自社エンジニアが参加&登壇すべき『大規模Techイベント』まとめ
みなさま、こんにちは。ポテンシャライト藤元です!
突然ですが、自社のエンジニア組織の知名度を高めたり、技術力をアピールしたりする方法について、悩んだことはありませんか?
特にスタートアップや成長期の企業では、「自社の技術力を外部に発信したいけれど、どのように始めればよいかわからない」「エンジニア向けイベントに参加してみたいけれど、適切なイベントが見つからない」といった声をよく耳にします。
エンジニア向けイベントは、単に最新技術を知るための場ではなく、企業の技術力や文化を外部に発信する絶好のチャンスです。また、イベントへの参加や登壇を通じて、採用やエンジニア同士のネットワーク構築にもつなげることができます。
本記事では、エンジニア向けイベントを効果的に活用していただけるよう、対象言語別 / 技術領域別に分けて国内の注目イベントを厳選してご紹介します。
記載のあるイベントは全て「一般募集あり」ですので、ぜひエンジニアの方々の登壇機会として活用していただけたらと思います。
1. 対象言語別のイベント
1-1. Python関連
PyCon JP
概要: Pythonに特化した国内最大級のカンファレンスで、最新のPython情報や事例が共有されます。
公式サイト: PyCon JP公式サイト
開催時期: 毎年9月頃
登壇募集: 一般公募あり(採択率:20%〜40%)
登壇要項: 昨年のレビューは以下の基準で行われたようです
1-2. Ruby関連
RubyKaigi
概要: Rubyに特化した日本発のカンファレンスで、国際的なRubyコミュニティが集います。
公式サイト: RubyKaigi公式サイト
開催時期: 2025年4月16日〜2025年4月18日
登壇募集: 一般公募あり
登壇要項: 以下公式サイトの「Call for Speakers」ページに詳細が記載されています
1-3. Go関連
Go Conference
概要: Go言語の最新情報や実践事例を紹介する国内最大級のイベントです。
公式サイト: Go Conference公式サイト
開催時期: 年2回(春:3月〜4月、秋:9月〜10月)
登壇募集: 一般公募あり
登壇要項: 昨年のレビューは以下の基準で行われたようです
1-4. TypeScript関連
TSKaigi
概要: TypeScriptに特化したカンファレンスで、エンジニアのアウトプットを促進し、コミュニティを盛り上げることを目的としています。
公式サイト: TSKaigi公式サイト
開催時期: 不定期(過去の開催は5月)
登壇募集: 一般公募あり
登壇要項: 下記は昨年の登壇要項です
2. 技術領域別イベント
2-1. クラウド/インフラ関連
CloudNative Days
概要: クラウドネイティブ技術に特化した日本最大級のカンファレンスで、最新のツールや実践事例が共有されます。
公式サイト: CloudNative Days公式サイト
開催時期: 年1回(詳細は公式サイト参照)
登壇募集: 一般公募あり(採択率33%)
登壇要項:
2-2. コンテナ技術関連
Japan Container Days (JCD)
概要: コンテナ技術やクラウドネイティブ関連のトピックに特化したカンファレンスです。
公式サイト: Japan Container Days公式サイト
開催時期: 毎年春頃
登壇募集: 一般公募あり
登壇要項:過去情報なし
3. その他
3-1. 小規模イベントへの登壇
エンジニアが登壇できるイベントを見つけるには、技術系イベントが集まるコミュニティプラットフォームを活用するのが非常に効果的です。
以下のプラットフォームでは、規模を問わず勉強会やカンファレンス情報が定期的に更新されており、登壇者募集情報も掲載されることが多いです。
connpass
概要:
日本国内の技術イベント情報が豊富なプラットフォームで、勉強会からカンファレンスまで幅広いイベントを掲載しています。検索機能が強力で、「登壇者募集」や「Call for Proposals」といったキーワードで一般登壇可能なイベントを絞り込むことが可能です。
Doorkeeper
概要:
特定の技術分野や地域ごとにイベントを探すのに便利なプラットフォームです。
多くのエンジニア向けイベントが登録されており、英語対応もしているため、国際的なイベントも探しやすいです。
Meetup
概要:
Meetupは、国際的なコミュニティプラットフォームで、特にグローバルな技術コミュニティが多数登録されています。オフライン、オンライン両方のイベントが豊富で、初めての登壇に適した小規模なミートアップも見つけやすいです。
3-2. 自社開催イベントの実施
エンジニアが主体となるイベントを自社で実施するのも手法の1つです。
特に自社開発の場合は、採用活動やブランディングへの好影響だけでなく、エンジニアメンバーのスキルアップや社内のモチベーション向上につながる可能性がございます。
自社開催イベント開催前の実施ステップ
ターゲットと目的を明確にする
ターゲット: 学生エンジニア、現役プロフェッショナル、特定技術領域の専門家など。
目的: 技術発信、採用、コミュニティ貢献など。テーマ設定
成功するイベントは、参加者にとって具体的な価値があるテーマを持っています。
例えば、以下のようなテーマが考えられます。
- 自社の解決策を共有するハンズオンセッション(例: 「自社のCI/CD環境の改善事例」)
- 最新技術に関するディスカッション(例: 「Generative AIの活用方法」)イベント形式の選択
イベントの形式を考えることで、登壇者の募集もしやすくなります。
自社開催イベントの成功事例
Mercari Tech Conf
Mercariが主催する技術カンファレンス。自社の技術的な取り組みや事例をエンジニアコミュニティに広く発信することで、採用ブランディングにも成功しています。Rakuten Technology Conference
楽天が年次開催している技術イベント。社内外のエンジニアが登壇し、最新技術やビジネストレンドを共有する場として定着しています。LINE Developer Day
LINE株式会社が開催する開発者向けイベント。LINEが提供するAPIや開発プラットフォームを紹介することで、エコシステムの拡大にも貢献。
自社開催イベントのポイント
自社開催イベントを成功させるためには、参加者にとって価値ある内容を提供することが最も重要です。
そのために以下を意識すると良いと思います。
- 実際に役立つ具体的なノウハウやツールの紹介
- 業界トレンドを取り入れたテーマ設定
- 参加者同士が交流できる仕組み(ネットワーキングタイムなど)の提供
4. 最後に
いかがでしたでしょうか?
大規模イベントで登壇の一般応募が可能なイベントは数が限られていますが、他にもスポンサーとして参加することで登壇機会を得られるイベントや、小規模な開催のイベントも随時実施されています。
ぜひイベントをチェックしていただき、貴社の採用ブランディングや技術力訴求のきっかけとなれば嬉しいです。
▼ポテンシャライトについて
弊社はベンチャー/スタートアップ企業をメインに採用支援しております。
エンジニア採用にお困りの方、採用ブランディングにお困りの方などはぜひお気軽にご相談ください。