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2024年4月20日　ITパスポート試験に合格した

fliedpotato

ITパスポート試験の勉強をやっているということをつい先日の記事で書いた。

それからおよそ40日ほど経った今日、この試験を受けてきた。

結果は・・・無事合格！

試験では中々自信を持って答えを選べなかった問題も結構あり、合格の正答率である6割を超えているか、使用したコンピューターの画面の「試験終了」ボタンを押すまでは大分不安な気持ちもあったが、いざ試験結果のレポートが表示されると合格基準よりも大分余裕な結果であったので、安心している。

このITパスポートという試験、インターネットでは比較的簡単な部類の資格試験だと言われることが多い（ような気がする）。
受験者の母数も数ある資格試験の中でも毎年の受験者数は20万人から30万人と多い方であり、そしてその合格率は50%は超えているというその事実を踏まえると、確かに難関資格とは決して言えないのかもしれない。
あと、インターネットはインターネットに詳しい方々が多いので、そういった方々にとっては、ネットワーク関係の資格試験としては初歩レベルに位置する本試験はより簡単に思えてしまうのかもしれない。

しかし実際勉強を進めてみると、私のようなインターネットにそこまで詳しくなく、かつ凡人かあるいはそれ以下の頭脳レベルの人間にとっては中々簡単ではないなというのが正直な感想である。

まず範囲がとにかく広い。
使っていた参考書がおよそ550ページほどだったのだが、これぐらいの分量である。普段の読書でだってこんなページ数の小説とか新書やエッセイを読むことはない。
1回読み切るのだけでも相当気力を使い心が折れそうになるのだが、残念ながら1回読んだだけではその内容の多くを記憶できていなかったりあるいは理解できていなかったりするので、また何回か読み直すことになる。
この一連の作業がとにかくしんどい。

あと、ビジネスでよく出てくるアルファベット数文字の略語の意味を答えさせる問題が頻出なのだが、この略語の意味を覚えるのがとにかく大変だったりする。
例えば"SFA"というワードの意味を答えさせる問題があったりする。
"SFA"とは"Sales Force Automation"の略であり、「営業活動や顧客情報の管理を支援してくれるシステム」を表すワードであるのだが、"SFA"という略語と「営業活動や顧客情報の管理を支援してくれるシステム」がとにかく頭の中で結びつきづらい。
しかも、同じく"S"を頭文字とした略語は他にも色々あり、例えばSRM（Supplier Relationship Management）という「サプライヤー評価・管理のプロセスを見える化して一元管理するシステム」を意味する略語があり、こちらに関する問題も出たりする。
試験対策としてこのSRMの意味も覚えなければいけないが、同じ"S"を接頭語とした略語であってもその意味は"Sales"と"Supplier"で違うし、だからこそ覚える上ではとにかくややこしい。
こういった略語に関する問題は頻出で、しかもITパスポート試験のテキストに登場する略語はかなりの数なので、ここでもまた心が折れかけたりする。

それから、やっぱりIT関係の資格であるからか、ネットワークとかセキリュティに関する内容は素直に難しい感触。
ただ用語の意味を丸暗記するだけでは足りず、その機能が成り立つための仕組みとか原理とかをちゃんと理解していないと正答に辿り着けない問題が多い印象だった。
初めて過去問に挑戦したときも、いずれの年度もここの分野の問題は著しく正答率が低かった。
とはいえ何度か復習を繰り返すことによりこの分野の正答率も大分上がっては来る。
しかしインターネットには小学4年生の頃から今に至るまでずっと触れ続けているはずなのに、実際は自分はそこまでインターネットに詳しくないという現実を突きつけられているようで割と本気で落ち込んだ。


と、体感としては正直簡単ではなく、ちゃんと合格できるのか？という不安の気持ちも試験を受ける前までは大きかったが、本番では運にも恵まれてなんとか合格できた。
嬉しいという気持ちは当然あるが、どちらかと言えばほっとしているという気持ちの方が大きいかもしれない。


あと試験勉強を通じることで企業活動や会計、ネットワークやセキュリティなどに関する知見も大分広まった実感がある。
もっとも、普段の自分の仕事の直接の役に立つか？と言われると全くそうではないというのが正直なところではある。
でもこういった知見を仕入れることで物事の見方に対する解像度が少し上がった感覚があるし、そしてその感覚はなんだか心地の良いものであるというのは確かな実感である。そういったことの積み重ねが人生を豊かにしていくのかもしれない。
あと間接的にというか、ここで得られた知見が頭の片隅にあったからこそのひらめきみたいなものがもしかしたら後々生まれてくるかもしれない。今後の自分に乞うご期待。

ひとまずITパスポート試験に合格したということで、これからはインターネットがそれなりに得意という人間の顔（ツラ）をして生きていこうと思います(^_^)v


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