鈴木羽那をプロデュースするという業
凛世とは違うのだよ、凛世とは…!
郁田はるきさんは、ちょっと待ってね…。
鈴木羽那さんが実装されました。
TrueEndの見返りのないWINGのスタートラインに着きます。
なに? 愛は見返りを求めない?
地方から、惚れ込んだ人の手引きに従って単身上京…、という構図は、すぐに杜野凛世さんを想起させました。
【杜野凛世WING/見えない心】
一途な恋慕をすっとぼけ、ファンを大切にするように促す。そんなプロデュースによって気付きを得た凛世はWINGで優勝します。
でも凛世の目標は、プロデューサーの期待に応える、ただそれだけでよかったのではないでしょうか、…それじゃ成長がない?
…そのような私の想いを、鈴木羽那のWINGシナリオはカタチにしてくれたように思いました。
岡山にわざわざスカウトしに行く、というシャニP自身もビックリな豪快さで物語は始まります。…これじゃ凛世とあべこべか?
コメティックが発表された時から、天井努-八雲なみの苦いプロデュース関係を、
シャニP-新アイドルで現代リメイクさせる、という破滅的なシナリオへの予感がありました。
ゲーム的なプロデュースの成功が、シナリオ的には不幸せに繋がる、…WINGなら、むしろ敗退することが救いになるようなお話。
「アイドルマスター」というゲームのコンセプトを揺るがすようなシナリオを展開する必要があるのか、
と思いますが、敷かれた伏線から、その可能性が高まっている気がしてなりません。
…というかそう期待しています。
鈴木羽那のシナリオには、よくある、目標に向けて自分の殻を破るような展開、いわば宿題が、なかったように思います。
プロデューサーには既に成功の確信があって、鈴木羽那も苦手はあっても、言われたまま、なんだかうまくいってしまうんです。
地力が高すぎて、目標を見つけたり、成長する機会がなかった、と言えるかもしれません。
一見するとサクセスストーリーですが、不幸の始まりに見えてなりません。
新キャラクター登場は心躍りますね。
恒例の通り、ファン感謝祭からSTEPまで、4篇の独自シナリオが実装されるはずですので、気長に待ちます。
郁田はるき編、そしてイベントコミュと、リアルタイムで追える幸せを噛み締める年の瀬です。
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