![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118426270/rectangle_large_type_2_b2877cc02aa46b74130d76656f055364.png?width=1200)
「IFA」を活用した、魅力的な会社紹介の方法をご紹介します!
みなさんこんにちは!ポテンシャライトの福島と申します!
先日弊社代表の山根より、下記のブログを発信させていただきました。
こちらのブログで説明をしている「IFA」とは、
I:Insight (重要であること)
F:Fact (事実)
A:Attract (魅力)
の略です。
「事実」をただ伝えるのではなく、「比較」「希少価値」を加え装飾をする。≒ 「魅力」に変換する。
魅力が「重要」であることを伝えることにより、求職者さまにとっての企業選びの軸を新たに形成することができる。
上記のような内容をアウトプットしています。
本ブログでは、IFAの具体的な活用方法を、特にカジュアル面談など、求職者さまと直接話をする場面にフォーカスして説明いたします。
「面談から選考に進む方の割合が低い...」「面談担当者によって話す内容がバラバラ..」といったお悩みをお持ちの方に、特にご参考になる内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
0. 前提として
突然ですが、カジュアル面談を行う際に「採用ピッチ資料」は使用しておりますでしょうか?
恐らくほとんどの企業様が自前の資料をご用意し、資料に沿って自社のことをご説明されているかと思います。
もう1点質問です。
面談時に自社の魅力や特徴をお伝えする際、ただ採用ピッチ資料に書いてある内容を読み上げるだけになってしまっていないでしょうか?
採用ピッチ資料をいわば台本のように活用されている方も多いのかと思います。
企業様によって、資料の構成は様々かと思いますが、
各魅力を「薄く」「広く」打ち出している企業さまが多いかと思います。
網羅されていることがメリットである一方、求職者さまが重視している「軸」に関する記載が1ページに満たないこともあり、読み上げるだけで訴求を行うことが難しいこともあります。
今回は面談時×採用ピッチ資料を利用し、IFAをうまく活用して求職者さまをアトラクトする方法をお伝えします。
※今回は「会社概要の説明」を通して求職者さまをアトラクトする方法が中心です。
その他カジュアル面談に関するノウハウは下記のnoteをご覧ください。
1. 採用ピッチ資料の項目について
まずはじめに、IFAからは離れますが、各社さまが採用ピッチ資料にどのような項目を設けているのかを調査しました。
▼個数別
N=25社
やはり、事業内容やバリューカルチャーは、多くの企業さまが盛り込んでいます。
一方で、創業背景や強み、他社との違いも記載している企業さまは少ないです。※なぜこの3つを取り上げたかは後ほど説明いたします。
続いて上記で分類した項目を「5P+CGM ※企業の魅力を分類するフレームワーク」ごとに整理しました。
上記を調査している中で、採用ピッチ資料に記載してある内容は「魅力 = Attract」ではなく「事実 = Fact」であることが多いのではないか?
書いてある内容を話すだけだと「事実 = Fact」は伝わるが「魅力 = Attract」や「重要度 = Insight」は伝わりづらいのでは?
ということに気づきました。
「創業背景・強み・他社との違い」は魅力や重要度を伝える項目ですが、
記載している企業さまは少なかったです。
(例外はありますが)ミッション・ビジョンや、事業内容をそのまま話すだけで、元々興味がある方以外をアトラクトするのは難しい可能性があります。
一方で、Factだけでなく、Attract や Insightの内容を全て資料に盛り込んでしまうと情報量が多く、視認性も悪くなってしまう。
そこで、下記のような構成でお話ししていただくのが良いと考えています。
2. 項目ごとに「Attract」と「Insight」を考える
続けて、採用ピッチ資料に盛り込まれることが多い項目をいくつかピックアップして、口頭で説明いただくと効果的な「魅力 = Attract」と「重要度 = Insight」をあくまで一例ですが考えてみました。
もちろん企業様によってどのようなことが言えるのかは異なるかと思いますが、着眼点の1つとして、ご覧いただけますと幸いです。
※トークスクリプトのようなイメージで記載いたします。
2-1. 事業内容 / プロダクト
Fact:当社のプロダクトは、国内外において競合がほぼ存在していません
上記のようなFactがあります。確かに強みであることは何となく理解できますが、「具体的にどうすごいのか?」「競合がいないと何がメリットなのか?」がピンとこない場合があります。
Insight -1 :競合プレーヤーが多いと必然的に、競合を意識したプロダクト開発をしなければいけません。競合の動き次第では、本質的では無い(本来実現したかったこととは逸れた)動きを取らないといけない可能性もあります。
つまり本質的なプロダクト開発を行うために、競合がいないことが重要だと考えています。
Attract -1 :●●業界の企業は約●社存在していますが、弊社と同様の戦略を取っている企業は0%です。理由は〜
