「かえらない」@夕方の園庭
旅するように動きまわる保育士すぅさんです。
園で、久しぶりに1人で解決できなかった、
#子どもとの関わり
#どうしよう
#こまったなぁ〜
#保育園あるある
#かえりたくない
ネタをご紹介します。
夕方、散歩に出た子どもたち。少しずつトイレやお迎えで入れ替わりになり、その後室内から砂場に合流した子もいました。
砂場遊びがゆっくりめにスタートしたわけです。
楽しく、一緒に遊びました♡
「すぅさん、これカボチャのスープ」
「おいしいよ」
「もうひとつつくるね」
とにかく語彙が増えてきたこともあり、やり取りはとっても楽しいひとときです。
されど、刻々と迫るのはお片づけをして、室内にどんどん入っていく他クラスの子どもたち。
実はわたし自身の退勤時間も迫っていて、クラスに来たヘルプの先生も、その時間が間もなくであることを知らせに来てくれたのです。
砂場遊びに没頭していたその子に
「そろそろお片付けしない?」
「お茶飲みに帰ろうか」
「そろそろお迎えだね」
「(虫さん、アリも苦手なので)そろそろ虫さんたちもお昼寝しにくるから、どうかな?」
「帰りたくないよね。まだ遊びたいよね」
いろんな言葉をかけていた(立て続けに、ではないですが)のですが、
「まだ あそぶ」
「かえらない」
の回答。首を振り振り断られ続け…挙げ句の果てには、
「すぅさん、あっち行って」
と、言われてしまったのでした。
(T ^ T)
取り付く島がなくなったので、一度場を少し離れて、室内にいた他クラスの職員にヘルプを出してみたのです。
「○パイセン(おふざけモードでお声がけしました)、△ちゃんが『かえらない』って言うんですが、この場合どうしたら…」
と。
「あら〜、こまっちゃいましたね💦誰ももういないのに」
周囲でこんな大人たちの会話を聞きつけた子どもたちが、ワラワラと集まってきて、
「どーしたの?なんでまだあそんでるの?」
「△ちゃん、砂場ですぅさんとまだ遊んでたの?え?帰りたくないの?」
と縁側から砂場にいる△ちゃんを気にかけて、みんなが視線を向けています。
砂場には△ちゃんひとり。
みんなが△ちゃんを心配して見ていてくれる。
△ちゃんは、夢中になってしゃがみこんで遊んでいた砂場から一度すぅっと立ちました。そしてまた座り込みました。
(今もう一度声掛けてみよう)
「△ちゃん、どうする?」
「かえる」
「じゃ、一緒にお片付けしようか」
砂場の道具を一緒に片付けて室内へ入りました。
そのやり取りをずっと見守ってくれたおにいさん、おねえさんたちに
「ありがとう、△ちゃんお部屋帰るって」
ともちろんお礼を伝えて。
こんな形でいろいろな人たちに助けてもらえるのも本当にありがたいことですね。