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アートとかきょういくとか

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2022年12月の記事一覧

作家はギャラリーに在廊すんのかい、せんのかい問題

都内のとあるギャラリーを訪問した。
インスタで作家さんをフォローして気になっていたので、家から少し遠いが気分転換がてらに。

小さい頃からギャラリーや画廊というものには親しんできたが、いまだにあの排他的で内輪乗りの空間が少し苦手だ。

初めてのギャラリーなのでどんな雰囲気かなと思い中に入ると2階は誰もいない、客もスタッフもいない、作品とキャプションらしき紙が無造作に置いてある。下の階にも誰もないの

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「現代アート」は去勢された価値

マルキド・サドによると、売春婦を金で買うよりも修道女を強姦する方が欲望の質量が大きいという。
クロソウスキーはその欲望原理を経済活動の基本原理だとし、さらに欲望は模倣され投影され夢想されるという。(ざっくりとした理解)

資本主義社会における「価値」とは、消費者を欲情させるものである。(食やインフラなど料金体系がはっきりしているのは別)

価値のないものが価値に転換される時のその瞬間こそエクスタシ

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マジな話、なんでまた絵を描き始めたのかと問われても「暇つぶし」以外の答えでてこない。だから元気と暇がある時じゃないと絵なんか描けない。ほんとは作家全員そうなのに、溢れ出る情熱や感性があるように見せてるだけ。昔の人は社会的メッセージのために描いたりもするんだろう。

オリジナリティの幻想

自分が描こうとしてる絵、すでに別の人が似たようなことしてるっぽいってのがSNSですぐ見つけられちゃう時代。自分だけのオリジナリティなんか幻想であると脳の芯まで叩きつけられている。
近代になってから、芸術運動としてチーム組んで似たような絵描く時代になった。
今はいちいち芸術運動組むようなスピード感でもない気がする。
瞬間的に局所的に盛り上がったり、飽きられたり。
すがりつける価値観もない。
宙ぶらり

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人が捨てたものを拾って売る、的なことをダビンチが言っていたようだが。はっきり言って「アート」の界隈にろくな人間はいない。アートは捨てられた人間達の救いとなれるのか。