写実的な絵…
SNSでたまにバズってる、めちゃくちゃリアルなポテチとかグミとかネコとかのイラスト描く人。
すごいなぁと思うと同時に、極限まで「絵画」の意味合いを無効化するアンチテーゼかな?と思うこともある。
彼らにとって何にを思って何を描くかなんてことは問題ではなく、「リアルに描く」ことで支配的、身体的快楽が満たされることが重要なのかなと。
もちろんバズるためにあえてやっている場合もあるだろう。
決して軽蔑してるわけではなく、私にとっては、写実性をとことんまで追求する姿勢は純粋に不思議なのである。
「写実的」イラストの方法論、紙にグリッドを引いて、まるで測量するように描いていくことは、「絵画的」センスは必要ないが、「測量」のセンスはいる。
「測量」と「絵画」が一緒だと思っている人も多いのかもしれない。
測量したい人はすれば良いし、描きたいものがある人も、ない人も、とにかく描いてみたらいいと思う。
どんな人も絵も、魅力がある。