(補足)業界の中での希少性を訴求するような内容です。
Insight -2 :プロダクトの成長率(拡販進捗)が悪いと、プロダクトへ投資できるコストも抑制されてしまいます。
競合との価格競争になると、プロダクトの成長率が上がりづらくなる。結果的にプロダクトに投資できるコストが少なくなってしまい、実現したい世界観の達成までのスピードが遅くなる恐れがあります。
Attract -2 :当社が直近●年でプロダクトに投資した金額は約●億円です。これは同業界の企業様と比較をしても非常に活発です。
(補足)上記の内容をただ伝えるよりも、それが何故重要なのかを併せてお伝えいただけると、よりイメージが湧きやすくなると思います。
2-2. Mission/Vision/Value/Culture
※ポテンシャライトのMVVCをベースに記載いたします。
Fact:当社のMissionは「Grow Up Ventures」です。
ベンチャーの成長を促進させるという意味です。元々ベンチャーが好きな方であれば共感・イメージいただけますが、そうでない方からすると「あまりピンとこない…」というケースもあるかと思います。
Insight -1 :日本のGDPは戦後から右肩下がり。回復させるためにはベンチャー企業を支援し、成長させる必要があります。
目の前のお客様を幸せにするその先に「日本の成長」という壮大な目標が存在しています。
Attract -1 :ベンチャーに特化をしているHR企業は、日本にほぼ存在していません。
かつて日本を代表するHR企業数社が共同で、ベンチャー支援を行う事業を立ち上げたことがありましたが、すぐにクローズすることになりました。根本的にHR業界とベンチャー企業は相性が悪いため、当社だけがこの領域を専門とすることができています。
2-3. 組織文化・構成
Fact:当社はエンジニア比率が高い / 人数が多いです。
エンジニアの割合が高いと確かにプロダクトのレベルが高かったり、下請けのようにならなくてよさそうではあるが….
Insight-1:エンジニアとして、さまざまな経験/価値観を持ったエンジニアと接することは、成長する上で非常に重要です。
ベンチャー企業の場合、特定分野に強みを持つエンジニアが集まることが多いです。
一方で、メガベンチャークラスになると職種ごとにチームが分断されていて、自分と異なるスキルを持ったエンジニアとコミュニケーションが取りにくいこともあります。
100名前後のエンジニアリングチームである場合、さまざまな経験/価値観を持ったエンジニアが存在していることが多く、且つ気軽にコミュニケーションも取りやすい環境にあります。
Attract -1 :エンジニア採用は年々難易度が上がっており、2022年時点では1年間に10名のWebエンジニアが採用できれば御の字です。
100名のWebエンジニアを採用しようとすると単純計算で10年ほどかかってしまいます。離職率などを考慮すると12年程度の期間がかかる、それに加え採用活動に投じるマンパワーはとても大きな負担がかかります。そのため、昨今の市場においてエンジニアが●●名、●●%のエンジニアが在籍している事は大きなアドバンテージです。
3. 更に自社のことを魅力的に話すために
前項で、採用ピッチ資料に記載されている項目を、
IFAを用いてどのように魅力的に話すべきかお伝えいたしました。
下記のイメージですと、Level3までは到達できているかと思います。
Level4 に関しまして、皆様ご存知のことと思いますが、全魅力を同じ濃度でお話しをするのではなく、求職者さまの興味関心に沿って濃淡をつけてお話しをしていただくことが大事になってきます。
自社のことをより魅力的にお話しいただくためにも、求職者さまの選社軸や、現職に対して抱えているモヤモヤなどは、面談の前半でヒアリングしていただくのが必須だと考えています。
番外編. 自社のことを魅力的に話すテクニックのご紹介
ここまでの内容で、「IFA」を活用し、自社のことを魅力的にお話しいただくためのトピックを紹介させていただきました。
番外編として、自社のことを魅力的にお話しいただくテクニックの1つである「ストーリーテリング」を紹介させていただきます。
ストーリーテリングとは:ストーリーテリングは「Story」+「Telling」の造語です。
一言で説明をすると「創業背景や語り手がなぜこの会社に入社を決めたのか、今後の会社の展望など」をストーリー仕立てで起承転結をもってお話しすることと定義しています。
IFAとはまた異なる難易度の高さがありますが、スキルを習得できると非常に効果的だと考えています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
本ブログが少しでもご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
少しでもポテンシャライトにご興味をお持ちいただけましたら是非お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
お問い合わせはこちらから
当社のサービスに関するお問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。