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魅力訴求が難しい?"社内向けプロジェクトマネージャー"魅力ノウハウ術
皆さん、こんにちは!ポテンシャライトです!
先日、お客さまからこのようなご質問をいただきました。
お客様 :「ポテンシャライトさん、"社内向けプロジェクトマネージャー"における内定辞退が多くて困っています。何か解決策や施策はありませんか?」
筆者 :「"社内向けプロジェクトマネージャー"ですか?」
お客様 :「はい。社外向け、つまりエンドユーザーが消費者向けのプロジェクトマネージャーであれば、目に見える形として商材のイメージややりがいを感じられると思います。一方、自社内のシステム改善などのプロジェクトマネージャーの魅力づけややりがいなど候補者さまに対してどのように訴求すれば良いのかが思い浮かばず、何か良い方法がないか考えてまして。」
仕事内容からおそらくスタートアップ/ベンチャー企業ではなく、大手企業の人事の方々は経験があるのかもしれません。こちらの事象に対して私は他の職種同様に「選考スピード改善」や「魅力訴求の最大化」などを軸として改善に努めようと思っていました。
ただプロジェクトマネージャーという職種に対してターゲット(職種)が幅広く、結局「どのターゲットに対してどのようなメッセージを伝えるべきか」によって上記課題を解決できるのではないかと思い、本ブログにてお伝えできればと思います。
1. プロジェクトマネージャーとは
そもそもプロジェクトマネージャーという職種についてどのような仕事内容なのか、どのような方々と働き、どのような企業に在籍しているのかをご存知でしょうか?
上記をまとめたブログを弊社代表山根が以前執筆しましたので、下記ブログをご参照ください。
上記をご覧いただけるとわかりますが、各在籍企業により役割や仕事内容は異なります。
一般的に「今まで経験したことをどのように解決したいかによって選ぶ会社が変わる」転職活動において、どの職種に所属するプロジェクトマネージャーに対して画一的な魅力訴求情報・内容であるとどこかでズレが生じてしまい、内定承諾を得ることができない可能性が高くなってしまうのではないかと思います。
したがって、あらためて採用企業の採用ターゲットになり得る職種を次項で整理しましょう。
※以下 「プロジェクトマネージャー」を「PM」と記載いたします。
2. プロジェクトマネージャーの採用ターゲットについて整理しましょう
PMと聞くと、おそらくシステムインテグレーター(通称:SIer)のPMを想像されるのではないでしょうか?
(1)に記載したブログでも記載している通り、その他にも採用ターゲットになり得る職種が多くありますので下記表をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1711966460537-GdB1o2XBY1.png?width=1200)
上記に貴社のターゲットとなり得る職種はございましたでしょうか?
皆様もおわかりの通り、職種が異なれば仕事内容やスキルも異なります。それに伴い、各職種が抱えているインサイト(潜在的な心理)も異なるのではないかと思いますので、事項は各職種におけるインサイトについてお伝えできればと思います。
3. 各ターゲットによるインサイト一覧
上記(3)で整理した各職種が抱えているインサイトを並べた下記表をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1711966459783-Tifu0sw0iI.png?width=1200)
あくまで一例かつ採用企業によって「違う」といった意見もあるかと思いますが、約200社のエンジニア採用支援実績がある弊社が蓄積した「一般的なインサイト」とご認識いただければと思います。
4. 各インサイトによるメッセージ一例
では、各職種におけるインサイトに対してどのような訴求(メッセージング)ができるのか、一例ではございますが本項でご紹介できたらと思います。
下記表をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1711966459021-zIQcHUOnok.png?width=1200)
各インサイトはどの企業様にも共通する文言かと思いますが、メッセージングは採用企業によって異なります。したがって、「あくまで一例である」という認識で上記ご参考にいただけますと幸いです。
5. 「社内向けプロジェクトマネージャー」と「社外向けプロジェクトマネージャー」の違いについて
ここまでPMの採用ターゲットごとによるインサイトやメッセージングをお伝えしてきましたが、今回の課題として挙がっていたのは、「社内向けプロジェクトマネージャー」でした。あらためて「社内向けプロジェクトマネージャー」と「社外向けプロジェクトマネージャー」の異なる点を挙げると下記のようになります。
