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鏡の池占いの行方

あけましておめでとうございます。
私が物心ついた頃から、我が家では島根県にある八重垣神社に毎年初詣に行っています。
私は普段東京にいるので、年末年始に帰省した際ゆっくりと参拝しています。

御朱印ブームや縁結び関連でこの八重垣さんも昔よりも多くの参拝客で賑わうようになりました。

普段は参拝して一年の感謝を申し上げ、家族みんなでおみくじを引くのが恒例の流れなのですが、
この度初めて鏡の池占いをしてきました。
昨年夏世に放たれたアラサーの私、お別れしたばかりでしたので、親も冗談半分で「いい人おらんかね!?」と聞いてきたことをきっかけに、この池の存在を思い出したのです。

鏡の池占いとは?

池の隣の説明書き

この通り由緒ある池なのですが、社務所で一枚紙をいただき、お金を乗せて、池に浮かべます。
その沈むスピードと、どこに沈むかで自分の婚期などを占うものなのです。毎年ご挨拶していたけれどやったことはなく…(そのせいでご縁薄いかしら)

「私のいとこは沈むのに2時間かかって、しまいには泣き出したよ」

と横でボソッと言う母親。少し心がヒンヤリするのを感じながらも、池に向かいました。

 全ての経験が幸福に通ず 西と南 吉

浮かべるとすぐに紙に言葉が浮かんできます。
有難いお言葉ですね。
若い男女が所狭しと、まだかまだかと沈むのを熱のある視線で見続けています。看板の言葉によると、15分以内に沈むと良縁が早いみたい。

私は待つこと6分、無事に沈んでくれました。
すぐそばで沈んだので、身近な方とのご縁があるそう。
私の紙のすぐ左をみると、なんとお金の部分だけが破れて沈み、紙が浮いてるではありませんか!
また、なかなか沈まず諦めて帰ってしまう方も…。
占いといえども皆さんの集中する気で池の周りは満ちていました。

結局私を取り巻く状況がすぐに変わったわけではありませんが、両親は謎に安心したようで…笑
心配をかけているんだなと申し訳ない気持ちにもなりつつ、私も謎の安堵。いつもより沢山気を使ったため、少し疲れて家のこたつで長めのお昼寝です。

鏡の池までの木々も素敵ですし、ぜひ八重垣神社にいらっしゃった際は奥の鏡の池まで行ってみてはいかがでしょうか。

皆さまにも良きご縁が沢山ありますよう。




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