成長曲線
勉学などの能力の成長曲線って、それに時間をかけた分だけ比例していくグラフを思い浮かべる人が多いと思うんだけど、横道にそれてもある日突然爆発する時にもある。または、上昇が止まってしまったり下がったりしても10年後に上がり始めたりとか。人間の身体や脳の成熟と関わりもある気がする。
よく二流の塾講師とかが、女の子は最初は要領よくても伸びが止まる時があり、男の子は最初はだめでも後から女の子を追い越す、的な古典的な偏見を語っている。
それは実際身体や脳の発育の過程で、勉学に脳のリソース割けない時期があったりするんだろうと思う。
でも大学受験までのわずかな期間でジェンダーと学力を語るにはあまりにも稚拙な発想だし、入社試験では女性の方が優秀な場合も多いときく。
長い人生の中で人は優秀になれたりそうでなかったりするもので、あまり短いスパンで判断しても意味がない場合がある。
コツコツ努力する、というのはなかなか万人ができることではないが、結果が試されるその都度一喜一憂せずに、成長曲線を長い目で見守る必要があるという言い換えもできるかもしれない。
野村忠宏選手の祖父の話をきいて