
僕が地域おこし協力隊を辞めたわけ⑤
はじめに
この記事は、北海道が好きすぎて移住し、道内のとある自治体で地域おこし協力隊として採用されたものの、たった半年で辞めた僕の体験を書いていきます。
今回は休憩のためのちょっとした小話です。それではどうぞ。
赴任してから1ヶ月、灯油が入った水を飲み続けていた話
あれ??
自宅の水にハッキリとした違和感を覚えたのは、協力隊として働き始めて数週間が経過した頃でした。
普段は水出しの麦茶をサーモスに入れて持ち歩いていたのですが、その日は水道水をペットボトルに汲んで役場に持っていっていました。
ペットボトルのフタを開けた途端、鼻腔に突き刺さる強烈な臭い。
あ!?何これくっせ!!!!!!
明らかに尋常ではない灯油の臭いがします。
思い返してみれば、洗顔や皿洗いの時などにフワッと異臭がすることはありました。ありましたが、
まさか水道から灯油が出ているなんて想像もしないじゃないですか。
僕はずっと、灯油入りの水道水を飲み、灯油入りの水で炊いたご飯や料理を食べ続けていたことになるのです。いつから漏れていたのかは分かりませんが、仮に引っ越し初日からだとすると食事にして100食以上です。
え、逆に何で気づかなかったの。
それではここで、僕が食べてきた灯油ディナーをご紹介します。
灯油ごはん、灯油卵、豚肉とピーマンの灯油炒め、灯油味噌汁
灯油の炊き込みご飯、灯油蕎麦
灯油ごはん、灯油ポトフ
灯油しゃぶしゃぶ
ネットで調べたところ、煮沸すれば気化することと、灯油を誤飲しても人体に大した影響はないとのことですが、やはり気分の良いものではありません。
というかそもそも水道水ガブガブ飲んでる。
役場の水道課に相談したところ、おそらく腐食した灯油タンクのパイプから灯油が地中に染み出し、水道管に浸透したのではないかとのことでした。
古い灯油タンクにはよくあるのだそうです。業者による調査と復旧工事が行われたのは約10日後でした。
工事内容は丸一日で終了し、水道業者の方に原因を聞きました。
原因は何だったんですか?
灯油タンクのパイプは老朽化していませんでした。
え?じゃあ何だったんですか?
灯油業者が盛大にこぼしたんだと思います。
え??
僕の入居前には給油作業をしていないので、入居後の給油作業でやらかしたんでしょうね。僕は何も聞いてませんけど。
灯油タンクの腐食なら古い住宅なので仕方ない気もしますが、作業中にこぼしたのならヒューマンエラーじゃないですか??
工事の都合上、灯油業者へも報告は行ったはずですが、結局、灯油業者からの謝罪や説明は一切ありませんでした。
発覚以降、極力水道水を使わず、料理や飲み物に使う水は市販品や隣町から汲んできた湧き水を使っていたし、
健康被害も気になり、病院も受診したのでそれなりの出費だったんですが
こういう場合も補償って一切無いんですね。
責任の所在は何処なのでしょうね。何だかモヤモヤしたお話でした。
ちなみに
ちなみに、湧き水は北海道の弟子屈町にある摩周湖の伏流水や、斜里町にある来運神社でよく汲んでいました。
冷たくて美味い水が溢れる来運神社はめちゃめちゃ雰囲気あるのでオススメ。トトロがいそうな感じです。というか絶対いる。
次回予告
さてさて、今回は短めの小話でしたが、いかがだったでしょうか。
よくもまあ次から次へと短期間でいろいろなことが起こるものです。
さて、次回の「SNS開設編」からは再び本編へ戻ります!
始まる前から大きな壁にぶち当たった地域おこし活動。足掻け!足掻くんだ俺!
お楽しみに〜