【財務分析 Vol.40】 いままでのまとめ②
すらまっぱぎ!うっちーです(@Life_is_UpToYou)
インドネシアからお送りいたします。
従来の"当たりまえ"を破壊し、新しい"当たりまえ"を作った会社を、メインモデルとして取り上げていきたいと思います。(すべてでない)
テーマは"Think Different"です。(Apple)
Vol.40 『いままでのまとめ②』
▶ビジネスカテゴリー別
・IT
IT分野の共通事項は、なんといっても原価がかからないことでしょう!資金がない中でも始めやすく、当たれば大きな儲けを得ることができるこの事業は「スキル×コンセプト」、これさえあれば今後も安定的な成長を続けいけると言えます。
またコンセプトがおもしろければ、世間に認められやすく借り入れなどもできるため、挑戦には寛大であることが多いです。
私も今後「IT×財務会計」にてどうにか始められるサービスを模索しる最中です。(プログラミングを絶賛勉強中)
~Summary~
粗利率 50%以上(ほぼ)
時流、コンセプト
・飲食
飲食業界は、回転率よりも原価のコントロールよりも、「仕組化」が投資効果を一番もたらす分野となりそうです!こうして並べてみても、コメダの経営のスマートさが顕著ですね。回転率が小さい理由は本社機能を活かしてのFC展開ですので、「資産利用と利益率」がうまいビジネスモデルとなっていると言えるでしょう。
また高付加価値志向かつ敷居を下げたターゲットはもう一工夫がないと、プラス展開できない様子がわかります。もうひと単価アップの施策と規模を鑑みた費用対策が今後の課題となりそうです。
コーヒーも粗利率めちゃいいので、コンセプト次第では、まだまだブルーオーシャンで戦えそうですね。
~Summary~
純利益率は5%程度
仕組化による効率化とブランド価値の生成
×コト消費が今後の課題
・機器販売系
私がピックアップした企業は人生に色どりをつける系の企業が多くなりました。そして半分がブランドを活かした無借金型ですね。
スノーピークはお客様により良いを追及し続け、コマツはサービスの本質をサービスとして捉え、任天堂はニューコンテンツの影響を受けたアップダウンに備える。
おこなっているビジネスと経営の想いに左右されそうなため、カテゴリーでの共通点は少なそうです。
~Summary~
コンセプト作りでどれだけファンを作れるかが重要
回転率は基本1倍以下
・小売系
利益構造がほとんど同じですね。そんな中FCをうまく活用しているところは利益率がよくなっていることがわかります。
またCFがすべて同じ「健康経営」の形をとっており、安定的な営業活動からの資金を得たうえで、それを投資活動による拡大と財務活動にて、財務体質改善や株主還元へとあて、さらに安定的な収益をあげるという「好ループを創り上げる」がミソとなりそうです。
これをつくりあげるためにどのような戦略を展開するか、が経営学の部分と繋がる部分で、色が出てくる部分となりそうです。
~Summary~
純利益率は基本4%~6%
回転率は1倍以上
健康経営で拡大と安定的な財務体質の流れ
・サービス業
これからのテーマは「コト消費」となりそうです。飲食業などもそうですが、この「コト消費」をサービスの中にどう組み込むか、そしてどう展開するか。さらには展開するにはそこに想いを載せる必要も出てきます。
多くが巨額の投資を基軸としてビジネス展開しているために、どうしても投資効率が悪くなって生きているため、”不”にアプローチした資産の活用法も一手となりそうです。KUMONのFCのような、主婦の隙間時間に先生になれるアプローチがいい例ですね。その他QBなどの鏡のある理髪店でしたら営業終了後は、ダンススタジオとして貸し出すことで資産の投資効率をあげるなどが挙げられます。
その点、リンクバルのようなイベント展開のサービス業はITに近い割高のビジネスとして今後生き残れる可能性が高く感じます。
~Summary~
固定費のかからないサービス業は強い。(ITになってくる)
投資が大きくかかる場合、純利益率10%の回収を見込む予算の策定が必要
特化型や「×コト消費」などの、見えているが見えていなかった新たなサービス展開か、記憶に残る施策が重要
固定費は活用法を考えることで、効率を高めることができる。
~まとめ~
もうちょい数値的な目線から共通点を導き出したいところですので、日々の分析を蓄積して定期的にこのようなまとめをおこなっていきたく思います!
過去の資料である財務諸表から結果を読み取り、その原因を考えみると、その企業や経営者の意思が垣間見れます。
一緒に財務の観点から物事を把握できるよう頑張りましょう!
参考
財務分析項目について下記サイトがすごく便利です!是非活用してみてください。
財務諸表ハック|各種企業財務チャート、複数社比較も簡単にできるXBRL財務分析ツール
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