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チョコミントショコラパフェ @からふね屋珈琲 三条本店

2021.01.24 16:55

2019年、祇園祭当日の朝。山鉾巡業を鑑賞するために入ったそこは、静かで落ち着く珈琲屋さん。太陽の光が差し込み、ショーウィンドウに並ぶ沢山のパフェが輝く。

新聞を片手にのんびりと珈琲を飲む常連らしきお客を尻目に、席についた。メニューに目を通し、モーニングセットを頼む。熱々のチーズトーストにサラダとドリンク付き。
時間を気にせずに食べていたら山鉾が視界に入ったので、急いで食べ切り、店を出たのを思い出す。

その日から、もう1年半も経つ。近くを通っても何故か立ち寄ることはなかったので、私の中では祇園祭を待つ間に入った場所という印象しかなかった。
喫茶店バイトの出前でパフェを運んでいると自分もつい食べたくなってしまい、家へ帰る道すがら、街灯に照らされた例のショーウィンドウを見つめていたことはあるが。

そして今日、久しぶりに入った。初めてここを目的に。清掃バイト終わりで自転車に乗っていたし雨も降っていたから、一瞬諦めてまっすぐ家に帰ろうかと思った。でも食欲が勝った。前日からずっとパフェを食べたい気分だったから後に引けず。

実は今日、清掃バイトの先輩お2人と私の喫茶店バイトについて話していたとき、たまたまからふね屋珈琲も話題に上がった。京都に長くお住まいの先輩方は、
「あそこ、たしか山科にもあるよね」
「ジャンボパフェすごいよなぁ」
と話していた。

私は三条本店しか知らなかったが、調べてみたら関西に何店舗もチェーン展開している。パフェだけで150種類以上もあり、昔は珈琲を強く売り出していたそうだが、今では「からふね屋珈琲と言えばパフェ」というイメージがすっかり浸透している。
*[からふね屋珈琲/からふね屋について]

迷うことを予想していたので、事前に決めていたチョコミントショコラパフェを頼んだ。喉が渇いていたので、ダッチアイス珈琲も。

案内された席は2階にあり、かつて1階の入り口近くで山鉾を見ていた頃とはまた違った景色が目に入った。
夕方、お店に集うお客の多いこと。そのほとんどがパフェを頼んでいた。女性2人組、男性2人組、家族…人数も年代もさまざま。

対応してくれた女性の店員さんはウグイス嬢ばりの美声で驚いた。接客も丁寧でつい瞥見。

そういえば、喫茶店で働くようになってから、自分がお客として訪れるときに喫茶店やカフェの内装、外装、メニュー、店員の接客などを観察する癖がついた。

しばらくして、パフェと珈琲が運ばれてきた。
高い背の容器は、いつ見ても美しくてときめく。
上から、ホイップクリーム、ミントアイス、チョコアイス、ミントアイス…チョコアイス…。

チョコミン党員、大歓喜。
シンプルな見た目だが、ミントの爽やかさに加え、チョコがしつこくなく食べやすいので飽きが来ない。
一番下にはイチゴとパイナップルがあり、アイスとはまた別の甘みに癒された。

そして、ダッチ珈琲。深みがあってパフェに合う味わい。普段は入れないガムシロも、試しに入れてみたらとてもよかった。

長居するつもりが、あまりの美味しさにすぐ完食してしまった。食べ終わって集中が解けてからは、周りのお客のオーダーが聞こえてきて、次は何を食べようかとワクワク。気が早い…。流石に食べなかったけど。

また来よう。もう祇園祭だけとは言わずに。

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