面白いトークイベント 2024.09.29
朝8時起床。休日。午前中に家事。荒れつつある部屋をなんとか人並みくらいには戻す。休日のうちに少しでも整えておくと平日家に帰ってからの気分が違う。元気の先行投資だと思ってやる。
12:32の特急「くろしお」で和歌山に向かう。スズキナオさんのトークイベントが和歌山市内の本町文化堂であるので見に行く。ちょうど気持ち的にも遠出がしたかったのでちょうどいい。
40分ほどで和歌山駅に着く。かなり近い。遠いようで近い街だなと思う。日曜日なので色々な店がしまっている中で、有名な「多田屋」に入る。
ビール、どて焼き、マグロをササッと食べて店を出た。メニューの数がすごくてこれは確かにあると嬉しい居酒屋かもしれない。
イベントが17時スタートなので和歌山を散策する。良い店構えの建物が多いがどこも閉まっていて閑散としている。歩いていると心細くなってくる。
まだ全然時間があるな……と思って「幸福湯」という銭湯に。入り口のところにある券売機が可愛くて、そのラバーキーホルダーがあるのでついつい買ってしまう。
酒が入っていたのでサウナには入らなかったが交互浴ができて気持ちよかった。風呂上がりにポカリを飲んでだいぶ酔いも覚めた。
風呂上がりに適当に人の気配のする方に向かって歩いているとソープ街だったので驚いた。
しばらく歩き回り、クロスロードというレコード屋に入って、欲しいと思っていた柴田聡子とイ・ランのCDが900円だったので購入。
16時頃に本町文化堂に着いて本を見ていたらスズキナオさんが来られた。馴染みのない街でこうして出会うのは不思議な感じがある。
「ちょっと歩きましょうか」というナオさんの提案に乗って、スーパーで発泡酒を買ってまたぶらくりと歩く。
イベントの時間が近づいてきたので入場。ビールを頂いて会場である2階へ。ここが素晴らしい空間で、広々とした部屋に本とゆったりと座れる様々なデザインの椅子が並んでいてテンションが上がる。ここで映画の上映会もあるとのことだから羨ましい。革張りの椅子に座る。家に欲しい。
イベントは本町文化堂の嶋田さんとのトーク。「面白い話」というざっくりとしていてかつハードルの高そうなテーマにも関わらず、嶋田さんのトークを引き出す技術と、ナオさんのトーク力とが合わさってめちゃくちゃ面白い。途中で嶋田さんが考案したミュージックマガジンを使ったクイズに挑戦したりと仕掛けもあって楽しい。嶋田さんからの振る舞い酒として熱燗もあってかなり充実度の高いイベントだった。
終演後、打ち上げに誘って頂いたのでありがたく参加させて頂く。道中、嶋田さんに和歌山の街の詳しい話を聞かせて頂く。昼に寂しいと思いながら歩いた街が急に立体的になってきた。
到着したのが「さかもと」という酒場でここが素晴らしかった!!
甲イカの刺身、太刀魚の刺身、カツオの塩たたき、サゴシの煮付け、鯛のあら煮と次々と運ばれてくる料理の数々。特に甲イカの刺身とサゴシの煮付けが美味くて和歌山に来てよかった……としみじみと実感する。本町文化堂のみなさんにも良くして頂いて本当に嬉しい和歌山の夜になった。
22時の南海特急でナオさんと大阪に帰る。ギリギリの時間だったが、酒を買って特急券を買って滑り込むことができた。帰りの電車の中でナオさんと「ナミビアの砂漠」について話すことができてよかった。なんとなくナオさんと映画について語るポッドキャストとかやってるような気分になった。
本町文化堂でなんとなく買った雑誌のバックナンバーに赤垣屋が特集されていてテンションが上がった。エブリデさんにすかさず報告。
そうこうしている間に新今宮に着く。そこからナオさんとは逆方向に別れ、帰路に着く。さすがにベロベロに酔っていて水を飲みながら帰る。しかし家に帰ると不思議と眠れず、結局1時までぼーっと過ごしてから寝る。