意外と語られることが無かった?採用会食 虎の巻!
皆さんこんにちは!
まだまだコロナが猛威を振るう中ではありますが、マスクの着用が不要になるなど、少しずつコロナ以前の生活が戻ってきているように感じます。
そういった時勢と比例して(なのかはわかりませんが)徐々に選考活動に「会食」を設定している企業さまが増えてきたように感じます。
先日お客様から「最終選考を終えた候補者さまと会食を設定したいが何をお話すればいいですかね...?」といったご相談をいただいたのですが、即答ができませんでした。
思えば意外と事例として整理されているものが無かったな...
と思いましたので、本ブログでアウトプットできればと思います。
尚、求職者様向けの心構えやノウハウなどは多数ありましたので今回は企業様向けのトピックスを共有させていただきます。
※裏目的として、当社でも採用会食の頻度が高くなってきているので、社内用の資料としても使いたいと考えています。ですので、革新的なノウハウ!というよりはちょっとした情報なども含まれております。
ぜひ最後までご覧ください!
1. 採用会食の5W1H
1-1. Why[なぜ実施するのか?=目的]
まずは会食をなぜ実施するのか?目的 = Whyを整理いたします。
大きく下記2パターンに分類することができます。
・目的は見極め = 選考要素が”ある”会食
・目的は惹きつけ = 選考要素が”ない”会食
選考要素の有無によって、その他の3W1H(Whereはあまり変わらないと思います。)が分岐いたします。
※How に関しては後ほど紹介いたします。
※実際は選考も見極めも行うため、上記のようにかっちり区分できないこともあるかと思います。
ここからは、それぞれの項目ごとにポイントを解説いたします。
1-2. What [何をアジェンダ(話題)に設定すべきか]
まずは、会食の場でどのような内容をお話いただくべきかについてです。
先程のスライドでは下記の通りに分類いたしました。
それぞれ詳細をお伝えいたします。
1-2-1. 選考要素が”ある会食の場合
企業様によってはBeer Testという名称で実施するケースもありますね。
選考要素がある場合、求める人物像の内、価値観[カルチャーフィット]や人間力を確かめるための質疑応答やコミュニケーションを行っていただくことを推奨いたします。
求める人物像については、下記の表をご覧ください。
ですが、注意点として、上記見極め項目の多くは面接時に確認することが可能です。
見極めの要素が強くなりすぎると「食事の席なのに緊張感しかない、面接と変わらない」とネガティブな印象を与えてしまいますし、慌ただしい食事の席になってしまう可能性があります。
それは通常の面接では確認できない内容か?を意識していただきたいと考えています。
そのため、特に会食だからこそ見極められるポイントとして下記を中心に見極めをしていただくことがおすすめです。
いかがでしょうか。上記も一概に会食でないと難しい。というものではありませんが、面接と会食の場とでは[時間・空間・雰囲気の変化]があります。
だからこそ見抜けることがありますので、ぜひ有効活用をしてください!
