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アートとかきょういくとか

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2022年11月の記事一覧

画材のおかげで絵ができてるという気分と、画材なんかただの道具だとドライに主体性を主張する気分と、行ったり来たり

自分が画材を使って描いているのではない。画材達のお手伝いをしているうちに自然と絵ができている。そんなイメージ

実力がまだまだなのに、良い絵の具を使ってしまうと目は肥えに肥えて、安い絵の具の色に耐えられなくなってしまう。高いといっても他の芸事の贅沢品と比べると圧倒的に安いのが美術の良いところ。

子どもアートはほぼ現代アート。

スター級の絵描きに見えても、生徒に教えてることは自分の技法の押し付け、コピー量産に過ぎないことがとても多い。技法の習得ももちろん大事だが生徒が各々自分で選んできたモチーフをどうこちらでアレンジできるかの方が大変だけど今の時代には合っていそう。

アート作品、SNSでなんでもかんでもアップするのも、価値が薄れる副作用はあるよな… もちろんうまくブーストすれば刷り込み効果もある アナログな体験に付加価値をつける努力は怠りたくない

石や山や海や、自然の美しさには勝てないと認めた上でそれでも描いてみる。そもそも現実世界の模倣や記号化からできた世界だし 勝てないとわかってても挑み続ける人間のいじらしさよ

何もたいして極めてないのに、色んなとこから拾ってきた言葉を自分ごとに当てはめてポエティックに語ってれば"アーティスト"名乗れるんならそんな楽なオナニーないわな。

流行りに乗じて自然科学とアートをやろとうした人が科学の手法に限界を感じてまたアートに戻ったみたいなことを言う。それは科学の限界ではなくただ自分の脳の限界であろう… 個人的な経験と普遍的概念を混同しないでほしい

ウォーホルは偉大な作家だけど、自治体をあげて一個5500万の箱を五つも購入するのはもちろん馬鹿げたことなので(一つでいいかもしれないし)馬鹿なことを馬鹿じゃないかと言えない社会の方が気持ち悪いよな ウォーホルもきっと色んな意見を面白がってるはず

哲学にせよ美術にせよ、ある種のテクノロジーなので発明された当時は革命的だが現代では学びさえすれば誰でもできる、既に無自覚にできているという技術である。新しいテクノロジーを生み出すには過去を学ぶ必要がある