行動原理
うちの両親が絵を描いて、展示活動を続けているのは、その恩師が両親の脳内に植え付けたチップの為せる技だとも思う。
「描けよ!」「なんで描かねえんだよ!」
描き始めた動機はただ描くのが好きだったり、絵が友人のような関係だったり、上手いねと褒められたからだったりするだろうけど。個展をし続けるというのは「楽しい」「好き」だけでは絶対続かない。
ギャラリーを借りるのも画材を買うのもとにかくお金がかかる、たくさん制作するのに時間がかかる、精神的に追い込まれる、
展示が始まれば在廊で忙しくなる、来訪者に対して作品解説するのも頭をつかう
あけすけに批評されることもある
一回個展をしたから即評価に結びつくわけではない
でも来てくれた人の心に何ら揺らぎを刻めたら本望だね。
すぐには自覚できなくても、数年後、また私の作品が気になって忘れられないはず
あれ、私もチップを継承してしまったのか
人間みななにかしら見えない脳内チップによって活動させられてるの。