3DS走行テスト報告①
第一回
Twitterでは文字数制限的にきついのでこちらで報告します。
字いっぱいでつまんないと思います(笑)
3DSの試走報告です。
走行(駆動)の関係は特に問題なし。
可動域が狭いので写真ではわかりづらいですが、ごく僅かにステアはしている様です。
感触としては前後共にバンパーの可動で吸収しているせいかステアもかなり控えめになっている印象でした。
まずリヤ側の効果ですが、フロントよりも柔らかく、可動域を大きくしているにもかかわらず、ほとんどステアしていないことが分かりました。
リヤもスライドするバンパーを使用しましたが、バンパーの動きすらほとんどわかりませんでした。
これはつまりカーブにおいて、フロントに比べリヤ側にはほとんど横からの力が働いていないということになります。
単に旋回性能だけを重視し、ステア機能を持たせるということであれば、上手くリヤをステアさせる為にリヤバンパーはリジッドにするべきですが、いなし効果を考えるのであれば3DSの可動域では物足りない気がしますし、いなしによってリヤがステアした状態で着地や着地後の再加速に悪影響があれば本末転倒です。
ギミックバンパーを捨ててまで3DSを選択するメリットは無くなってしまいます。
一方でフロント側の効果になりますが、こちらも今回の試走ではそう大きな変化は観察できませんでした。
フロントスラダンの連動ステアとしていましたが、先述の通りスラダンがスライドすることで吸収し、ステアまでにはあまり至っていないといった印象でした。
リヤ側に比べてカーブ時にステアすることで走行に与える影響は大きいはずのフロント側は、しっかりとスライドにステアが連動しないと効果がわかりづらいのだと思います。
今回のテスト走行で判明した原因を分析しました。
狙い通りステアしなかった原因
前後共通
①今回はトルクチューンと3.5:1、小径マルーンの組み合わせで使用で速度が控えめだった為、カーブでの可動も小さかった可能性がある。
②スラダンの緩衝効果で吸収されステア可動がしにくかった。
フロント側
①スラダンのスライドとの連動にゴムリンを使用したため、スライドに対するステアのレスポンスが悪かった。
②フロント側に使用した3DSユニットは、上下スイングアーム式のアクア用の完全な新型試作品で、作りやステアの調整が甘く、動きが渋かった。
③アクア用ユニットに無理矢理フロントバンパーを拡張して取り付けるたため、バンパー周りのビス止め固定部が多く、ギャップが大きくなりステアの動きを阻害した。
④ステア角の設定も最小となっていたため動きも小さく、肉眼や手持ちのスマホのスロー動画では動きがわかりづらかった。
リヤ側
①カーブ時にはリヤは横からの力が少ない。
問題点
①フロント側がカーブ侵入時に瞬間的に急激にステアすることでインリフトし、横転が懸念される。
ただし、今回試走ではそれを疑わせる挙動を何度か確認したものの(twitter動画①の3周目青カーブ)、フロントにスタビや上段ローラーを使用していなかった事もそれを助長させた原因と考えられる為、今後致命的な問題点となるかは不明。
②リヤ側をカーブ時に上手くステアさせるにはリジッドバンパーである等の対策を要する。
この為重量や整備性、製作難度や信頼性でギミックバンパーに対して優位性が無い。
次回試走に向けての課題、対策案
①フロントのスラダン連動ステアを改善
ゴムリンをステーやビス等へ変更。
フロントスタビや上段ローラーの取り付け。
②リヤをリジッドバンパー化
次回試走結果次第ではあるが、リヤステアもフロントスラダンに連動させるという方法でギミックバンパーを使用しつつカーブ時にステアさせるという回避方法も検討の余地がある。
③試作フロント3DSのステアの動き調整、可動域の最適化。
次回までにそもそもアクアにするかの方向性を決めないと話にもならない。
④コース次第ではあるが、さらなる高速の速度域ではステア含め各可動部の動きも顕著になる可能性がある為、高速コース実戦レベルの速度での試走も行う。
ということで今回の試走は第一回というだけあって問題点と反省点が山積みでした。
ユニット自体に問題はあまりなさそうなのが救いですが、ステア構想自体を意味のある実用レベルにするまでにはまだまだ工夫が必要です。
私自身もステアするユニットを作ってみて初めて分かりましたが、ギミックには共通して言える「ただ動くようにしただけでは効果が無い(薄い)」
ということを痛感しました。
ちゃんと走るようにするだけでも結構かかったのに(泣)
と言っても3DS自体は動き出したばかりなので、フレキの新時代をつくる事をスローガンにまだまだ粘り強く挑戦したいと思います。
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