【財務分析 Vol.60】 井村屋の「コンテンツブランド」

すらまっぱぎ!うっちーです(@Life_is_UpToYou)
インドネシアからお送りいたします。

従来の"当たりまえ"を破壊し、新しい"当たりまえ"を作った会社を、メインモデルとして取り上げていきたいと思います。(すべてでない)
テーマは"Think Different"です。(Apple)

今後は三部構成にて、内容展開していきます。

①ビジネスモデルを見て、その会社の裏側を理解する。

②結果の数字はどのような形になっているかを把握する。

③未来はどのようになっていくだろう、と予測してみる。


Vol.60 『井村屋グループ』
理念:「おいしい!の笑顔をつくる」
ビジネスカテゴリー:食料品

①空前のブーム

井村屋と聞いてもいまいちぱっと来ない方も、「あずきバー」と聞けばピンと来るんじゃないでしょうか。

インドネシアにも井村屋のアイスである「たいやき」があって、美味しくて夜ご飯のあとによく食べています。笑(輸入品で少し高いので抑えないといけないですね。。)

▶販売モデル

2011年にGoogleが購買行動モデルとして提唱した「ZMOT」をフル活用している。情報が溢れ、買い手より売り手が多い昨今の世の中だからこそ、どう世に触れられる情報として送り出すか、が重要度を占めていくことがわかる。

あずきバーはTwitterを有効活用し、マーケティングをひろめた。

※ZMOTモデルとは、消費者は「刺激→購買→体験」の3つのステップではなく、「刺激→情報収集→購買→体験」の4つのステップで行動するというモデル

▶大SNS時代

あずきバーの事例をとってみても、いまの時代はSNSをいかに有効活用できるか。が会社にとって最も成否をわけるポイントになると言えるのかもしれない。

YouTubeを取ってみても、それを本職としているYouTuberという職業もあるが、うまくアテンションするような活用している会社や人もいます。

私はレペゼン地球が好きなんですが、彼らもYouTube広告からの利益はなく、DJとしての集客活動の一環として、また彼らの音楽をしってもらうために投稿を続けています。いかれている集団に見えて、頭が良く戦略を打っているところに惹かれています。笑

「ある意味注目された者勝ち」という側面があり、今後の”当たり前”として形を成していくように思えます。

(コンプライアンスが追いついてきて、段々と飽和していく可能性もありますが)

YouTubeは一例で、インスタやFacebookなども活用性が問われる。

時代の流れの理解と、変化に対応できる組織体や戦略性を持てるかが本当に重要だなと感じる常日頃です。

②③井村屋の財務分析

画像1


収益性 ★★
安全性 ★★
生産性 ★★
成長性 ★★

踏ん張り時に差し掛かってきている様子が伺えます。2016年からコツコツと積み重ねてきた収益も2020年には減少しています。原価比率がかわっていないことからも、営業戦略にコテいれを始めている可能性も推察できますね。

安全性についても固定資産による生産過程があることから、比率は偏りがちではあります。しかしそれを考慮にいれなくても、少し危なくなってきているように思えます。(ビジネス理解がすこし足りないなので、確かではないですが。)

運転資本回転率をあげて、回収と返済に充てているが、将来的には再び借り入れをおこないながら再度財務基盤は固めていくことになるであろう。。

スリム化と効率化が今後の課題となっていくと考えます。

マレーシア工場設立等のニュースを目にしているため、海外工場拠点が生産コスト減などにつなげる狙いがあるのかもしれない・・・


過去の資料である財務諸表から結果を読み取り、その原因を考えみると、その企業や経営者の意思が垣間見れます。

一緒に財務の観点から物事を把握できるよう頑張りましょう!


参考
財務分析項目について下記サイトがすごく便利です!是非活用してみてください。

財務諸表ハック|各種企業財務チャート、複数社比較も簡単にできるXBRL財務分析ツール
財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。
www.tukuttemiru.biz


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