・エンドユーザーの違い
・対社内に対するコミュニケーション量
・社内リソースのリプレイス
・(外注システム会社の開発ディレクション)
上記のように「社内向けプロジェクトマネージャー」が「社外向けプロジェクトマネージャー」に対して真正面から戦おうとすると、プロダクト観点でやや劣ってしまう可能性があります。その状況下において具体的にどのような訴求をすれば、「社外向けプロジェクトマネージャー」に勝るとも劣らない魅力訴求ができるのか事項でお伝えさせていただきます。
6. 「社内向けプロジェクトマネージャー」への魅力訴求の具体策
結論、他社にはない貴社の魅力を最大化することができれば、訴求できるのではないかと思います。
「いや、ポテンシャライトさんそんなことわかっていますよ。その方法を知りたいんですよ。」と思った方、ご安心ください。これからその方法についてお伝えできればと思います。
6-1. 貴社の魅力を弊社が考えた「6P+CGM+Tech」の観点で整理しましょう
※そもそも「6P+CGM+Tech」とは何か?という点については、説明すると長くなってしまうため今回は割愛。詳しく知りたい方は下記URLをご参照ください
6-2. 「社外向けプロジェクトマネージャー」に対して真正面から戦うとやや劣ってしまう可能性がある項目を除く
私のあくまで所感ではありますが下記項目を除きます。
・Product
・Market
6-3. 残った他の項目の魅力を最大化する
魅力を最大化するために活用するのが、弊社が考えたIFAです。
※そもそも「IFA」とは何か?という点については、説明すると長くなってしまうため今回は割愛。詳しく知りたい方は下記URLをご参照ください
簡単に上記についてお伝えすると、ひとつの「事実/Fact」を比較観点や希少価値を加える(装飾)ことによって「魅力/Attract」に変換をすることができます。その前提としてその「事実/Fact」が「重要である背景/Insight」を訴求する必要がある。ということです。
実際の例を用いて説明すると下記のようになります。
※今回は「4. 各インサイトによるメッセージ一例」の「制作会社のWebディレクター」で記載したメッセージングである「弊社ではシステム開発を外注することなく、自社内で開発しています。したがって、社内メンバーのスキルは高いと自負しております。」を活用した事例を紹介します。
【Fact/事実】
弊社は●●年間、システム開発を内製化している
【Insight/背景】
昨今の市場変化のスピードが非常に早く、外注開発ではスピーディーな対応ができなくなっている企業が多い
- 昭和、平成の時代と比較して、SNSが一般化した昨今において
情報格差がなくなり、商品/サービスのコモディティ化が起きている
- それがゆえに、市場の変化にスピーディーに対応しなくては勝つことが
できなくなってきている
- システム開発が外注であるがゆえに、早急かつ臨機応変な対応が難しい
と感じた日本の企業が、内製化にシフトしている
- 現に、●●年に内製化比率が●●%だったのに対して、●●年に●●%に
増加している
- 弊社は●●年前からシステム開発を内製しており、その点においては
他企業を大きくリードしていると言える
【Attract/魅力】
●●年前から内製開発をしているのは、おそらく日本で弊社だけ
- システム開発黎明期である19●●年の頃、日本は金融系のシステム
開発から始まっている
- つまり、日本でもシステム開発の文化がまったくなかった頃に弊社は
内製開発をしている
- 当時、内製開発をしている企業は日本に●社ほどしか存在しない
- システム内製開発がどれだけ希少価値が高いことかご理解いただける
かと思う
あくまで一例ではありますが、上記のように貴社のひとつの事実を希少価値観点で魅力へと昇華し、その事実がなぜ重要であるのかの背景を記載すると、貴社の魅力が最大化できます。
その他にも、予算規模(Phase)や社内メンバー(Person)、福利厚生や会社の安定性(Privilege)などの観点でも上記IFAを活用しながら魅力の最大化ができるかと思いますが、IFA設計のハードルや難易度が高く、思考時間が長くなる可能性が高いです。その際には、弊社ポテンシャライトまでご依頼いただけますと幸いです。
上記を踏まえた上で社内向けPMに対して魅力訴求し、意向上げおよび内定承諾まで結びつけていただけたらと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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