【財務分析 Vol.55】 ゼンショーホールディングスの「拡大戦略」
すらまっぱぎ!うっちーです(@Life_is_UpToYou)
インドネシアからお送りいたします。
従来の"当たりまえ"を破壊し、新しい"当たりまえ"を作った会社を、メインモデルとして取り上げていきたいと思います。(すべてでない)
テーマは"Think Different"です。(Apple)
今後は三部構成にて、内容展開していきます。
①ビジネスモデルを見て、その会社の裏側を理解する。
②結果の数字はどのような形になっているかを把握する。
③未来はどのようになっていくだろう、と予測してみる。
Vol.55 『ゼンショーホールディングス』
理念:「世界から飢餓と貧困を撲滅する」
ビジネスカテゴリー:サービス業
①ゼンショーホールディングスとは
ぱっと会社名を聞いただけでは、何の会社だろうか?となるかと思います。
ゼンショーホールディングスは、「すき家」を展開している会社です!!
インドネシアにもありますが、あまりまだ人気でなくどっちかというと「吉野家」はすごく人気ですね。(実際どっちも食べましたが、差は割と歴然)
日本では、どっちにも色がありますし、私は二社なら「すき家」が好きでした。笑
そんなゼンショーホールディングスは実は、すき家以外にも参加に収めていて「なか卯」や「ココス」といった外食店も展開しています。
どうでしょう。どういったビジネス展開か予測できますか??
▶オペレーションでの強み
多くの他社が展開しているようなサプライチェーンの統一化。
ゼンショーホールディングスでは、MMDという自社にて構築していることで原材料調達から販売、サービスまでを一貫しておこなっている。
これにより効率性や生産性、また品質の向上など様々な効果を生み出しています。
②ゼンショーホールディングスの財務分析
収益性 ★★★★
安全性 ★★
生産性 ★★★★★
成長性 ★★★
単純な財務的視点から見ると、安全性に少し懸念点があるようにも思えます。流動比率の偏りと、それに伴った固定比率の偏りがありますので、、。
さらに現預金は月商の2分の1。。。
また圧倒的固定負債の比率の大きさからと、有利子負債の大きさもその辺がわかると思います。(図表がその辺うまく反映できてなくてすみません。。。)
ただこの理由は、①での多店舗展開と紐づいていそうですね。固定資産の中に「のれん」などの無形資産が大きく占めていることも併せて考えてみると、「M&A」の投資にて規模にフォーカスして大きくしてきたんだということが予測できると思います。
利益率の改善からも、今後より安全経営に向かっていくのではないかと考えることができます。
③未来の数字を作ってみる
今の世の中、飲食店は特に読めない状況が続いていますが「食」ビジネスは、そこにお腹が空いている人がいる限り終ることはありません。
色々加味してみたうえで、利益率は同率にて向こう五年間進む形にしてみました。
これからは拡大から、集中へと変わってくるフェーズかとも思うので、そんな中でどのように「次なる投資」へ向けるかが、経営の成否を分ける大きな意思決定へと変わっていくでしょう。
過去の資料である財務諸表から結果を読み取り、その原因を考えみると、その企業や経営者の意思が垣間見れます。
一緒に財務の観点から物事を把握できるよう頑張りましょう!
参考
財務分析項目について下記サイトがすごく便利です!是非活用してみてください。
財務諸表ハック|各種企業財務チャート、複数社比較も簡単にできるXBRL財務分析ツール
財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。
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