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私が絵を描くとき

私が絵を描くときは、脳内で少なくとも6人の批評家が張り付いて私を見張っている。

2人は画家である両親。
その造形は狂ってる、色がイマイチ、構図が凡庸、などと。

1人はビジネスマンとしての自分。
この時代に絵なんか描いて意味ある?儲かりもしないのに。

もう1人は哲学者としての自分。
その絵を描くことで社会に何か影響をもたらすのか?哲学的主題は?

もう1人は優しい自分。
いいよ、一回思考停止して何も考えずに楽しんで描きな。

もう1人は、全ての批評家を黙らそうとしてる自分。
ビジネス的にも哲学的にも、美術としても意義のある試みをしたい…と。

無謀なことを思うのは勝手。
やっぱり批評家達は黙っていてくれない。私の脳内は常に大忙しである。単にADHDなのかもしれないが…

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