらくそこそこ社会人経験がある方は少なくとも1度はついてしまったことがあるのではないかと思います。
特に、1点目と3点目は仕事をする上での信頼感の中での信頼感の話かなと思うので無論 大事であることはご理解いただけるかと思います。
3. リスペクトに欠ける行為が続いた場合
下記3つのアクションを想定しています。
3-1. チャレンジ/チャンスを提供しない
ポテンシャライトは能力や年次、経験は関係なくチャレンジ/チャンスを提供するカルチャーがあります。ただ、リスペクトをかける行為が続いているメンバーには新たなチャレンジやチャンスを提供しません。理由は約束を守れないからです。まず自分が今担当している既存の業務を100%こなし信頼関係が回復してからチャレンジ/チャンスの機会提供します。
3-2. 人事評価が下がる
誤解がないように申し上げると、リスペクトにかけた行為が続いた場合、すべての評価項目の評価が下がるわけではありません。ただ、ポテンシャライトの人事評価項目は、バリュー評価があるため、すなわちリスペクトの評価もあります。また、リスペクトが派生した評価項目もあり、結果的にリスペクトに欠けた行為が多いと評価が下がります。
ポテンシャライトは完全成果主義ではありません。なぜならば、短期的な利益を追い求めていないからです。そのため、目の前にいる方(社内/社外問わず)にファンになってもらうこと、そして最大限満足してもらうことを重要視しているため、リスペクトの評価/リスペクトから派生した評価があるため、結果的に人事評価は下がります。
3-3. 提案や発言を受け入れなくなる
これは社会において当たり前かと思いますが、約束を守れないメンバーの意見は聞く気になりません。
能力が「低くて」、リスペクトに「富んだ」メンバー
能力が「高くて」、リスペクトに「欠けた」メンバー
前者を大事にしたいと個人的には思っています。リスペクトが欠けてしまっては全てが台無しになってしまうと思いますし、そういったメンバーには向き合い続けることが厳しいです。
「仮」の話をします。
ポテンシャライトはこの「リスペクト」を大事にしているが故に、人事評価に「リスペクト」の評価項目を入れています。ただ、もしこの「リスペクト」が評価項目になく、完全成果主義だったら「リスペクト」に欠けた行為をして「成果を追い求める」「人への配慮はしない」という事象が発生する可能性があります(発生します、と言っているわけではないです。成果主義でもリスペクトに富んだ企業さまもあるかと思うので、念のため補足しています)。僕個人的な所感として「リスペクト」に欠けた会社で働きたくありません。
また、少し矛盾するような話をします。
仮に複数回リスペクトに欠けた行為があったメンバーにも、僕は向き合うようにしています。本ブログは割と厳しい内容を記載していますが、僕自身、堪忍袋の緒が切れるまでの期間は長いほうだと思います。
「人は必ず成長する」
「人は裏切っても必ずその分見返りを持ってきてくれる」
という想いが強いタイプのため、上記の3つのアクションはありながらも、社会人としてリスペクトができる人になってもらうために、諦めないで指導するつもりでいます。また、これまでの社会人人生の中で成長を諦めたメンバーはいません。つまり、いつか良くなるであろうと向き合ってきたつもりでいます(僕と働いたことがあるメンバーは、何となくこれはわかってもらえるかと思います)。
ただ、メンバーからリスペクトに欠けた行為を何度も繰り返されてしまうと、僕も「線」が切れてしまうこともあるかと思いますし、その際に提示できるブログとして、こちらを書いています。
4. なぜこんなブログを書いているのか
「リスペクト」は、仕事をする上で、それ以前に人と人がコミニュケーションを取り合うために大前提として必要なことのため、言及する回数は多くないです。
ただ、明確に明言をしておかなければ
「わからなかった」
「軽視していた」
など、事が片付けられてしまうことも想定し、僕らの価値観を文字にしました。
山根は現在36歳になり、若い頃と比較するとメンバーを「叱咤」することはすごく少なくなっています(と思っています)。ただ、このリスペクトに欠ける行為だけは「叱咤」する必要があると思っており、「叱咤」をしないことは 僕の立場柄(代表であると言うこと)、責任放棄だと思っています。もし仮にメンバーがリスペクトに欠けた行為をして、それを社内外に別の機会でしてしまっていたら、そのメンバーとしても厳しいですし、周りの方々にもご迷惑をかけしてしまいます。また、そのメンバーが外の世界に出た際に、リスペクトに欠けた行為をし続けてしまう可能性もあります。新しい環境で、最初はリスペクトを持てるかもしれません。初対面は気を遣いますし。
ただ、人間は簡単に変われる生き物ではありません。リスペクトに欠けた行為が序々に出てきてしまい、数ヶ月後には周りの方々が貴方から離れていきます。そうなった際に「自分は頑張っているのになぜ?」と思うかと思います。ただ違うんです、それは自分に原因があるのです。昨今の社会的背景もあり中途入社者に「叱咤」をしてくれることはあまり無いでしょう。僕もできるだけしたくありません。ですが僕は、会社の代表として矯正すべき事項だと思っているため、叱咤をしたいと思っています。
リスペクトに対してここまで細かく言及したブログは、これまで書いていきませんでしたが、大事だと思いましたので文字にいたしました。
繰り返しになりますが、本ブログに書いた内容は至極当たり前なことであると思っています。ただ、本当に忘れてはならないし、信頼は一気に崩壊するものだと思っているので、僕/ポテンシャライトも最大限注意したいと思います。
もしポテンシャライトが破ってしまった場合は、早急に再発防止策を明確にしたいと思います。