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諸行無常セッション 2024.11.10

朝5時起床。出張。これにより休日消滅。こういうときはイベント感を出さないとやってられない、10分早く家を出て、上本町の吉野家で牛丼。

気合を入れて出勤。不幸中の幸い、昼前に終わる。急いで帰る。なんとなく無印良品で買い物をして、マクドで辛ダブチを買って、それから郵便局で受け取れていなかった荷物を2つ回収。
映画「HAPPYEND」のサントラのカセットテープと、増田薫さん製作の「戦争反対 健康最高」Tシャツだった。増田さんのTシャツは半袖でやや時季を逃してしまったが、オンスが厚手なのでギリギリ今の季節なら着れるかもしれない。

辛ダブチを食べて昼寝。1時間半ほど寝てから起きて残した仕事。17時頃に再び外出。元町へ。
今日は元町映画館で「平家物語 諸行無常セッション」を観に行く。ちょうど観たい作品であった上に、この日の上映後にはbutajiさんも登壇されるイベントがある。先に映画館でチケットを購入してから軽く飲みに行く。
元町中華街の赤松酒店へ。19時で閉まるけどよろしいか、と聞かれて大丈夫ですと答えて、ちくわキューリとアサヒの大瓶でサクッとやる。

時間になったので元町映画館へ。
「平家物語 諸行無常セッション」は『平家物語』の現代語訳をした古川日出男と、坂田明、向井秀徳によるセッション。2017年に高知市で行われたもののライブ映像になる。
向井秀徳はテレキャスターを、坂田明はサックスを、そして古川日出男は河出書房新社の『日本文学全集』を手にステージに上がる。
「祇園精舎」から始まり、そこからは古川日出男の語り、坂田明のサックス、向井秀徳のギターとが呼応しあいながら平家の栄枯盛衰が紡がれていく。向井秀徳が「繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動」と何度も唱えていたのが向井秀徳だった。
音楽に掻き消されて語りが聞こえない部分もあったが、敦盛の最期や、平家滅亡のあたりをやっていたのは分かった。いや、掻き消されたというよりは声もまた音楽の一部となっていたのだった。おそらく平家物語はこのような語りの力によって音として受け継がれていたのだろうな、と思った。
あっという間の67分間だった。

終演後にイベント。監督の河合宏樹さんと、白玖欣宏さん、butajiさんのパフォーマンス。河合さんの演出のもと、白玖さんとbutajiさんのトークの合間に、butajiさんの弾き語りが挿入されていく。
トークの中で、白玖さんがbutajiさんに「音楽は人を救うと思いますか」「音楽によって人を傷つけることはあると思いますか」という2つの質問をされて、前者に対してはかなり悩まれて返答に悩んでいたのに対して後者の質問にはきっぱりと「あると思います」と言い切っていたのが、butajiさんが歌をうたうこと言葉を伝えることを誠実に捉えていることが伝わってきた。

このところ、仕事が忙しかったりうまくいかなかったりして心が荒んでいたが、butajiさんの歌を聴けて本当によかった。特にcallingの歌詞が胸に沁みて仕方がなかった。

終演後にパンフレットにサインを頂いて帰る。
最寄り駅まで戻り、コンビニで遅い晩ごはんを購入してそれを食べてから眠る。

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