【財務分析 Vol.47】 ドン・キホーテの「破壊ビジネス」
すらまっぱぎ!うっちーです(@Life_is_UpToYou)
インドネシアからお送りいたします。
従来の"当たりまえ"を破壊し、新しい"当たりまえ"を作った会社を、メインモデルとして取り上げていきたいと思います。(すべてでない)
テーマは"Think Different"です。(Apple)
今後は三部構成にて、内容展開していきます。
①ビジネスモデルを見て、その会社の裏側を理解する。
②結果の数字はどのような形になっているかを把握する。
③未来はどのようになっていくだろう、と予測してみる。
Vol.47 『パン・パシフィック・インターナショナル』
原理:「お客様最優先主義」
ビジネスカテゴリー:小売
①激安の殿堂
今回は私の好きなフレーズでもある「激安の殿堂」ドン・キホーテです。近所に一店舗あったら安心感半端じゃないですよね。(昔は結構ヤンキーのたまり場となりがちだったんで、危ない感じもありましたが)
「安いしなんでも売ってる」という、それは向かうところ敵なし状態を作っているドン・キホーテ。それはあらゆる”当たり前”を破壊してきたからこそ、実現できていると言える。
・破壊その一「価格」
激安の秘密は多くの工夫からなされている。価格破壊を可能にしている理由もいくつかある。
例えば、家電製品は自社開発から製造まで自社内で一括しておこなっているために安価での販売が可能となる。そしてそのラインナップをそろえることで、「ドンキに行けば一括で家電を買い揃えることができる。」という心理状態に持ち込み、大量買いを促すことで、さらなる安価も可能としている。(実際私が一人暮らしを始めたときもほとんどドンキで揃えました。笑)
・破壊その二「陳列」
スーパーと言えば、きれいな陳列。ドンキと言えば、圧倒的迫力。
この圧倒的な商量を漏れなく展開することで、お客様にワクワク感を与えている。はたから写真で見ると、ジャングルかのような迫力です。さらに自然と商品に触れる機会が多くなるために、なにか買ってしまったり、想定外のものをプラスアルファしてしまったりする。
そしてその商品群にはしっかりと意味付けがされてあり、仕入もPOSデータなどを活用した分析を基におこなっている。
・破壊その三「食料品の販売」
食料品は賞味期限の残りが三分の一を切ったものは販売しないという暗黙のルールがある。そしてそんな暗黙の”当たり前”をぶち壊しました。また弁当などの激安はグループ会社内のシナジーを活用したスケールメリット+店頭調理などをおこなうことで、そのコストの大幅な削減に努めている。
”当たり前”の破壊と創造、そしてその裏に隠される多大なる工夫を垣間見ると、その凄さを実感できる。まさにドン・キホーテ。。。
②ドンキの財務分析
収益性 ★★★★
安全性 ★★★★
生産性 ★★★★
成長性 ★★★★
ぐいぐい来てますね!企業としての規模を大きくしながら、その利益率を保ち続けている様子を見て取ると、ビジネスモデルが確立していることがわかります。
なにより私が好感を持っているのは、CFです。
常に”攻め型”となっている、まさに「ガンガンいこうぜ!」状態。破壊者の名の通りの経営スタイルをとっていることがわかり、これを見たときすごい感動的な衝撃を受けました。笑
これからも”当たり前”を破壊しながら楽しませてくれることに期待しています。
レバレッジを効かせて、株主還元も増やしていますね!
今回も短くて恐縮です!
過去の資料である財務諸表から結果を読み取り、その原因を考えみると、その企業や経営者の意思が垣間見れます。
一緒に財務の観点から物事を把握できるよう頑張りましょう!
参考
財務分析項目について下記サイトがすごく便利です!是非活用してみてください。
財務諸表ハック|各種企業財務チャート、複数社比較も簡単にできるXBRL財務分析ツール
財務諸表ハックは、XBRLをベースに企業財務情報を財務分析チャート、帳票に展開するWebアプリです。
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