1-2-2. 選考要素が”ない会食の場合
選考要素が無い場合、すべきことは懸念の解消とアトラクトです。
シンプルではありますが、実施する目的を明確にした上で、きちんと出席者へ共有をすることが必須です。
※ついつい候補者さまへ根掘り葉掘り質問をしてしまいがちのため。
1-3. Who[誰が出席すべきか]
続いて、誰が会食に出席すべきかです。
まずはじめに、参加可能性があるメンバー・経営陣のタイプを下記の4種類に分類していただくことを推奨しています。
分類していただいた上で、目的に応じてアサインする方を決定しましょう。
オススメの組み合わせは下記の通りです。
個人的にはいずれのケースでも状況を俯瞰視して動くことができるFollowerがいてくれると心強いと考えています。
※注意点
考え方が分かれる点ではありますが、選考要素がある会食の場合、参加者は少なめの方が良いと考えています。「自分も参加したい」という方が多くいらっしゃる場合、面接を1回増やすこともご検討ください。
1-4. When[いつ実施すべきか]
冒頭のスライドに記載の通りなので割愛いたします。
1-5. Where[どこで実施すべきか]
※こちらの内容は「当たり前だ」という内容になりますので、参考までにご覧ください。
最後にWhereどこで実施すべきかですが、当然必須なのが、個室 or 半個室のお店であることです。
会食の場では経営にまつわる数値や、求職者さま個人についての話題に言及する可能性が高いので、できる限り個室の場所を設定し、事前に予約をしておきましょう。
また、求職者さまに事前にアレルギーや好き嫌い、お酒を好むかを確認した上でそれらがクリアできるお店選びをしましょう。
※個人的な意見ですが、ものすごくオシャレだったり、ライトなど、ムーディな場所よりはある程度落ち着いてお話できるお店などがオススメです。
2. 採用会食”前”にすべきこと
次に、採用会食前・中・後それぞれですべきことを順を追ってお伝えいたします。
チェックリストのようにご活用いただけますと幸いです。
まずは会食前にすべきこと、事前準備編です。
※準備が最も大切なフェーズだと考えています。
特に大事な点が、太字にしてある求職者様への目的共有と社内での事前ブリーフィングです。
目的設定がズレてしまうと、全てがズレてしまいますのでご注意ください。
事前ブリーフィングのアジェンダは下記のスライドをご参照ください。
上記を中心にきちんと準備を終えた状態で当日を迎えられると安心ですね。
3. 採用会食”中”にすべきこと
採用会食中にすべきことはシンプルに本音で腹を割ったコミュニケーションですが、大事なことは情報の非対称性を限りなく0にすることです。
ですので、できる限り包み隠さずに悪い点もお話をすることが大事です。
選考要素の有無を問わず全員が念頭に置いた上で臨んでいただけると良いかと思います。
注意点としては、当たり前のことですが2点ほどあります。
尚、惹きつけをする際にどのように口頭で惹きつけを行うのかについては、下記のブログをご参照いただけますと幸いです。
◤注意点1◢
所要時間について
会食の所要時間ですが、最低でも2時間以上は設けていただくのがオススメです。
長い時間のコミュニケーションを取っても無理が出づらいのが食事・飲みの席なので、じっくりお話いただけると良いかと思います。
◤注意点2◢
途中参加について
多忙につき、代表などが途中から参加するケースがあるかと思いますが、
基本的に途中参加はNGにすべきだと考えています。
理由ですが、面接とは異なり、話途中の情報共有が困難だからです。
※しっかりメモを取ることも無いのではと思います。
情報共有が出来ていないが故に、先ほど別のメンバーが聞いたことを再度聞いてしまう、求職者さまが何度もお話をしなければならないなど、体験が悪くなる可能性があります。
全員が最初から最後まで参加できる日時を調整しましょう。
4. 採用会食”後”にすべきこと
最後に、採用会食後にすべきことをお伝えします。
まず最優先ですべきことはお礼メッセージの送付です。
求職者様の温度感は会食中が最も高く、そして時間が経過するごとに低くなっていく傾向がありますので、できる限り解散直後に、遅くとも当日中にお送りすることが必須です。
※当社の場合、メッセージの大枠は事前に作成しておき、直後にお送りできるよう準備しています。
そして、お礼メッセージへの返信時にネクストアクションを提示しましょう。
同じく早いに越したことはないのですが、社内側で調整が必要な点もあるかと思いますので、返信時に設定をしています。
尚、ネクストアクションとしては内定通知 or 求職者さまの内定承諾期限設定のいずれかであることが多いと思います。
5. 最後に
いかがでしたでしょうか?
最後の最後で必要なのはエモさなど、体系化できない点ではありますが
そこに至るまでのプロセスにおいて、少しでもお役に立てますと幸いです。
少しでもポテンシャライトにご興味をお持ちいただけましたら是非お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
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