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すべては肩書きなのか…?

病み可愛いアイドルとかいうワードを目にすることがある。
私の好きなアーティストさんとお付き合い疑惑らしいがそんなことはどうでもいい。

病み可愛いさんは、アイドルだけど、変顔したり、自分の心の闇を曝け出したり、ライブで暴れまわったり、路上で奇行を働いたり、なんというかアイドルというよりパフォーマーであり、アーティストかもしれない。
けれど肩書きはあくまでもアイドル。だから価値があるんだと思う。

以前書いたように、アーティストという肩書きはハードルが高過ぎるので、ちょっとやそっと奇行をはたらいたくらいでは認められない。けれど、アイドルがやると、希少価値になる。
アイドルから、女優になったり、小説家になったり、最初にアイドルとして間口を広げブランディングした上での表現活動はもはや常套手段だ。

今の時代、日本で表現者として人気を得ようと思ったら、アイドルや、youtuber?などでデビューした上でブランディングした方が明らかに近道だ。それでも苦労して芸術大学に入り、真っ当にアーティストとして努力してる方々はご立派ダナァと思はざるを得ない。

アーティストでも、アイドル顔負けの美人さんがたくさんいるし、私の近しい友人でも、「病み可愛い」どころじゃなく頭がイかれてて、とびきり可愛い子がいた。みんなアイドルとしてデビューすればいいのに!

けれどアイドルはファンとの交流が生命線だけあって、お仕事は命がけだと思う。とても真似できない。その点はアーティストとは一線を画しているかもしれない。

私がたまに愛読している雑誌、美術手帖には、今をときめくアーティストさんがのっていて、好きなアーティストさんはSNSでフォローし動向を追ったりしている。しかし残念なことに、権威ある美術手帖で取り上げられるレベルの作家さんでも、金銭的な余裕がなく自活に苦しんでいる方がたくさんいる。
学問の世界も、教授になれるころにはすっかり中年、教授ポストは限りなく狭き門という世界だ。アートもそうらしい。

けど活躍の場や、どのルートでPRしていくか、どういうブランディングをしていくか次第で、いくらでもやりようがあるきがする。

今の会社で、広告の仕事にたずさわったので、せっかくのコンテンツがちゃんとした形でPRされないのは非常にもどかしく感じる。結局アーティスト同士で交流して、専門の批評家からの批評を待っているだけのアートの世界を見ると全身が痒くなる。

アーティストもアイドルのように、一般の方々との距離を近しくし、自分の作品の翻訳とPRを行っていくべきなんだろなぁと思う。

アーティストにはまだまだ可能性があふれてる。


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