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冬至にふぐを食べに行く 2024.12.21
朝5時起床。仕事へ。朝から人身事故で難波〜河内花園までが止まっていた。一瞬仕事を休んじゃおうかなと思ったが地下鉄から迂回して仕事へ。ようやく仕事も落ち着いてきて、午前中で仕事を終えて退勤できた。
布施の小西酒店へ。メニューから今日が冬至だと知る。焼酎ハイボールを飲みながら、かぼちゃの煮付けを食べる。酒場に通う理由は、こうして季節を知るためでもある。
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家に帰って仮眠。夕方に起きて再び外出。嵐になっていた。傘をさして歩く。鶴橋へ。エブリデさん、にとろむさんと忘年会。ずっと気になっていた鶴橋のふぐ料理屋「ふぐ久」へ。
店内は広々としていて、個室のように座敷が区切られていて他のグループに気兼ねなく使えるのがよい。ゆっくりと腰掛けて、ビールを注文し、付き出しのてっぴ、そしててっさに舌鼓を打つ。
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歯応えがあってそれでいて淡白で食べやすい。そうそうふぐを食べる機会のない人生だが、やっぱりふぐは食べると特別な食べ物だと感じる。
しばらく飲んでいると、てっちりの用意が整った。ぶつ切りになった薄い桜色の身が綺麗だ。鍋に出汁昆布を浸けてしばらくしてから点火して鍋の具材を入れていく。
ふぐの唐揚げも運ばれてくる。ふぐの唐揚げは初めてだが、あっさりとしていて非常に食べやすい。肉と魚のちょうど中間のような感じがする。
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てっちりはやはり美味い。身の部分はほろりと柔らかく、皮の近くはコラーゲンが豊富、骨に近い部分は旨みが詰まっていてこの一匹の生き物のなかにこれほどの幅広い風味が広がっているとは。3人で美味い美味いと言いながら食べる。
最後に雑炊を注文してから、ひれ酒も注文。正直ひれ酒はあまり好きではなかったのだが、本格的なふぐ料理屋で飲むひれ酒はイメージがガラッと変わる美味さ。店員さんにマッチでヒレを炙ってもらってから飲む。そしてクッと飲むと胃にじんわりと温かさとふぐの風味とが広がってたまらない。
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雑炊は言わずもがな。そしてふぐはこれだけ食べても一切もたれない。それでいてふぐにしか出せない美味さとがあって、なぜこの食材が冬の高級食材としての立ち位置を確立させたのかが身をもって理解することができた。ふぐ、本当にすごい食べ物だ。
コースの料理にお酒も堪能したにも関わらずお会計もリーズナブル。お店の方の対応もとても丁度よく、冬になったら毎年来たいなと思える名店だった。従業員の方が「大阪でふぐ食べるならここやで」と太鼓判を押すのも理解できる。
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大満足で帰る。寒いはずなのに身体がぽかぽかと温かくて、家に帰って寝るまで幸せな気持ちのままでいられてよかった。