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電話ボックス、タウンページが溢れていた僕らの平成
平成中期頃まで街中にたくさんあった公衆電話、特に電話ボックス型の公衆電話(電話ボックス)はすっかり少なくなりました。2024年現在、NTT東・西日本の公衆電話設置数は2000年の1/5以下になっているようです。そのためか、電話ボックスや駅や宿泊施設に置いてある公衆電話機を見ると懐かしさを感じます。特に電話ボックスは減りましたよね。
もしかすると、電話ボックスは東京や大阪など大都市ではまだそれなりに存在していて外を歩くと目に触れる機会があるのかもしれませんが、エビちゃんが住んでいる新潟市ではあまり見かけなくなりました。地方都市は大都市ほど電話ボックスの需要がないという事情もあるのでしょう。
電話ボックスは当時の創作物にも当たり前のものとして登場します。背景の一部のようなものですが、その存在感が妙に印象的だったアニメとして、僕はエヴァを思い出さずにはいられません。
アニメが放送された95年はまだ平成初期だったこともあり、「新世紀エヴァンゲリオン」には電話ボックスがちょいちょい出てきました。
11話「静止した闇の中で」において、主人公のシンジが電話をかけているシーンでは電話機の上に黄色いタウンページも描かれています。このタウンページも現在では見かけることがほとんどなくなりましたね。真っ黄色く、分厚いあのタウンページを知らない若者も多くなってきているかもしれません。
そうですね、エヴァと電話ボックスといえば、2018年に放送されたアニメ「SSSS.GRIDMAN」の第5話には先程紹介したエヴァ11話「静止した闇の中で」の構図そのままのシーンが描かれていました。
このシーンはエヴァのオマージュとされていて、エヴァではシンジが、グリッドマンでは立花が電話をしていました。グリッドマンを制作したTRIGGERはエヴァのガイナックスから生まれた会社ですから。
グリッドマンが放送されていた2018年には電話ボックスが少なくなっていたので、エヴァ味と同時に懐かしみを感じてニヤッとした人もいたと思います。ちなみに、グリッドマン5話は水着回でした…… 当時はけっこう話題になりましたよね♪
電話ボックスとその中に当たり前に置かれているタウンページ、これがザ・平成の街並みでした。「電話ボックスか、懐かしいなぁ」と、ちょっとでも感じてくれた人は僕と平成の懐かしさを共有しましょう!フォローしてください!