占星術からみる画家
自分が今後どんな作家を目指そうかなと考えた時に、西洋占星術からみた画家、太陽星座と月星座からみて、それぞれ妄想していくのも面白いな。マドモアゼル愛先生の月の欠損理論ペースで。月星座は正確には調べられないし、ただのお遊び。
お遊びのつもりだが、自分が気になる画家をピックアップしていくと、不思議と自分が持ってる星座とかなり共通点が、、
自分は太陽射手座に月牡羊座。しかしネイタルのホロスコープ上は山羊座に惑星が5つも集中している。
まずマティス。太陽山羊座で月射手座。彼は若い時法律家でとても頭脳明晰、親からも期待されていたが画家へ転向。美術史におけるマティスの存在感って不思議なほど強大。
あの穏やかで明るい色彩の絵。肘掛けのような絵を描きたいと語ったそうだが、実際は山羊座力で徹底的に色彩と線を研究し構築していったのではないか。そして美術界での確固たる地位を築く政治力もすごかった。のではないか?
しかし、その作品に思想性は感じない。何かありそうな気もするけど多分ない。
法律の世界から絵描きの世界に飛び出したそのパワーは月射手座の欠損パワーなのかも。
もう1人最近好きな画家、ルノワール。
太陽魚座、月牡羊座。いまでも人気があり、本物の作品は本当に美しい。魔法のようなブルーの美しさ、いまだに技法が解明されておらず、息子から少し明かされたが真似できる人はどれほどいるか。魚座の幻想的な才能と言えるかもそれない。そしてその人気から逆に玄人達からは商業画家とよばれそこまで評価されてない印象。たしかに、彼の作品には自我がない。自我のなさが芸術性のなさと感じられれば評価もわからなくもない。
艶やかな裸婦の表現、神がかり的な色彩表現は魚座ならではのイリュージョンという感じもする。そして自我がないので人生において色んな局面で振り回されてがち。なんと歌の才能もあり聖歌隊にお誘いもあったらしいが、焼き物の仕事を頼まれているからと断ったそうな。しかしその後その仕事は潰れる。大多数の1人となるよりも、オンリーワンを求めて行動するところが月牡羊座らしい。
そしてさほど好きでもないがなんとなく気になる存在、カンディンスキー。太陽射手座で月牡羊座でなんと私と一緒…
彼の絵画は思想抜きでは語れない。音楽と絵画という横断的、ダイナミックな思想を作品で体現するところはまさに射手座… 私も音楽が大好きで得意で、でもルーツには絵があって…
「抽象画」の創始者と言われるが、実はヒルマアフクリントという無名の女性画家が先に抽象画を描いていたという。ただあまりにもスピリチュアルとオカルト色が強く、美術界からは無視されていた。
カンディンスキー、最先端なようで実はそうでもない感じは月牡羊座かな… とはいえ、歴史に残るか残らないかレベルの話だから一般人とは当然スケール感が違うが。
私の専門はもとは哲学だが彼も最初の専門は法律と経済。
理論派だが、あくまで絵画は精神の活動であり内的表現であるとしオカルトに耽溺したのも、自我のなさから逆に自分という迷宮を追求してしまった感もあり…
今後彼の評価がどう変わっていくか、少しヒヤヒヤしつつ。
彼の本職は教育者だったろう。絵は、それほど感動をもたらすほどの色彩性や技巧を感じないが、根っからの陽気さ、肯定感、リズム感を感じる。それか自分とフィーリングが合う。
さて、何をよすがに描き始めようか…
結局は手を動かすしかないのだが、月の幻惑だけには注意しつつ、決して否定してはならないね。だって自分のルーツだから。
疲れたらお日様と太陽星座にたちかえり。つつ